足通谷（あしつうこく）のツボはめまいや鼻血に効く！効果や場所を解説！

ツボの通谷は足通谷（あしつうこく）と腹通谷（はらつうこく）があり、この記事では足通谷の効果や場所について解説します。東洋医学では「通」は通り過ぎること、「谷」は凹みを意味します。足の経気が通りすぎる部分のため、足通谷と呼ばれるようになりました。

足通谷のツボは、主に体の後ろ側の痛みに効果的です。特に効果的といわれるのは、以下のような症状です。

後頚部や後背部が緊張して動脈が圧迫されると、血流が滞って痛みの原因に繋がります。足通谷を刺激することで筋緊張が緩和され、症状が軽減されるといわれているのです。

また、足通谷は突発的な痛みに効果的なツボで、こむら返りやぎっくり腰の軽減に押すのも効果的です。鼻血にも効果はあるとされていますが、押しても効果がない場合や大量に出血する場合は、重大な病気になっている可能性もあるため、病院を受診することをおすすめします。

通谷（つうこく）のツボの場所を説明します。頭痛や首のこりは悩む人が多いため、ツボの位置を知っておくことで痛いときにすぐに対処できます。

足通谷の場所は、足の小指の外側の付け根部分にあります。基本的に、ツボは左右対称にあるため、足通谷も左右の足にあります。

足通谷の見つけ方は、足の小指の関節部分から指先に向かって触っていきます。指の付け根部分の凹みが足通谷です。人によっては骨が親指側に曲がっていてわかりにくいことがありますが、少しずつ優しく押して、窪んでいるところを見つけてください。

足通谷（あしつうこく）の押し方やコツを紹介します。

足通谷は親指と人差し指で小指を挟むように圧迫すると、ツボに刺激が入りやすくなります。3秒から5秒ツボを押して離す行為を数回繰り返し、両足とも刺激してください。腰痛などで前かがみになれないほど痛い場合は、無理せず安静に過ごしましょう。

足通谷を押すと痛いときの原因は何なのでしょうか。普段は自覚がなくても重要な病気が隠れている可能性があるため、当てはまったら注意しておきましょう。

足通谷を押して痛いとき考えられる原因は、以下のとおりです。

足通谷は足の小指の付け根にあるため、関節に関する病気になっている可能性があります。また、内反小趾は足の骨が曲がってしまい、酷いときには歩けなくなることもあります。パンプスなど先の細い靴を履く女性だけではなく、男性にも見られる症状です。

関節リュウマチは免疫の異常によって痛みや腫れが生じる病気ですが、原因は良くわかっていません。

足通谷を押して痛みがあり、病院を受診する場合には、整形外科を受診しましょう。受診する目安は以下のとおりです。

マッサージやストレッチなどのセルフケアを行っても痛みが改善しない場合は、重度の内反小趾や骨折の可能性があります。もし、骨が曲がっていないのに通谷に痛みを感じるときは、内臓の病気にかかっていることも考えられます。

通谷周辺以外に足の甲やアキレス腱の付け根にも痛みを感じる場合には痛風の症状に近いため、内科を受診しましょう。

パソコンやスマホを使うことが多い現代では、頭痛や首の痛みに悩む人が多くいます。通谷の場所や押し方を知っておくことで隙間時間に痛みを軽減することができるので、継続的にツボ押しを続けていくことをおすすめします。

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