【即効】緊張をほぐす「手」のツボ5選|一瞬で不安が和らぐ?場所・効果や押し方も
大事な場面で緊張していると、体が震えたり、心拍数が上がってきてしまいますよね。この記事では、緊張をほぐす効果的なツボ(労宮・神門など)の場所・見つけ方や効果を紹介します。ツボ押し以外の緊張しない方法についても紹介しているので参考にしてください。
目次
緊張しない方法はある?ツボ押しが効果的?
緊張して心身にストレスがかかると、震えや吐き気あ動悸が早くなることがあります。緊張を和らげ、心を落ち着かせる方法として東洋医学によるツボ押しの場所を紹介します。
藤井清史先生
鍼灸師
緊張をほぐすには自律神経系のバランスを整える事が大切です。緊張時は交感神経が優位になってしまっていますので、これをツボ押しによって副交感神経優位にしていく事が鍵になってきます。手短にそれを実現できる手のツボ押しは知っておくととても便利な方法になります。
緊張をほぐす手のツボ5選
- 労宮(ろうきゅう)
- 神門(しんもん)
- 内関(ないかん)
- 合谷(ごうこく)
- 大陵(だいりょう)
テストや発表などの場面でも、簡単に押せて緊張を和らげるのに効くといわれている手の経穴の場所や押し方を5選紹介します。
①労宮(ろうきゅう)
労宮のツボは自律神経を整え、気持ちを落ち着かせるのにおすすめです。手のひらの人差し指と中指の間にあります。中指の骨を手首の方へ向かってたどり、最初にあるくぼみが労宮です。心身の疲れを癒やし、緊張からくる不安や吐き気にも効果が期待できます。
指先をツボに当て、中指の骨の裏側に指を入れるイメージで人差し指の付け根に向かって押し上げましょう。他の人に押してもらうとリラックス効果が増すためおすすめです。
②神門(しんもん)
神経の高ぶりや興奮を抑えるには神門のツボもおすすめです。手のひらの手首の横じわの上で、小指側の少しくぼみにあります。手首にあるしわを反対の手の指で小指側に軽くなでて、骨の出っ張りの手前で指が止まった場所が神門です。不安や緊張を解消します。
ツボに親指を立てて当て、残りの指で手首を掴み、30回ほど押します。痛気持ちいい強さで軽く圧迫するように押しましょう。なでたり温めたりするだけでも効果的です。
③内関(ないかん)
内関も自律神経を整え、精神を安定させる効果がありおすすめです。内関は腕の内側、手首付近の場所にあります。手のひら側の手首のシワから指3本分肘側に移動した位置にあります。ストレスや疲労で不調になりやすい胃腸などの内臓機能の症状に有効です。
手首を手のひら側に曲げ、反対の手の指でツボを5秒程度指圧します。呼吸をしながら力を入れすぎず優しくマッサージしましょう。
④合谷(ごうこく)
合谷は緊張した筋肉もほぐす「万能のツボ」です。手の甲の親指と人差し指の分かれ目の骨のくぼみにあります。人差し指から骨をなぞっていくと見つけやすいです。身体が緊張した時に乱れた自律神経を整え、ストレスを緩和させる効果が期待できます。
ツボの場所に親指を当てて、他の指で手を挟むように痛気持ちい強さで5秒間押しましょう。セルフお灸も簡単でおすすめです。
⑤大陵(だいりょう)
緊張からくる震えや上昇した心拍数を抑えるには大陵のツボがおすすめです。手のひら側の手首にできる横じわの真ん中にあります。手首を手前に曲げると浮かび上がる2本の腱の間にあるのが大陵です。イライラや不安などの心の働きを整える効果があるといわれています。
親指を大陵の経穴に当てて、まっすぐ下に4秒間押します。これを5~10回繰り返しましょう。押されている方の手を軽く揺らすことでツボに刺激が入りやすくなります。
緊張をほぐすツボは手以外もある?
