内関(ないかん)は吐き気やストレスに効くツボ!場所と見つけ方、効能・効果も紹介

胃腸とストレスに効く「内関 (ないかん)」というツボをご存知ですか?この記事では、内関の場所と見つけ方、内関を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、内関を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。

専門家監修 |整体師 河合雄介先生
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鍼灸師。整体師。株式会社アコーデ(ボディナビ)代表取締役。「東京整体学院いろは学舎」講師。鍼灸治療、整体、リラクゼーションでの施術をさせていただき、...
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鍼灸師。整体師。株式会社アコーデ(ボディナビ)代表取締役。「東京整体学院いろは学舎」講師。鍼灸治療、整体、リラクゼーションでの施術をさせていただき、気づけば21年になりました。現在は整体師やセラピストの人材育成、教育に携わりつつ、院内でも第一線で施術をしております。

目次

  1. 内関(ないかん) ってどんなツボ?
  2. 内関(ないかん)の場所は?
  3. 内関の位置
  4. 内関の見つけ方
  5. 内関(ないかん)の押し方は?
  6. 内関(ないかん)から得られる効果・効能は?
  7. ストレス
  8. 乗り物酔い
  9. 胃の不快感・吐き気
  10. 内関(ないかん)を押すと痛い理由は?
  11. 胃腸が不調な可能性がある

内関(ないかん) ってどんなツボ?

内関(ないかん)は自律神経を整え、精神を安定させる効果があるといわれるツボです。内関のツボは、東洋医学で「内」は内臓、「関」は出入りの要所という意味を持ちます。内関を刺激することでストレスや疲労で不調になりやすい胃腸などの内臓機能の症状に有効です。

この記事では、内関(ないかん)の押し方や効果について解説します。

河合雄介先生

鍼灸師

内関は心包系のツボ。邪から心を包んで保護する役目があり、感情を主る経絡です。心を落ち着かせるためにとってもよいツボです。

内関(ないかん)の場所は?

内関(ないかん)は腕の内側、手首付近の場所にありますが、ツボの位置は人によって個人差があり、わずかなズレがあるといわれています。ここでは内関のツボの位置や見つけ方について具体的に紹介します。

内関の位置

内関(ないかん)は、手のひら側の手首のシワから指3本分ヒジ側に移動した位置にあります。指4本分の場所には「間使(かんし)」という別のツボがあるので、間違えないように注意しましょう。

内関は、心包経(しんぽうけい)という東洋医学では経絡と呼ばれるツボの通り道にあります。心包経は胸から手の中指先までつながっている経絡で、東洋医学の考えでは心包経上にあるツボには胸を開いて気を巡らせるという効果があるのです。

内関の見つけ方

内関(内関)のツボを見つける際は、手首を内側に曲げて探します。手首を曲げた際に手首のしわとあわせてに真ん中に縦筋が入っていることを確認できるでしょう。内関は、シワから指3本分ヒジ側へ移動、かつ、真ん中を通る縦筋の上にあります。

内関(ないかん)の押し方は?

内関(内関)の押し方を紹介します。内関のツボは自律神経を整えるだけでなく、胃腸などの内臓機能や平衡感覚を正常に戻す作用があります。乗り物酔いやつわりによる吐き気、ストレスによる不眠などの症状がある場合は紹介する押し方を参考に自分で指圧しましょう。

内関のツボの押し方
  1. 手首を手のひら側に曲げる
  2. 手首のシワから指3本分ヒジ側に母指を添える
  3. 力を入れすぎず5秒程度指圧する
  4. 反対側のツボも同様に指圧する

内関のツボは、手首を曲げた際に浮かぶ2本の筋の上にあります。呼吸を止めずにゆったりとした呼吸をおこないながらマッサージするように指圧をするのがポイントです。

河合雄介先生

鍼灸師

内関は強く押しすぎないように注意してください。 痛い刺激より気持ちいい、痛気持ちいいぐらいの刺激で十分です。お灸の場合は熱くなりすぎたらはずしてください。

内関(ないかん)から得られる効果・効能は?

乗り物酔いやつわりによって気持ち悪いと感じるときにも内関のツボを押すことで不快感を緩和することができるでしょう。ここでは特に効果的といわれるストレス、乗り物酔い、胃の不快感や吐き気についてくわしく紹介します。

・自律神経の乱れ
・乗り物酔いやつわりによる吐き気
・胃の不快感
・不眠症
・不安感やイライラの緩和
・頭痛
・二日酔い
・動悸
・のぼせ

ストレス

ストレスは自律神経の乱につながり、不眠やイライラ、頭痛などさまざまな症状を引き起こします。内関は自律神経を整える効果があるので不安を感じたり、不眠が続いていたりする際に押しましょう。

半身浴や深呼吸をしながらマッサージをするように内関を刺激すると、より効果が期待できます。

乗り物酔い

内関のツボには平衡感覚を保つ作用があり、乗り物酔いの症状改善にも効果的です。乗り物酔いがおきてからツボを刺激してもよく、乗り物に乗る前にあらかじめマッサージするように内関を揉んでおくと乗り物酔い予防になります。

胃の不快感・吐き気

内関は東洋医学で「内臓」を意味するように、胃腸などの内臓機能を改善するツボです。二日酔いやつわりなどによる胃の不快感や吐き気の緩和が期待できます。吐き気がおこると呼吸が浅くなりがちなので、ゆっくりと深呼吸をしながら内関を刺激しましょう。

内関(ないかん)を押すと痛い理由は?

内関を押すと痛いと感じる原因は、ツボを押す力が強すぎることと、胃腸機能が弱っていることがあげられます。内関を押す際は、力を入れすぎず、マッサージをするように心地よい力加減で刺激をしましょう。指圧のほかにお灸をすえることもおすすめです。

胃腸が不調な可能性がある

内関は胃腸機能を整えるといわれるツボです。ツボを押して痛いと感じる場合は、胃腸が弱っている可能性があります。ツボを押すほかに、暴飲暴食を控える、身体を温めるなどの生活習慣を見直しましょう。

内関(ないかん)を押して様々な効果を得よう!

内関のツボには身体の不調を整えるさまざまな効果があります。ストレスや生活習慣の乱れを感じた際は、放置せず手軽にできる指圧で自律神経や胃腸機能を整えましょう。

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