耳の後ろの顱息(ろそく)のツボを押すと痛い原因は?効果や場所を解説!
「顱息 (ろそく)」は頭痛や耳鳴りの改善に役立つとして知られているツボです。この記事では、顱息の場所・見つけ方や押し方、顱息を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、顱息を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『顱息(ろそく)』の効果とは?
顱息は、東洋医学において頭痛や耳鳴りの緩和に効果が期待できるツボといわれています。顱息という名前は、「顱」は頭、「息」は休息・止まることを意味し、頭痛やけいれんを止めることから名づけられました。
この記事では、顱息の効果やツボの位置、痛む原因について詳しく解説します。
耳の疾患に効果的
顱息は耳にあるツボで、耳の不調や症状に効果的なツボとされています。そのほかにも以下の症状に効果があるといわれています。
・頭痛
・めまい
・耳鳴り
・難聴
・中耳炎
・ほてり
・喘息
・てんかん
・小児のひきつけ
・脳充血
・片頭痛
顱息は耳にあるツボのため、顱息を刺激することで血流がよくなり、耳鳴りや耳の痛みなどの耳の不調を改善することが期待できます。
顱息が属する経路は手の少陽三焦経です。三焦経の経絡上にあるツボには、経絡の通り道である頭や耳、目の症状に効果があるといわれています。また、内臓全体の調子を整えることにも有効とされているツボなのです。
横内稚乃先生
鍼灸師
通勤時間に電車やバスに乗っている時、イヤホンを使ってYouTubeを視聴したり、音楽を聴いたりする機会も多いと思います。1時間以上連続でイヤホンを使用するとイヤホン難聴になりやすいので、連続して使用するときは30分に1度は顱息のツボを押すと、耳周囲の血流を良くするのに効果的です。
顱息(ろそく)のツボの場所は?
顱息のツボの場所は、耳の裏の付け根です。覚えておくと、不調を感じたときにセルフケアできます。顱息の位置や見つけ方を解説します。
顱息の位置は「耳の裏側」
顱息の位置は耳の裏側にある曲線上で、上から1/3辺りです。指でたどると、くぼんでいるところが顱息のツボです。
顱息の見つけ方
顱息を見つけるには耳を前に倒し、耳の裏側を上から指をすべらせていきます。最初にあるくぼみに顱息があります。
顱息(ろそく)のツボの押し方は?
顱息の手軽な押し方を紹介します。耳鳴りや頭痛に悩んでいる人におすすめです。自分で簡単にできる押し方なので、参考にしましょう。
- 人差し指をツボに当てる
- 10秒押し続けるのを5回繰り返す
顱息のツボを押す際は、呼吸を止めず、リラックスした状態で指圧しましょう。顱息は顔に近いツボのため、デリケートに扱う必要があります。痛くない程度に優しく、ゆっくりと刺激します。左右同時に行ってもよいでしょう。
横内稚乃先生
鍼灸師
耳鳴りや頭痛で悩んでいて、顱息のツボを押しても症状が改善しにくい場合は、静かな場所で30分程度安静にして休憩しましょう。またイヤホンを使用する機会が多い人は、1日1時間以内に減らすなど耳鳴りや頭痛を予防することで、顱息のツボ押し効果が高まりやすくなります。
顱息(ろそく)を押すと痛い原因は?
ツボの場所を押したとき、痛いと感じる人もいるのではないでしょうか。顱息を押すと痛い原因や病院を受診する目安、受診科目について解説します。
中耳炎や皮膚炎の可能性も
顱息を押して痛みがあるときは、力を入れすぎていないか確認しましょう。強く押さなくても顱息が痛む場合には、以下の可能性が考えられます。
- 中耳炎
- 接触皮膚炎
- 脂漏性皮膚炎
- 後頭神経痛
- 帯状疱疹
- リンパ節炎
顱息は、耳にあるツボのため、押して痛みが出る場合は中耳炎など耳に不調をきたしている可能性があります。
その他にも、メガネやマスクの接触、シャンプーやリンスのすすぎ残りなどなどによって、炎症が起こる接触性皮膚炎や皮脂の分泌が盛んな部位にできる湿疹脂漏性皮膚炎も考えられます。
横内稚乃先生
鍼灸師
メガネやマスクの接触や、シャンプー等のすすぎ残しがあって接触性皮膚炎が起きている場合は、化粧水や乳液、保湿クリーム等で顱息や耳周囲を保湿しましょう。保湿してから顱息のツボを押すとかゆみや痛みを感じにくく、血流が良くなりやすくなり、頭痛や耳鳴りの改善にも効果的です。
病院は何科で受診すべき?行く目安は?
生活に支障があるほどの激痛があるときは、セルフケアだけでは解消しない疾患が隠れていることがあります。自己判断はせず、耳鼻咽喉科を受診しましょう。また、耳以外の部位にも症状があらわれている場合は、総合診療科やかかりつけ医に相談してください。
耳鼻咽喉科では問診に合わせて診察をします。さらに正確な診断と適切な治療のために、聴力検査や血液検査などが行われるケースもあります。病院受診の目安について紹介します。
- 3日以上痛みが続く
- 生活に支障があるほどの激痛
- 基礎疾患や他の症状(発熱や発疹など)もある
- 症状が悪化していく
病院に行く目安は症状が悪化したり、3日以上痛みが続いたりする場合です。軽症であっても心配があれば我慢せず、病院を受診しましょう。
顱息(ろそく)のツボで耳鳴りを解消しよう
顱息は耳鳴りや偏頭痛、めまいといった症状に効果が期待できるツボです。忙しかったり疲れが溜まっていたりすると、耳鳴りや頭痛などの症状が出ることがあります。耳鳴りや頭痛に悩んでいる人は顱息を押して、症状を和らげましょう。
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