リンパマッサージの翌日にだるい・眠いのは好転反応？対処法や揉み返しとの違いも

リンパマッサージは自律神経を整える効果が期待できると言われています。しかし、リンパマッサージを受けた直後や翌日に「だるい・眠い」と感じたことはありませんか。リンパマッサージ直後や翌日に、なぜ「だるい・眠い」と感じるのでしょうか。

リンパマッサージを受けた直後や翌日に「だるい」「ボーっとする」「眠い」と感じる原因は、好転反応の1つである「弛緩反応」の可能性が高いです。好転反応とは、体が正常な状態に戻る際に一時的に発生する「反応」のことです。弛緩反応であれば痛みは感じません。

寝不足や疲れが溜まっているとき、自律神経が乱れているときにリンパマッサージを受けると、好転反応が起こりやすいです。

リンパマッサージ後に「だるい」と感じる原因である好転反応とは、なぜ起こるのでしょうか。好転反応が起こる原因と主な症状を紹介します。

リンパマッサージを行うことで、リンパや血行の流れが促進されます（※1）。血行などの流れがよくなると、体内にたまっている老廃物が排出され、疲労物質が全身に広がります。そのため、リンパマッサージを受けた後に「だるい」「眠い」と感じるのです。

リンパマッサージで滞っていたリンパが流れる、血行が促進される、筋肉がほぐれることで、一時的に毒素や要廃物が体中を巡って起こります。このデトックスによって、自律神経に影響を与えたり、マッサージ直後や翌日にだるさや眠気、疲れを感じたりすることがあるのです。

「だるい」「眠い」症状が続くと「揉み返しでは？」と不安になる人もいるかもしれません。好転反応は多くの場合、2〜3日経過すればおさまる。

リンパマッサージ後「だるい」などの症状は、身体が正常な状態へ戻ろうとする反応です。しかし、ひどい疲労感や眠気に悩む場合はどのように対処すればいいのでしょうか。

リンパマッサージを受けた後は、水分をたくさんとりましょう。水分をとることで、だるさの原因となっている老廃物の排出がスムーズになります。

リンパマッサージ後に眠気がひどいは、体の要求に従って十分な睡眠をとりましょう。

リンパマッサージを受けた後は、ゆっくりと入浴しましょう。入浴することで、リンパや血行の流れが促進されて体内にたまっている老廃物が排出されやすくなるためです。

また、入浴することで、身体をリラックスさせることができるため、だるさや眠気を感じにくくなることもあります。自律神経にもよい効果を与えます。

好転反応であれば、1〜3日ほどで症状はおさまります。しかし、症状が3日以上続いたり、激しい痛みを感じたりする場合は、医療機関を受診しましょう。悩まされている症状がリンパマッサージによる好転反応ではなく、病気が原因である可能性も考えられるからです。

揉み返しと好転反応の違いは、症状が続く期間です。好転反応の場合は2〜3日後には症状がおさまります。一方で、揉み返しの場合は、マッサージによって筋膜や筋肉繊維を傷つけてしまっているため、痛みが3日以上続く可能性があります。

揉み返しの症状としては、施術を受けた部位の痛みやだるさ、吐き気や頭痛が挙げられます。通常2～4日ほどで症状はおさまりますが、症状がひどい場合は1週間以上続くこともあるでしょう。

好転反応は正常な反応ですが、久しぶりにマッサージを受けるときや老廃物が溜まっているときに起こりやすく、ひどい疲労感や眠気の症状に悩む人もいるでしょう。リンパマッサージを受けた後は、安静にしてしっかりと体を休めましょう。

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