花粉症・鼻づまりには【迎香（げいこう）】のツボが効く！即効性はある？痛い時の原因も

迎香（げいこう）は、東洋医学では手の陽明大腸経に属する経穴の一つです。手の陽明大腸経は大腸に関連するツボのグループで、主な役割は不要物の排出です。迎香は「香りを迎える」と書き、鼻水や鼻づまりだけでなく、嗅覚に異常がある場合にも使われることがあります。

迎香は、人差し指からつながる手の陽明大腸経の終点にあたる経穴で、小鼻の両脇にあります。自分でも見つけやすく効果を実感しやすいので、しっかりツボの位置を把握して必要なときに役立てましょう。

ここでは詳しい位置や見つけ方について解説します。

迎香は、小鼻の最も出っ張っている部分の付け根のくぼみにあります。ちょうど副鼻腔のあたりに位置します。

左右の小鼻のくぼみに、それぞれ人差し指を当てて下から斜め上に向かって押してみましょう。少しずつ位置をずらしながら押してみて、痛みを感じる部位が迎香です。

迎香は鼻水や鼻づまりなど、鼻症状の解消に役立つツボです。小鼻の横をさするだけで効果を感じる場合もありますが、ここではより効果的な押し方を紹介します。

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迎香の効果的な押し方
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1.小鼻を左右から挟み込むように指を当てる
2.下から斜め上方向に向かって同時に押す
3.少し強めに10秒ほど押したら力をゆるめる
4.鼻がスッキリするまで繰り返す
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顔は皮膚が薄くデリケートなため、力加減に注意してください。ツボは痛気持ちいい程度の強さで押すのが理想です。迎香は不要なものを出す作用をもつので、一時的に鼻水が増えることがありますが、出た後は鼻通りが良くなりスッキリします。

迎香は大腸経に属し、余分なものや老廃物を排出する役割を持ちます。老廃物の排出という点から、以下のように鼻づまりだけでなく、肌のくすみや吹き出物の改善も期待できます。

上記のなかから、特に効果が期待できる症状3つを紹介します。迎香は自分でも押しやすく、即効性があるといわれているので、風邪や花粉症の時におすすめです。

鼻づまりは、鼻の中に異物が入り炎症を起こして粘膜が腫れ、空気の通り道が狭くなった状態です。迎香を刺激すると、鼻水によって異物を追い出す反応が促されて鼻づまりが解消し、鼻どおりも良くなります。

迎香は花粉症の諸症状にも効果的です。花粉症の症状は、体内に侵入した花粉に対して起こる反応ですから、不要物を排出する機能を高めることが有効です。また、鼻通りが悪い状態が続いていると、頭痛を引き起こすこともあります。

迎香は花粉症の鼻水・鼻づまりだけでなく、頭痛の解消にも役立ちます。

迎香は、嗅覚異常にも使われることのあるツボです。花粉症などのアレルギー性鼻炎や副鼻腔炎で鼻通りが悪い状態が続き、鼻腔内の空気の通りが悪くなると、嗅覚異常を起こすことがあります。迎香を押すと鼻通りが良くなるので、鼻炎が原因の嗅覚異常の改善に役立ちます。

東洋医学では、ツボを経穴と呼び、全身の経穴はそれぞれどこかの臓器をつながっていると考えられています。そして、対応する臓器に不調があると、ツボを押したときの痛みや感触の変化に現れるのです。

迎香は、鼻からの不要物の排出機能に関わっていますので、鼻づまりや嗅覚異常など、鼻の不調を抱えている可能性が高いと考えられます。鼻症状の中には自覚症状のないものもあり、迎香を押して痛い場合は副鼻腔炎などが潜んでいる可能性もあります。

迎香は、手の陽明大腸経の終点にあたり、小鼻の両脇に位置する経穴です。主に鼻の不調を解消するのに役立ちます。鼻水、鼻づまりや花粉症の諸症状のほか、鼻づまりに伴う頭痛や嗅覚異常にも効果的です。

不要物の排出に大きく関わっていて、美容にも役立つ嬉しいツボです。鼻づまりなどの症状や、肌のくすみが気になるときには迎香のツボを押しましょう。

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