いつでも簡単に押せる手のツボ以外にも、緊張や体の震えを和らげるツボは身体中にあります。セルフでできる緊張しないための経穴の場所や押し方を紹介します。
①膻中(だんちゅう)
膻中のツボは胸のちょうど真ん中にあります。心臓の近くに位置しているため、動悸や心拍数を落ち着かせて、緊張を和らげます。乳首と乳首を結んだラインのちょうど体の真ん中の胸骨という骨の場所が膻中です。ストレス解消や呼吸機能改善への効果も期待できます。
膻中に軽く指をあて、500円玉を描くように指で回し撫でます。ゆっくり呼吸をしながら優しく5秒間マッサージしましょう。敏感でいきなり強く押すとかなり痛いツボなので気をつけましょう。
②上星(じょうせい)
緊張してのぼせたような感じがする「あがり症」の人には上星のツボがおすすめです。額の生え際より正中線ライン上、1寸ほど上に位置しています。顔の真ん中と前髪の生え際が交わる場所から、頭皮側へ約2cm上にあるのが上星です。頭痛やめまいにも効果的です。
上星の経穴を片手の親指と人差し指と中指でつまみます。優しく寄せるように頭皮を5~7回つまみ上げましょう。深呼吸しながらマッサージしてください。
③天柱(てんちゅう)
天柱は自律神経のバランスを整える効果がありおすすめです。後頭部の髪のはえぎわ付近の左右2箇所にあります。髪の生え際のくぼみを中心として、左右に親指1本分の幅程度ずらし、筋のような状態になっているところが天柱です。頭痛・眼精疲労にも効果的です。
天柱の経穴を頭を持ち上げるようにして5秒間ゆっくり力を加えます。3~5回繰り返しましょう。息を吐きながらゆっくりと押し、頭を後ろに傾けるのがポイントです。
④太衝(たいしょう)
震えや心拍数を落ち着かせるなら太衝のツボもおすすめです。足の甲の親指と人差し指の骨の間が交差するところの前にあります。足の親指の先端から、人差し指の骨との間を足の甲に向かって、動脈付近の窪んだところが太衝の場所です。吐き気を抑える効果も期待できます。
太衝の経穴に指でゆっくりと圧を加え、5秒間キープします。3~5回繰り返しましょう。痛気持ちいい強さで指圧していくことがポイントです。
藤井清史先生
鍼灸師
ご紹介のツボの中から押しやすい部位のツボをチョイスしてやってもらっても効果があります。副交感神経を優位にしていく押し方は、決して「強揉みしない」という事です。強揉みになってしまうと、その事が更に緊張感を高める要因なってしまうこともありますので注意して下さい。
緊張を簡単にほぐす方法はある?
ツボ押し以外にも緊張しない方法はたくさんあります。その中で緊張をほぐすのに簡単な方法を紹介するので、自分に合ったやり方で和らげてください。
体を動かす
ツボ押しと同じように運動をすることも効果的な緊張のほぐし方です。運動といっても、ランニングなどの激しいものだけではなく、その場でジャンプしたり、屈伸やアキレス腱伸ばしなどのストレッチだけでもおすすめです。
他にも首や手首・足首を回す、肩の上げ下げをする、手を握ったり開いたりするなどといった方法も効果があります。
深呼吸をする
緊張してガチガチになっている体の力を抜くためにも深呼吸がおすすめです。ゆっくりと鼻から息を吸って、口から吐き出すことだけでもいいのでやってみましょう。体を落ち着かせる副交感神経が高まり、自律神経のバランスが取れるようになるといわれています。
姿勢を正す
緊張していると体がだんだんと前かがみになって縮こまってきてしまいます。座り姿勢でも立ち姿勢でも、背筋を伸ばして胸を張りましょう。緊張をほぐす以外にも、自信がついて、ポジティブな気持ちになれる効果も期待できます。
藤井清史先生
鍼灸師
呼吸に関しても即効性があります。この時の呼吸のコツは「お腹を意識してお腹を膨らませたり凹ませたり」というような意識でやってみて下さい(腹式呼吸)その方がかなり自律神経系を整える作用が得られます。
緊張した時はツボ押しでほぐそう!
緊張していると大事な場面で思い通りの結果が出せるとは限りません。そんなときは、ツボ押しマッサージのセルフケアで、体の緊張を和らげましょう。
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