【図解】おしりのツボ一覧|痛い原因は?マッサージでコリが解消?環跳・胞肓など
おしりのツボは、《環跳・臀中・承扶》などが知られています。この記事では、おしりのツボの場所・見つけ方や効果・効能、押すと痛い時の原因を紹介します。おしりのツボをマッサージする方法や効果・注意点についても紹介しているので参考にしてください。
目次
おしりのツボ押しマッサージにはどんな効果がある?
おしりにはたくさんのツボがあります。今回は、おしりのツボ押しマッサージの効果について解説していきます。
おしりのコリがほぐれる
おしりのツボ押しマッサージは「おしりのコリをほぐす」効果が期待できます。
長時間のデスクワーク・運動不足などによって、おしりのコリに悩む人は多いでしょう。筋肉がかたくなると血流が滞り、おしりのコリとなるのです。
おしりのツボ押しマッサージをして、かたくなった筋肉をほぐしましょう。
会田信貴先生
鍼灸師
お尻がほぐれると柔らかくなり、張りが出てお尻があがるようになります。美尻効果があります。
血行改善も見込める
おしりのツボ押しマッサージをすると、血行改善の効果も期待できます。おしりのツボ押しマッサージによって筋肉がほぐれると、それまで滞っていた血行も改善されるのです。
血行不良は下半身の冷えやむくみを引き起こします。おしりのツボ押しマッサージで血行を改善し、冷え・むくみのつらい症状も和らげましょう。
【図解】おしりのツボ一覧
- 環跳(かんちょう)
- 胞肓(ほうこう)
- 承扶(しょうふ)
おしりはたくさんのツボが集まる場所です。どのツボにも体によい効果が期待されていますが、そのなかでも代表的なおしりのツボの位置や押し方を解説します。
おしりのツボ①環跳(かんちょう)
環跳(かんちょう)の「環」は環のように曲げること 「跳」は飛躍を意味します。腰部を曲げたときにこのツボが現れやすいことから「環跳」と名づけられました。
場所・効果
環跳は「足の少陽胆経」という経絡に属する経穴です。おしりの外側に位置し、おしりに力を入れたときにできるくぼみが環跳です。
環跳は股関節周りの血行改善効果が期待されています。坐骨神経痛・腰痛・膝痛の緩和にも用いられるツボです。
環跳の押し方は、親指や中指で5秒ほどかけてじっくり押して離します。5回ほど繰り返しましょう。
会田信貴先生
鍼灸師
このツボは大殿筋と梨状筋の下縁にあるツボで、深部には坐骨神経が通っていることから坐骨神経痛の治療や下肢の運動麻痺の症状、腰痛に効果的です。
押すと痛い時の原因
東洋医学では、経穴を押して「痛い」と感じる場合、該当する器官に不調を抱えていることが考えられます。
環跳は「足の少陽胆経」の経絡に属するため、環跳を押して痛みを感じるのは「胆」の不調・血流が悪い・老廃物が溜まっている可能性があります。
おしりのツボ②胞肓(ほうこう)
「胞肓(ほうこう)」の「胞」は膀胱、「肓」は深部・脂膜を意味します。膀胱の深部にあることから「胞肓」と名付けられました。
場所・効果
胞肓は「足の太陽膀胱経」という経絡に属する経穴で、おしりの真ん中にある仙骨中央から指4本分外側にあります。
胞肓は腰のだるさ・腰の冷えを改善する効果が期待されています。婦人科疾患にも効果が期待され、生理不順・生理痛・子宮内膜炎などにも用いられるツボです。
胞肓を押すときには、親指で3秒ほどかけてゆっくり押し、3秒ほどかけてゆっくり離します。5~10回繰り返しましょう。
会田信貴先生
鍼灸師
このツボには大殿筋、中殿筋、小殿筋があり、これらの筋肉の緊張があると腰のだるさ、腰の冷えなど腰周りに関係する症状がでるので、ここを刺激すると効果が出やすいです。
押すと痛い時の原因
胞肓は「足の太陽膀胱経」の経絡に属するため、胞肓を押して「痛い」と感じるのは、膀胱に不調を抱えている可能性があります。また、女性特有の疾患も痛みを感じる原因の1つです。
おしりのツボ③承扶(しょうふ)
「承扶(しょうふ)」の「承」は受ける、「扶」は扶助するという意味があります。この経穴を刺激すると杖や人に頼らなくても歩けるようになることから「承扶」と名付けられました。
場所・効果
承扶は「足の太陽膀胱経」という経絡に属する経穴です。おしりと太腿の境目にあるシワの中央に位置します。押す時は、承扶のツボを下から上に持ち上げるようにしましょう。
承扶の位置はちょうど坐骨神経の場所と重なるので、坐骨神経痛など神経症の痛みを和らげるツボとして知られています。また、大臀筋などのおしりの筋肉を刺激するため、美尻効果も期待できるツボです。
承扶の押し方は、おしりを下から上に持ち上げるようにして3~5秒ほど押し、ゆっくり離します。5回ほど繰り返しましょう。
押すと痛い時の原因
承扶は坐骨神経の走行と重なるツボです。そのため、承扶を押して「痛い」と感じるのは坐骨神経痛の症状があるときです。また、おしりのコリがある場合も痛みを感じます。
おしりのツボをマッサージする方法・注意点は?
おしりのツボは、どのようにマッサージすると効果的なのでしょうか。ここからは、おしりのツボをマッサージする方法と注意点を解説します。
おしりのツボをマッサージする方法
おしりのツボはセルフケアが可能ですが、「手が届かない」「押しにくい」という人は多いでしょう。そのようなときにおすすめのマッサージ方法を紹介します。
- テニスボールを用意する
- 仰向けになる
- ツボの下にテニスボールを入れる
- ゆっくり体重をかけてツボを刺激する
自分で押しにくい場合には、テニスボールやゴルフボールを使ってほぐすのがおすすめです。ツボを刺激するときには、ゆっくりと自然な呼吸を意識しましょう。
また、おしりは体のなかでも特に冷えやすい場所です。入浴などで体を温め、血行をよくしてからマッサージを行うのがおすすめです。
注意点
- 体調が悪いときは控える
- 飲食後/飲酒後は控える
- 強く押しすぎない
体調が悪いときには、ツボ押しによって怪我や体調が悪化する恐れがあります。また、飲食後・飲酒後は消化不良を起こしたり、酔いが回ったりするため控えてください。
ツボを強く押しすぎると、筋膜の損傷・筋繊維の断裂・筋小胞体の損傷などを引き起こす恐れがあります。「痛いけれど気持ちがいい」程度の力加減を意識しましょう。
おしりのツボ押しマッサージでコリをほぐそう
おしりにはたくさんのツボがあります。手軽にマッサージができるため、セルフケアがおすすめです。おしりのコリの原因を理解し、ツボ押しマッサージでコリをほぐしましょう。
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