マッサージ後に頭痛や吐き気が続く原因は好転反応?揉み返し?対処法を解説!

マッサージ後に頭痛や吐き気を経験したことはありませんか。頭痛や吐き気の症状が続く場合、好転反応や揉み返しが原因の可能性があります。この記事では、マッサージ後に起こる頭痛や吐き気の対処法について紹介するので参考にしてください。

目次

  1. マッサージ後の頭痛の原因は?
  2. 好転反応
  3. 揉み返し
  4. マッサージ後の頭痛の原因①好転反応
  5. 原因は血行促進によるデトックス
  6. 症状は頭痛・体のだるさ
  7. 目安は3~4日
  8. マッサージ後の頭痛の原因②揉み返し
  9. 原因は筋肉の過緊張
  10. 症状は、頭痛・筋肉のこわばり
  11. 3日以上続くことも
  12. マッサージ後の頭痛の対処法は?
  13. 安静にする
  14. 痛みのある周辺筋肉を冷やす
  15. ロキソニンなど鎮痛剤を服用する
  16. マッサージ後の頭痛の時にやってはいけないことは?
  17. 周辺筋肉や体を温める
  18. 立て続けにマッサージやストレッチを行う
  19. お酒を飲む

マッサージ後の頭痛の原因は?

マッサージの直後や翌日に頭痛や吐き気の症状がみられる場合、好転反応や揉み返しが原因といわれています。ここでは、好転反応と揉み返しとはどのような症状なのか詳しく解説します。

好転反応

好転反応とは、歪みや筋肉疲労を起こしていた身体がマッサージやエステによって、正常な状態へ戻ろうとする反応のことをいいます。

好転反応の主な症状は、眠気や頭痛、全身の重だるさなど症状はさまざまで、施術直後から翌日にかけて症状が現れます。(※1)

揉み返し

揉み返しとは、整体やマッサージの施術時に強すぎる力加減や無理な姿勢が原因で筋肉や筋膜が損傷し、炎症を起こした状態をいいます。揉み返しは、施術箇所の痛みや筋肉のこわばり、頭痛や吐き気の症状が現れるのが特徴です。

マッサージ後の頭痛の原因①好転反応

マッサージの後の頭痛や吐き気の原因は大きく分けて好転反応と揉み返しが原因ですが、それぞれどのような症状や原因が考えらるのでしょうか。まずは、好転反応について詳しく解説します。

原因は血行促進によるデトックス

マッサージやエステで筋肉がほぐれ、血行が良くなると血液と一緒に老廃物である疲労物質も流れ、デトックス効果が高まります。疲労物質を外に排出しようとするはたらきが生じて、頭痛や吐き気全身の疲労感といった症状となってあらわれるのです。

症状は頭痛・体のだるさ

好転反応の症状
  • 偏頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 倦怠感
  • 目やに

好転反応でみられる主な症状には、偏頭痛や吐き気、倦怠感などがあります。偏頭痛はいままで凝りで血行が悪くなっていた首や背中といった頭部に近い部分の血行が促進されることで、急激に血液が頭部に流れることが原因です。

揉み返しとは違い、筋肉の痛みや凝りのようにピンポイントの痛みで現れることは少なく、倦怠感や眠気など全身の不調となって表れるのも好転反応の症状の特徴です。

目安は3~4日

好転反応は、早い人だとマッサージやエステを受けた直後から翌日にかけて起こることが多い反応です。3~4日程度で症状が治まり、すっきりとした感覚に戻るといわれています。

マッサージ後の頭痛の原因②揉み返し

マッサージを受けた直後や翌日に出る頭痛が揉み返しが原因だった場合、何が原因で症状が現れるのでしょうか。ここでは揉み返しの原因や症状について詳しく解説します。

原因は筋肉の過緊張

マッサージを受けて揉み返しがおきる原因はさまざまですが、多くは筋肉が過緊張の状態にあり、人の手によって急な刺激を受けることで筋肉や筋膜が傷つき、炎症を起こすことが原因といわれています。

