タイ古式マッサージの翌日の痛みは好転反応？揉み返し？症状を【体験談】と一緒に紹介

無形文化遺産にも登録されているタイ古式マッサージは、ストレッチや指圧、整体などの流れをくむタイの伝統医学の1つです。タイ古式マッサージを受けた後には、好転反応や揉み返しによる体の不調を感じることがあります。

しかし、タイ古式マッサージの翌日に体に現れている不調が好転反応なのか、揉み返しなのかは見分けがつきにくいのです。そもそも、好転反応や揉み返しは、どんなときに現れるのでしょうか。

厚生労働省は科学的な根拠はないと明示していますが、好転反応は体が回復するときに起きることが多いといわれています。タイ古式マッサージを受けると、リンパや酸素の流れがよくなり、デトックス機能が高まります。

老廃物や毒素が排出される前に、身体中を駆け巡ることで好転反応が起きると考えられているのです。好転反応は体が正常に戻るポジティブなサインともいえるでしょう。

タイ古式マッサージを受けた後に筋肉痛のような痛みがある場合は、揉み返しの可能性があります。揉み返しは、筋肉が傷つき、炎症が起きている状態です。

施術方法が誤っていたり、マッサージを受ける側が慣れていなかったりすることが原因で揉み返しが起こることが多いといわれています。

タイ古式マッサージ後の不調が、好転反応なのか、揉み返しなのかを見極める方法はあるのでしょうか。ここでは、症状が現れる範囲や期間をもとに、好転反応と揉み返しを見極めるポイントを解説します。

全体的に不調なら好転反応の可能性があります。タイ古式マッサージを受けると、全身に流れている血液やリンパの流れがよくなり、老廃物・毒素は排出されやすくなります。このときに、老廃物などが体中を駆け巡ることで、全身に不調が現れるといわれているのです。

揉み返しの場合は、肩や背中など施術を行った場所の筋肉の炎症によって症状が現れることがほとんどです。そのため、体の部分的な不調なら、揉み返しの可能性が高いといえるでしょう。

タイ古式マッサージを受けた後に、体の不調が続くのが3日以内であれば、好転反応であることが多いといわれています。

もし、タイ古式マッサージの施術後に筋肉痛のような体の不調が3日以上続く場合には、揉み返しの可能性があります。揉み返しは筋肉の繊維が傷ついている状態のため、回復までに時間がかかることが多いのです。

タイ古式マッサージの翌日に起きる好転反応は、どんな特徴があるのでしょうか。ここからは、タイ古式マッサージ後の好転反応の特徴と対処法をくわしく解説します。

タイ古式マッサージ後の好転反応の代表的な症状は以下です。

タイ古式マッサージの翌日には、倦怠感や体の火照り、発熱などの好転反応が起きることがあります。タイ古式マッサージのストレッチ・指圧によって肩や背中などの凝りを感じられなくなり、すっきりはするものの、何かしらの好転反応が出る人が多いようです。

タイ古式マッサージを受けた翌日に好転反応が現れた場合には、体を休めるのが最適な対処法です。また、毒素や老廃物の排出を促すために、水分補給をするのもおすすめです。

ただし、体を冷やすと血液やリンパの流れが滞ってしまい、老廃物が排出されにくくなります。体を冷やさないように、白湯などで水分補給をしましょう。

タイ古式マッサージを受けて揉み返しが起きたときの特徴と対処法を解説します。揉み返しの代表的な症状を確認して「自分の症状は揉み返しかも」と思ったら、きちんと対処をしましょう。

タイ古式マッサージ後の揉み返しの代表的な症状は以下です。

タイ古式マッサージの翌日に現れる揉み返しの症状にも個人差があります。ほとんどの場合は、肩や背中などが筋肉痛のように痛い、凝りがひどいという症状が現れます。なかには、施術を受けた場所が痛いだけではなく、腫れる人もいるようです。

タイ古式マッサージによるストレッチや指圧などの施術を受けて揉み返しが起きたときには、まずは患部を冷やしましょう。揉み返しは筋肉が炎症している状態なので、氷を入れたビニール袋や保冷剤などをタオルで包んで、患部を5～10分ほど冷やしてください。

また、筋肉が傷ついて炎症が起きているときに、筋繊維が伸びる運動やストレッチをすると悪化する可能性があります。そして、飲酒は血行をよくするため、炎症部分の血行もよくなって痛みが増すこともあります。

タイ古式マッサージによる揉み返しがあるときは、運動やストレッチ、飲酒は控えるのがおすすめです。

タイ古式マッサージの施術後の過ごし方を紹介します。好転反応や揉み返しの症状の有無に関わらず、少しでも施術効果を高めるために、施術後の過ごし方を参考にしてください。

タイ古式マッサージの施術後は、できるだけ安静に過ごすのがおすすめです。施術後はマッサージによって心身共にリラックスしている状態です。自宅に帰ってからも、ゆっくり過ごしてリラックスできる時間を作ると、疲労回復の効果をさらに期待できます。

そして、激しい運動やストレッチなどはできるだけ控えて、患部を刺激しないようにしましょう。

タイ古式マッサージの施術後に、いつまでも症状が治らない場合には、誤った施術による事故やほかの病気の可能性もあります。肩や背中の凝り、痛いなどの不調が3日以上続いたり、違和感があったりする場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

タイ古式マッサージによる好転反応と揉み返しの症状は、どちらか見極めるのが難しいこともあります。もし、タイ古式マッサージの施術を受けた翌日に、体が痛いと感じたら、できるだけ安静にしましょう。

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