承扶(しょうふ)のツボ|マッサージでヒップアップ効果も?場所や押し方を解説!
「承扶 (しょうふ)」は坐骨神経痛の改善に役立つとして知られているツボです。この記事では、承扶の場所・見つけ方や押し方、承扶を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、承扶を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『承扶(しょうふ)』の効果とは?
承扶は、東洋医学において腰や臀部の痛みの緩和に効果が期待できるツボといわれています。「承」は承る・受ける、「扶」は扶助という意味です。
承扶のツボを刺激すると下半身が上半身の重みを受けて支えられるようになり、スムーズに立ったり歩いたりできるようになるといわれています。そのため、「承扶」と名づけられています。
金山真伊先生
鍼灸師
承扶は足の太陽膀胱経に属します。太陽膀胱経は目頭にある「睛明」から始まり、頭の上から背中を通って足の小指にある「至陰」まで繋がります。十四ある経絡の中で一番ツボの数が多い経絡です。
坐骨神経痛に効果的
承扶は坐骨神経痛に効果的なツボとされています。他にも以下のような効果があるといわれています。
・痔
・腰痛
・坐骨神経痛
・片麻痺
・ぎっくり腰
・便秘
・不眠
・めまい
・視力低下
・ヒップアップ
・脚の痺れや痛み
承扶のツボの下には、坐骨神経という下半身の筋肉を支配する神経が通っています。腰から足先まで長く続いている神経です。そのため、承扶を刺激して臀部や太ももの筋肉がほぐれると坐骨神経への圧迫がなくなり、坐骨神経痛や腰痛などの症状が改善が期待できます。
そのほか、承扶を押すと臀部や太もも周りの筋肉が引き締まり、美尻や脚痩せに効果が期待できるといわれています。
承扶が属する経絡は頭から足の先まで繋がっているため、承扶を刺激すると経絡を通じて頭や目、肩などの症状を緩和できることもあるのです。
金山真伊先生
鍼灸師
よく似ていますが、坐骨神経痛と腰痛は別物です。坐骨神経痛の多くは凝り固まった筋肉が神経を圧迫して痛みやしびれが生じ、腰だけではなく太ももの裏側や足先まで症状が発現します。自分で押して緩和しない場合、鍼がおすすめです。
承扶(しょうふ)のツボの場所は?
承扶のツボの場所は、太もも裏側の上部、坐骨の下です。覚えておくと、不調を感じたときにセルフケアできます。承扶の位置や見つけ方を解説します。
承扶の位置は「臀部と太ももの境目のシワの中央」
承扶の位置は、臀部と太ももの境目のシワの中央です。指で押し上げると骨にあたる感触があるところが、承扶のツボです。
承扶の見つけ方
承扶を見つけるには、立った状態で臀部に手を回します。臀部の膨らみから太もも方向に指を滑らせていくと、ちょうど太ももとの境目にある窪みに承扶があります。
承扶(しょうふ)のツボの押し方は?
承扶の手軽な押し方を紹介します。坐骨神経痛に悩んでいる人におすすめです。自分で簡単にできる押し方なので、参考にしましょう。
- 両手で臀部を抱え込むようにする
- 左右の承扶に中指を当てる
- 3~5秒押し続けるのを5回繰り返す
坐骨を持ち上げるようなイメージで、下から上に押すのがポイントです。体が温まった入浴後などにツボ押しマッサージをすると、筋肉が緩まりほぐれやすくなります。
承扶(しょうふ)を押すと痛い原因は?
ツボの場所を押したとき、痛いと感じる人もいるのではないでしょうか。承扶を押すと痛い原因や受診する診療科目、受診する目安について解説します。
長時間のパソコン作業や下半身の冷えが原因の可能性も
承扶を押すと痛い主な原因は、デスクワークやパソコン作業などによる長時間の座りっぱなしです。他にも以下のような原因が挙げられます。
- 長時間の座りっぱなし
- 下半身の冷え
- 運動不足
承扶のツボを押すと痛い場合、長時間の座りっぱなしが原因の可能性があります。座りっぱなしが続くと、臀部や太ももの筋肉が血行不良になり、凝り固まってしまいます。臀部や太ももを通る坐骨神経が凝り固まった筋肉に圧迫され、痛みを発生させているのです。
下半身の冷えや運動不足も臀部や太ももの筋肉を凝り固まらせるため、承扶を押すと痛い原因です。
金山真伊先生
鍼灸師
血行不良は健康の大敵です。座っているだけで下半身の血流はすぐに滞ります。デスクワークが長く続く時は最低1時間に1度は立ち上がるようにしましょう。
病院は何科で受診すべき?行く目安は?
生活に支障があるほどの激痛がある場合は、整形外科を受診しましょう。整形外科ではレントゲンやCT検査が行われます。腰椎分離症のようにレントゲンでは判明しにくい疾患の可能性があるときは、MRI検査を行うこともあります。
- 片側の臀部だけでなく両側が痛む
- 臀部だけでなく足も痛む
- 10分以上の歩行がつらい
- 3日以上痛みが続く
- 基礎疾患や他の症状もある
- 生活に支障があるほどの激痛
病院に行く目安は症状が悪化したり、3日以上痛みが続いたりする場合です。単なる腰痛ではなく、他の病気が理由で痛んでいるケースもあるからです。内科的要因の場合には発熱や激痛を伴うことがあります。
圧迫骨折や尿路結石でも、腰が痛むことがあります。自己判断しないで、少しでも不安があれば病院を受診しましょう。
承扶(しょうふ)のツボで坐骨神経痛を予防しよう
承扶は坐骨神経痛の緩和はもちろん、美尻効果も期待できるツボです。長時間の座りっぱなしや運動不足で臀部の凝りが気になるときに承扶を押して凝りをほぐしましょう。
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