喘息・気管支炎に効くツボ5選|咳発作を抑えて楽にするコツも
喘息で咳が止まらなくて悩んでいませんか?喘息・気管支炎の応急処置に適した、即効性の高いツボがあります。この記事では喘息に効く、気管支を広げるツボを5選紹介します。発作で息苦しいときの楽になる押し方も紹介するので参考にしてください。
目次
喘息・気管支炎に即効性の高いツボはある?
喘息・気管支炎の応急処置に適しているツボがあります。東洋医学のツボを刺激すると身体に流れる気が調整され、ツボに関連する臓器が活性化されるといわれています。
呼吸器に関連したツボを刺激して気管支を広げることは、咳の息苦しさを緩和するのに効果的です。喘息・気管支炎の咳を楽にするといわれているツボを紹介します。
喘息・気管支炎に効くツボ5選
喘息・気管支炎による咳をする・痰を出す症状は気道内の細菌や異物などを吐き出す働きがあり、むやみに止めるべきでありません。しかし、咳で息苦しいときや眠れなくて寝不足のときは、呼吸を楽にするために堰(せ)き止めるツボ押しがおすすめです。
喘息・気管支炎に効くといわれているツボを5つ紹介します。以下に紹介するツボは気管支を広げる・咳の発作を抑える効果が期待できます。ツボ押しはもちろん、お灸をするのもおすすめです。即効性も期待できるため、咳で息苦しいときの応急処置に役立てましょう。
①天突(てんとつ)
天突は、喘息・気管支炎に効くツボといわれています。自宅で喘息発作の症状を緩和できる方法に活用できます。天突の位置は、左右の鎖骨を結んだ中央部の窪みです。左右の鎖骨の間にある窪みが天突です。
天突は、人差し指か中指の指の腹を使って刺激します。喉ではなく、骨に向かって押すのがポイントです。ゆっくりと3秒押したら3秒離すペースで、1度に2回程度行いましょう。
松谷綾奈先生
鍼灸師
喉の痛みや、いがらっぽい、塞がった感じがするなどの違和感がある時に刺激すると効果がありますよ。
②肺兪(はいゆ)
肺兪は頭から足に繋がる経絡上にあり、喘息や気管支炎の咳による息苦しい症状に効果的なツボです。肺兪の見つけ方は、頭を下に向け背中側の首元あたりで骨が最も盛り上がっている場所から背骨を3つ下に移動し、左右斜め下へ指幅2本のところです。
背中にあるツボは自分ではケアしにくいため、家族や友達にツボ押しをしてもらうのがよいでしょう。自分で押すときは仰向けになって、テニスボールやゴルフボールをツボに当てて刺激します。咳症状を治す目的で、カイロやドライヤーで肺兪付近を温めるのもおすすめです。
③中府(ちゅうふ)
喘息・気管支炎に効くツボには、中府もあります。中府は、喉を含む呼吸器の炎症を抑えたいときにおすすめです。中府を刺激すると、呼吸が楽になるといわれています。風邪や喘息、花粉症などの治す方法に利用されるツボです。
中府は、鎖骨の下を肩に向かって辿った窪みにあります。肩から垂直に下へ降り、筋肉の山を1つ越えた窪みが中府です。反対側の腕を伸ばして、親指を中府に当てます。気持ちいいと感じる強さで押しましょう。息を吐きながら押すと、効果が期待できます。
④尺沢(しゃくたく)
尺沢も、喘息・気管支炎に効くといわれています。東洋医学において尺沢は手の太陰肺経に属するツボで、呼吸器全般の疾患を治す方法に使われます。尺沢のツボ押しは薬に頼らない咳の止め方として有名です。
尺沢は、肘を曲げたときにできるシワのライン上に位置しています。親指側のシワの端の、少し凹んでいるところが尺沢のツボです。痛気持ちいい範囲内で、少し強めに押しましょう。親指の先で押すと、強めの圧をかけられます。ゆっくりと深呼吸をしながら行いましょう。
松谷綾奈先生
鍼灸師
東洋医学では、気管支は体の水分の排出をしていると考えられていて、これがうまくいかないと痰が溜まり、咳が出ます。尺沢は水分調整に効果があるので、ひどい咳が出る場合におすすめです
⑤労宮(ろうきゅう)
喘息に効くツボには、労宮もあります。喘息は自律神経失調症の症状の1つであり、自律神経を整えることが喘息の症状を緩和することにつながります。労宮は、自律神経を整える効果が期待できるツボです。
労宮は手のひら側にある中指の骨を手首に向かって辿り、最初にある窪みに位置しています。手を握ったときに手のひらで中指の先端が当たる位置を探すのもよいでしょう。
労宮の押し方は親指の腹をツボに当て、数秒グーッと押してパッと離すを繰り返します。深呼吸しながらゆっくり押しましょう。
喘息発作の重症度は?