そのほか、施術者の技量不足によって力加減や施術箇所の見極めができていなく、筋肉を傷つけてしまう場合もあるのです。

症状は、頭痛・筋肉のこわばり

揉み返しの症状
  • マッサージした部分が痛い
  • 偏頭痛
  • 吐き気
  • 施術した周辺の筋肉が凝っている

好転反応の症状と大きく違うのは、施術した部分や周辺の筋肉に痛みが出るということです。揉み返しは、筋肉や筋膜の損傷によって痛みが生じていることが多いため、施術を受けた箇所が凝っている、動かすとズキズキとした痛みを感じることがあります。

3日以上続くことも

揉み返しは筋肉や筋膜の損傷具合によって回復期間が異なりますが、痛みが強い場合、1週間たっても痛みが引かない、青アザになってしまうことがあります。痛みが長く続くようであれば、放っておかずに医療機関を受診しましょう。

マッサージ後の頭痛の対処法は?

マッサージを受けた後に頭痛や吐き気が起こってしまった際は、何に気をつければよいのでしょうか。マッサージ後の頭痛の対処法について3つ紹介します。

安静にする

マッサージを受けた後に頭痛や吐き気の症状が出た場合は、まずは無理に動くことはせず、安静にして過ごしましょう。特に、背中や首の揉み返しで頭痛が出た場合、無理に動かすことによってより筋肉を傷つけてしまう可能性があります。

こまめな水分補給で老廃物の排出を促しながらゆったり過ごすことを心がけましょう。

痛みのある周辺筋肉を冷やす

揉み返しで首や背中の筋肉が炎症をおこし、頭痛や吐き気の症状が出ている場合、炎症を起こしている筋肉周辺のアイシングをすることが重要です。氷のうや保冷剤などで、10分程度患部を冷やしましょう。

ロキソニンなど鎮痛剤を服用する

揉み返しによる頭痛を止めたい場合、ロキソニンなどの鎮痛剤も有効です。ロキソニンには、解熱鎮痛や抗炎症効果があります。ただし、あくまでも一時的な痛みの緩和のために使用しましょう。どの症状に対して効果が期待できるのか理解したうえで服用してください。

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マッサージ後の頭痛の時にやってはいけないことは?

マッサージ後に偏頭痛が起きた場合にやってはいけないことを3つ紹介します。頭痛が起きた場合の対処法とあわせて覚えておきましょう。

周辺筋肉や体を温める

頭痛は、血行が急激に改善されることによって起きている症状のため、首や背中の筋肉を温めてしまうとさらに血行を促進させて痛みが悪化する可能性があります。また、炎症部分を温めることも痛みを誘発する原因となるため、控えましょう。

立て続けにマッサージやストレッチを行う

筋肉が炎症を起こしている状態でさらにマッサージやストレッチを行うと、さらに損傷を大きくしてしまう可能性があります。また、血行も促進してしまうため、いつまでも痛みが引かないだけでなく、悪化させてしまう恐れがあるのです。

マッサージやストレッチは炎症や痛みが引いてきたころから徐々に再開していきましょう。

お酒を飲む

揉み返しによって頭痛がおきている場合、飲酒も控えましょう。お酒を飲むとアルコールを分解するために肝臓に負担がかかり、筋肉の修復を妨げてしまうのです。アルコールを摂取することで体が温まるため、炎症を起こしている部分がさらに悪化する可能性もあります。

マッサージ後の頭痛時はゆっくり体を休めよう

マッサージ後におこる頭痛の原因は、好転反応といった体にいい影響のある反応と、揉み返しといったケガにつながる反応の2種類が考えられます。どちらであっても、頭痛が起こった場合は、無理をせず水分補給をこまめにしながらゆっくりと体を休めましょう。

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