リンパマッサージが痛い理由5選|リンパの詰まりは嘘?施術者のスキル不足が原因?
リンパマッサージが痛いのはリンパが詰まっているからでしょうか?老廃物が詰まっているからでしょうか?この記事では、リンパマッサージを受けて痛い時の理由5選をを紹介します。【首・脇の下・足】などの部位別の痛みの原因も紹介するので、参考にして下さい。
目次
本来のリンパマッサージは痛くない!
免疫力が高まるといわれているリンパマッサージですが、施術院でリンパマッサージや医療用リンパマッサージ(リンパドレナージュ)を受けた時、痛いと感じた経験はありませんか。実は、本来のリンパマッサージは痛くありません。
「痛いのはリンパの詰まりが原因」は嘘
リンパマッサージを受けて、「リンパが詰まっているから痛みが出る」といわれた経験がある人もいることでしょう。しかし、リンパの詰まりが痛みの原因というのは正しい解釈とはいえません。
老廃物が滞るとマッサージをしたときに痛みを感じやすいといわれていますが、リンパの詰まりが痛みの直接の原因とは考えにくいでしょう。リンパ管を流れる免疫細胞や老廃物は、約半日かけてゆっくりとリンパ管を流れます。
リンパは血液と同じく免疫細胞を運び、老廃物を排出させる働きをもつ体液です。筋肉の中を流れる深部リンパの老廃物を排出するパワーは、浅いリンパの10倍もあるといわれています。深部リンパのマッサージは痛みが出やすくても効果があると思われがちなのです。
皮膚をさすられて気持ちいい位が正常
本来のリンパマッサージは、皮膚をさすられて気持ちいい位が正常です。強い圧をかけなくても、なでる程度の圧で体液の循環が促進され、体の不調が解消されます。免疫力アップの効果も期待できます。
鈴木里美先生
セラピスト
リンパ管は毛細血管間で回収出来なかった分子の大きい液体を回収するため、物質交換しやすい構造になっていて管の壁は薄く、静脈より細いのが特徴です。周りの筋肉と呼吸による圧力、マッサージなどの外的圧力により流れが促進されますが、特徴から解る通りさほど強い圧力はいりません。
リンパマッサージが痛い理由5選
「リンパマッサージ(リンパドレナージュ)は痛いもの」と思っている人も少なくないでしょう。リンパマッサージが痛い理由を5つ紹介します。
①揉み返し(好転反応)が起きているから
リンパマッサージが痛い理由は、揉み返し(好転反応)が起きている可能性が挙げられます。マッサージで血流がよくなると滞留していた老廃物が一気に流れ、さまざまな細胞に栄養が行き渡ります。
栄養が行き渡った神経細胞が正常に働き出すと、施術翌日に身体がだるくなったり、筋肉や関節が痛んだりするのが揉み返しです。
②老廃物が詰まっているから
老廃物が詰まっていることも、リンパマッサージが痛い理由です。老廃物の詰まりにより血流が悪くなり、リンパ付近の筋肉が固まった状態になります。そのため、マッサージすると痛みが生じることがあります。
鈴木里美先生
セラピスト
老廃物の排泄がうまくいかないと、滞留したままの老廃物は脂肪細胞に巻きつきセルライトを形成します。セルライトで覆われた脂肪細胞同士の間を通る血管、リンパ管や神経は圧迫された状態になることから施術で神経が刺激を受け、痛みとして感じる可能性も考えられます。
③深部のリンパを刺激しているから
リンパマッサージで痛みを感じる場合、深部リンパを刺激していることが原因の一つと考えられます。深部リンパは筋肉の中に隠れているため、深部リンパを刺激するには力を強めにしてマッサージを行っていきます。そのため、痛みを感じやすいのです。
④施術者のスキルが不足しているから
施術者のスキルが不足していることも、リンパマッサージで痛いと感じる原因です。リンパマッサージは法的な資格制度がないため、施術者の技術レベルに差があります。特に深部リンパのマッサージでは、施術者のスキルにより痛みを強く感じる場合があるのです。
⑤体調のコンディションが悪いから
リンパマッサージが痛い原因には、体調のコンディションが悪いことも挙げられます。寝不足や疲労、不安・倦怠感、孤独感などストレスを抱えた状態だと、痛みを感じやすいといわれています。
【部位別】リンパマッサージが痛い理由は?
リンパマッサージが痛い理由は、部位によって違います。それぞれの理由について詳しく解説します。
【首】のリンパマッサージ
首のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)が痛い理由は、耳の後ろの部分から鎖骨の内側につながっている筋肉(胸鎖乳突筋)が凝っているからです。
重い頭部を支え、首を動かす働きをしている胸鎖乳突筋は長時間の下を向く姿勢や猫背などから硬くなります。胸鎖乳突筋の凝りからリンパも滞り、首を動かすのがつらくなるのです。首や肩の凝りや痛みにもつながり、顔のむくみやたるみの原因にもなります。
【顔】のリンパマッサージ
顔のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)が痛い理由は、顔の筋肉が硬くなっているからです。そのため、顔のリンパマッサージをすると痛みが生じます。会話の数が減る、笑う機会が少なくなるなど、顔の筋肉が使われなくなると、徐々に顔に凝りが生じてしまいます。
顔の凝りを放置していると表情が変わらなくなり、周りから不機嫌に見えてしまうなど、印象が悪くなりがちです。顔の筋肉の血流も停滞してしまい、肌に老廃物が溜まりやすくなり、むくみやたるみも引き起こしてしまいます。
【胸】のリンパマッサージ
胸のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)が痛い理由は、揉み返しやマッサージの力が強すぎることが挙げられます。マッサージを行うと、血流がよくなり、胸に栄養や酸素が行き渡ります。その刺激が痛みとなって生じることがあるのです。
【脇の下】のリンパマッサージ
脇の下のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)が痛い理由は、体に侵入したウイルスや細菌によりリンパ節で炎症が起きていたり、リンパ管に老廃物が溜まっていたりする可能性があります。脇の下がぼこっと腫れているように見える場合は老廃物がたまっている証拠です。
鈴木里美先生
セラピスト
女性は月経前から黄体ホルモンプロゲステロンが多く分泌され、栄養や水分を体に蓄えようとします。そのためむくみが生じ、乳腺の発達で胸の張りも出てきてマッサージの感覚が通常時より痛いと感じるかもしれません。こうした時期は優しいタッチのリンパドレナージュをおすすめします。
【足】のリンパマッサージ
足のリンパマッサージ(リンパドレナージュ)が痛い理由は、長時間の立ち姿勢や座り姿勢により下半身の体液が滞ってしまうことも挙げられます。
特に足は体の一番下に位置するため、体液が滞留する傾向があり、リンパ管に老廃物や余分な水分が溜まりがちです。その部位がしこりのように硬くなり、マッサージをすると痛みやすくなります。
鈴木里美先生
セラピスト
痛みを感じるお客様に多く見受けられるのが、筋肉運動の不足と脂肪量の増加です。特に脚の体液の滞りには、マッサージで血行を促進するのと同時に筋肉を鍛えることでポンプの役目となるのはもちろん、体のエネルギーが戻ることで施術による痛みを徐々に減らしていくことができます。
リンパマッサージで痛い時は施術院を変えてみよう
リンパマッサージ(リンパドレナージュ)は痛い施術と思われがちですが、本来痛みはそれほど強くありません。リンパマッサージで我慢できないほど痛い時は施術者に声をかける、または施術院を変えて自分に合った施術者を探しましょう。
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