- 小発作:咳で息苦しいものの、体を横にできる
- 中発作:咳で息苦しい状態で、体を横にできない
- 大発作:苦しくて動けない、話せない、意識不明
喘息発作の重症度は、小発作・中発作・大発作に分類できます(※1)。喘息発作が起こったら、我慢しないで気管支拡張薬を使用しながら重症度を見極めましょう。
喘息発作のツボ以外の応急処置は?
喘息発作の応急処置にはツボ押しのほかに、どのような方法があるのでしょうか。ツボ押し以外の咳の止め方を紹介します。
温かい飲み物を飲む
喘息発作の応急処置の1つは、温かい飲み物を飲むことです。温かい飲み物を飲むことには喉を温め、気管を広げる効果があります。そのため、呼吸を楽にすることが期待できます。家でできる、喘息発作の緩和方法です。
温かい飲み物の種類としては、カフェインを含む飲み物や蜂蜜を使ったドリンクがおすすめです。コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは気管支を広げる作用があり、呼吸が楽になる効果が期待できます。蜂蜜は喉の違和感を緩和させる作用があり、咳の緩和に役立ちます。
温かい飲み物を飲むことは喘息を治す方法ではないものの、薬に頼らずにできる咳の止め方です。
松谷綾奈先生
鍼灸師
特にハーブティーはリラックス効果が高く、抗菌作用・高ウイルス成分が含まれていておすすめです。抗酸化作用のあるカテキンを含む緑茶や、強力な気管支拡張作用があるテオフィリンを含むココア、殺菌効果や体を温める働きがある生姜を含むものものどの違和感や咳が出る時にぴったりです!
【小発作】気管支拡張薬の使用
小発作でも我慢しないで、すぐに気管支拡張薬を使用します。病院で気管支拡張薬を処方されているなら、指示内の使用量と回数内で服薬しましょう。処方薬がない場合、市販の気管支拡張薬を使う方法もあります。
市販薬を使用する場合は、購入する店舗の薬剤師か登録販売者に相談してください。気管支拡張薬を使用しても改善されないときは、内科や呼吸器科を受診しましょう。
【中発作】かかりつけの病院を受診
中発作の場合も安静にし、処方されている気管支拡張薬を吸入します。薬を使って発作が落ち着いてくるときはそのまま様子をみてもよいでしょう。症状が改善しなかったり悪化したりする場合は、迷わず病院を受診してください。
【大発作】すぐに救急車を呼ぶ
大発作が起きたら、すぐに救急車を呼びます。救急車を呼んでいる間でも、20分おきに処方された気管支拡張薬を吸入します。かかりつけ医から喘息発作の時の薬として経口ステロイド薬を処方されている人は、規定の量を服用しましょう。
かかりつけ医の休診日や夜間の場合は救急外来を利用し、一刻も早く病院で治療を受けることをおすすめします。
喘息はツボ押しで気管支を広げて楽にしよう
ツボ押しによる咳の止め方は、喘息発作の応急処置に非常に役立ちます。喘息発作の重症度を見極めながら温かい飲み物を飲んだり、病院を受診したりすることも大切です。喘息の初期症状には、気管支を広げて呼吸を楽にするツボ押しを試してみましょう。
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