【禁忌】妊娠中に押してはいけないツボ5選|流産のツボを押してしまったらどうする?
妊娠中に押してはいけないツボがあることはご存知ですか?この記事では妊娠中に押してはいけない5個のツボや、それらのツボを押してしまった時にどうすれば良いか等について解説します。妊娠中に押すと良いツボや、妊婦の方がツボ押しする際の注意点も紹介するので、参考にして下さい。
目次
- 流産すると言われるツボがあるって本当?
- 妊娠中に押してはいけないツボ5選【禁忌】
- ①合谷(ごうこく)
- ②三陰交(さんいんこう)
- ③太渓(たいけい)
- ④肩井(けんせい)
- ⑤太衝(たいしょう)
- 他にも注意した方がいい場所
- 妊娠中に押してはいけないツボを押してしまったらどうする?
- 現状何も問題なければ心配しなくて良い
- 一般の方がピンポイントで強い刺激を与えるのは難しい
- 心配な方は担当医や助産師へ
- 【鍼灸師が語る】妊娠中に押してはいけないツボって本当に押したらだめなの?
- 妊娠中に押すと良いツボ3選
- 神門(しんもん)
- 大腸兪(だいちょうゆ)
- 湧泉(ゆうせん)
- 妊婦のツボ押しで注意する点
- 痛かったら中断する
- 身体を十分に温める
- 食前、食後のツボ押しは極力避ける
- 腫れ、傷、炎症のある箇所は避ける
流産すると言われるツボがあるって本当?
薬が飲めない妊娠中は指圧や鍼灸によって、むくみ・倦怠感の解消や分娩時の陣痛緩和・促進など、安産に効果が期待できるツボがあります。しかし、東洋医学では妊婦には禁忌とされ、流産のツボと呼ばれるものもあります。
妊娠中に押してはいけないツボ5選【禁忌】
妊娠中は頭痛や肩こり、腰痛など、さまざまな症状に悩まされるでしょう。これらのマイナートラブルを緩和するツボもあります。しかし、妊娠初期に指圧すると子宮の収縮を促し、流産する可能性がある押してはいけないツボもあるのです。
東洋医学で中絶させるためのツボとして知られている場所もあります。妊婦が押すとだめなツボを5つ紹介します。
①合谷(ごうこく)
合谷は風邪の症状や首・肩こり、胃腸、高血圧などさまざまな症状を改善するのに効果的な万能ツボです。しかし、子宮収縮を促す可能性もあり、堕胎のツボとも呼ばれています。
妊娠中は特に鍼を刺すことはおすすめされていません。また、初期や中期に合谷に強い刺激を与えると流産する恐れがあるため気を付けましょう。
会田信貴先生
鍼灸師
便秘のツボとも言われていて、腸を刺激するので子宮周辺にも刺激が入りやすいため、なるべく押さないほうがいいと言われています。
②三陰交(さんいんこう)
三陰交は月経痛や月経不順、冷え性など、女性特有の悩みを解消するツボです。逆子を戻す際は、三陰交にお灸をすることも多く、安産のツボと呼ばれています。
しかし、妊娠中はこのツボを指圧すると子宮収縮を促す可能性があります。そのため、妊娠初期や中期に強い刺激を与えると流産する恐れがあり、後期では早産を招くリスクがあることから妊娠中は押してはいけないツボとして知られているのです。
会田信貴先生
鍼灸師
血流が悪い時や冷えなどの際に刺激をすると良いと言われているツボですが、下腹部周辺に刺激が入るため子宮にも刺激が入ると考えられ、あまり刺激を入れないほうがいいと言われています。
③太渓(たいけい)
太渓は卵子の質を向上させたり、排卵を促したりと不妊症に効果があるといわれるツボです。妊娠初期のつわりや産後の体調改善にも効くといわれるものの、妊娠中期・後期に強い刺激を与えると子宮の収縮を促して流産する可能性が高くなるといわれています。
④肩井(けんせい)
肩井は頭痛や肩こり、冷え性に効果があるといわれているツボです。子宮を収縮させるツボであることから、難産になったときに指圧することで陣痛を促進しお産を進めるといわれています。しかし、妊娠初期で強い刺激を与えると流産する可能性があるツボです。
⑤太衝(たいしょう)
太衝は足の甲にあるツボで、ストレス解消の効果が期待でき、子宮収縮によって陣痛を促すといわれています。いつでもお産に入れる「正産期」に、陣痛がなかなかこないときには効果的なツボです。
しかし、妊娠初期に太衝のツボを強く押すと、早産や流産をする可能性があります。
他にも注意した方がいい場所
妊娠中に押してはいけないツボのほかにも、骨盤や子宮・卵巣などの臓器につながる、かかとやくるぶしに強い刺激を与えないようにしましょう。また、骨盤周りや腰、背中などにも刺激を与えることで、痛みを感じてお腹に力が入ると子宮に影響を与えかねません。
他にも妊娠後期や産後に問題ないツボでも、妊娠初期や中期に押すと子宮を収縮するツボが足や背中にあります。妊娠初期は胎児が成長する上でも大事な時期です。妊娠中に押してはいけないツボと同じように、これらの箇所を刺激するときには優しく揉むなどの注意が必要です。
会田信貴先生
鍼灸師
どの部位も刺激を入れる場合は、お腹の反応を見ながらするようにしましょう。お腹の中が引っ張られる感じや張った感じがあるようならあまり良くないです。
妊娠中に押してはいけないツボを押してしまったらどうする?
