マッサージ後の寒気は好転反応のサイン！原因・対処法やいつまで続くか解説

整体やマッサージ、鍼やヨガをした後に寒気を感じた経験はありませんか。整体やマッサージを受けた後に起こる寒気は「好転反応」の可能性があります。東洋医学で好転反応は、自己回復の過程で起こる反応とされています。

好転反応は一時的な反応であり、弛緩反応、過敏反応、排泄反応、回復反応という4つの段階にわかれて現れます。

弛緩反応として一時的に寒気を感じることがあります。マッサージによって血行の流れが良くなり老廃物のデトックスが促されると、身体が元の状態に戻ろうとして寒気が生じるのです。寒気以外にも疲労感や倦怠感、発熱することもあります。

厚生労働省は「好転反応には科学的根拠はない」と明示していますが、マッサージなどの施術後に一時的に体調を崩す人は多いといわれています。

また、好転反応について「ネガティブな要素（老廃物など）をデトックスするために起こる」というスピリチュアルな意味として捉える人もいるかもしれません。しかし、マッサージで血行がよくなった後に起こる一時的な症状だと捉えるのが妥当でしょう。

疲れが溜まっている人ほど、好転反応の症状を感じやすいといわれています。自律神経の乱れ、薬の服用状況、生活習慣などの要因から寒気の起こりやすさには個人差があるのです。

マッサージ後に起こった寒気が好転反応である場合、そのほかにどんな症状があるのでしょうか。ここでは、マッサージ後に起こる好転反応の特徴や寒気以外の症状、治まるまでの期間を解説します。

回復へと向かう好転反応には弛緩反応、過敏反応、排泄反応、回復反応の4つの段階があり、それぞれで症状は異なります。そもそも好転反応が起こる原因は、整体やリンパマッサージによって血行が良くなり、体内の老廃物が体外へ排出しようとするためだと考えられています。

好転反応には段階によってさまざまな症状が起こりますが、弛緩反応では主に寒気や発熱、疲労感や倦怠感を感じることが多いといわれています。

好転反応による症状が治まるまでの期間は、2〜3日程度が目安です。回復が早い人だと、整体やマッサージを受けた直後に症状が現われ、翌日には治まることもあります。（※1）

個人差があるものの、寒気などの症状が長く続く場合は、マッサージによる好転反応ではない可能性があります。

マッサージ後に寒気を感じた場合、どのような対処をすればいいのでしょうか。寒気などの症状も早く解消するためにも正しい対処法を覚えておきましょう。

まずは安静にしてしっかりと身体を休めましょう。好転反応では寒気のほかにも、倦怠感や疲労感などを感じる場合もあります。どんな症状が起きても無理をして動くと回復が遅れてしまいます。身体がつらいときは無理をしないで休みましょう。

湯船につかると血行がよくなり、老廃物がデトックスされやすくなります。老廃物のデトックスを促すことで、好転反応による体調の不調も早くに解消することができるでしょう。

寒気を感じるときは温かい飲み物を飲んで、身体を温めましょう。特に血行を促し、体を温める作用身体を温める作用が期待できるココアや生姜湯がおすすめです。

好転反応は、身体が元に戻ろうとする過程で起こる、一時的な反応です。しかし、中にはつらいと感じる症状もあります。マッサージ後に寒気などのつらい症状に悩んだ場合は、休息をとって回復を待ちましょう。

また、寒気などの症状が長く続く場合は、マッサージによる好転反応ではない可能性があります。自己判断で我慢せず、病院を受診しましょう。

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