妊娠中に押してはだめなツボだと知らずに刺激してしまうこともあります。その場合、どうすればよいのか詳しくみていきましょう。
現状何も問題なければ心配しなくて良い
妊娠中に押してはいけないツボを刺激したとしても、普段と変わらずに特に症状が出なければ心配する必要はありません。今後、妊娠中に押してはいけないとされるツボを刺激しないように注意すればよいでしょう。
一般の方がピンポイントで強い刺激を与えるのは難しい
一般の人が正しいツボの位置をピンポイントで押すのは難しく、実際に指圧しても場所がズレていることが多くあります。そのため、妊娠中に押してはいけないツボを刺激しても、それほど影響がない場合がほとんどです。
また、正しい位置を押せていたとしても、我慢できないほどの強い刺激を長時間与えるなどしない限りは、流産につながるような心配もありません。
心配な方は担当医や助産師へ
妊娠中に押してはだめなツボを刺激して不安になっている人は、産婦人科の担当医や助産師に相談しましょう。ツボを押したことは問題なくても、不安がストレスとなり結果として胎児へ影響を与える可能性もあります。
【鍼灸師が語る】妊娠中に押してはいけないツボって本当に押したらだめなの?
妊娠中に押してはいけない堕胎のツボを刺激しても、実際に妊婦が流産することはなく副作用もなかったという報告があります。これらのツボは逆に、妊娠中の不調を緩和したり出産を手助けするツボとして使われていることも多くあるのです。
そのため、妊娠中に押してはいけないと言われるツボがあるものの、そこまで悪影響を及ぼすことはないと考えられます。
妊娠中に押すと良いツボ3選
妊娠中の身体の不調やトラブルを解決するのに効果的なツボ3選を紹介します。妊娠中に押してはいけないツボがあるように、押すと良いツボもあるのです。
ツボを指圧するときは、力を入れすぎずに痛気持ちいいと感じる程度にするのがおすすめです。また、お風呂に入って体を温めてからツボを刺激するとより効果が得られます。
神門(しんもん)
妊娠中はホルモンバランスの乱れが原因で、些細なことでもイライラしてしまいます。神門はイライラを解消するのに効果的なツボです。神門は手首にあるシワと小指から手首に下ろした線とが交わる場所にあり、骨の出っ張りの手間の位置にあります。
会田信貴先生
鍼灸師
神門は心臓に関係する経絡に属しています。神門を刺激するだけでなく経絡に沿って腕の内側(小指側の手首から肘ぐらいまで)をさする方法もいいですよ。
大腸兪(だいちょうゆ)
妊娠中は運動不足や子宮の圧迫によって腸の働きが低下し、便秘になりやすくなります。ホルモンバランスが崩れて下痢になる人もいるでしょう。また、妊婦はお腹が大きくなることで腰痛も引き起こします。
背中にある大腸兪のツボは、大腸の働きを活性化させて便秘や下痢、腰痛などの症状を和らげるツボです。大腸兪は背中のベルトのライン上にあり、背骨から左右に指2本分の位置にあります。
湧泉(ゆうせん)
妊娠中はホルモンバランスが崩れることで、自律神経が乱れやすくなります。身体の変化によって疲れも感じやすくなるでしょう。湧泉は自律神経を整える効果や疲労回復に効くといわれるツボです。妊婦なら誰もが経験するむくみや足のつりにも効果があります。
湧泉は足ツボとしても有名で、足の指を曲げた時にへこむ部分に位置します。
妊婦のツボ押しで注意する点
妊婦のツボ押しで注意するポイントを紹介します。無理をしてツボを指圧するとかえって逆効果となることもあるため注意しましょう。
痛かったら中断する
ツボは強い刺激を与えれば、より効果が得られるわけではありません。妊婦は痛みを敏感に感じやすいのが特徴です。ツボを指圧して痛みを感じれば、お腹に力が入る場合もあり子宮によくありません。
痛みをストレスにしないためにも、ツボを押して痛いと感じたら我慢して続けずに中断しましょう。
身体を十分に温める
ツボを押す前に身体を温めておくとより効果が期待できます。お風呂に入って身体を温めるのもよく、ツボの周りをピンポイントでカイロやホットタオルで温めるのもおすすめです。手を40℃のぬるま湯で温めてから、ツボを指圧しても問題ありません。
食前、食後のツボ押しは極力避ける
食前、食後の1時間ほどはツボ押しするのを極力控えましょう。特に食後は食べたものを消化するため、消化器官に血が集まっています。しかし、ツボを刺激することで身体全体の血の巡りがよくなり、消化器官の血液が減ることで消化不良を引き起こしてしまうからです。
腫れ、傷、炎症のある箇所は避ける
ツボの周辺に腫れや傷、炎症がある場合は、ツボ押しはおすすめできません。ツボを刺激することで症状を悪化させる恐れがあるからです。ツボを押す際には腫れや傷、炎症のある場所は避けましょう。
妊娠中のツボ押しには注意しよう
数あるツボの中には、妊娠中に押してはいけないと言われるものもあります。しかし、妊娠中に押してはいけないツボを刺激したからといって、流産との因果関係ははっきりとしていません。
心配であれば妊娠初期でのツボ押しは避けたり、妊娠中に押してはいけないツボについて産婦人科の担当医に相談してみるとよいでしょう。
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