太渓（たいけい）は冷え性に効くツボ！場所・効果や押し方は？アンチエイジングにも

太渓（たいけい）は冷え性やアンチエイジング効果が期待できるツボとして有名です。東洋医学の考え方では、太渓は「腎」と深く関係があり、現代医学では腎臓や泌尿器系、生殖器系を指します。太渓は腎経の経絡にあり、腎経の中でも特に重要な原穴なのです。

この記事では、太渓の位置や押し方、効果について詳しく解説します。

東洋医学では、身体には経絡というエネルギーが流れる通路が12本あると考えられています。そのなかでも太渓は、腎経と呼ばれる経絡に存在していて、太く強い腎経のエネルギーが集まるといわれているツボです。今回は、太渓の位置から押し方までを解説していきます。

太渓の場所は、内くるぶしとアキレス腱の間のくぼみです。ツボの位置は多少の個人差があるため、動脈の拍動を感じる場所で、押すとイタ気持ち良いと感じる場所を探しましょう。

太渓はアキレス腱に近いため、アキレス腱を指でつまむように押しましょう。さらに足首には腎経のツボが多くあるため、足首のストレッチを合わせると相乗効果が期待できます。

太渓（たいけい）を押して得られる効果は以下のとおりです。

太渓は、冷え性改善に特に効果が期待できるといわれています。東洋医学では、身体の熱をつくるのは「腎」の働きとされています。「腎」と関係のある太渓を刺激することで、血行が促進され、冷え性の改善が期待できるのです。

今回は、冷え性以外の他の効果についても紹介します。

東洋医学では加齢によって、腎が弱まるといわれています。日々の疲労感を強く感じたり、足腰の衰えを感じた場合は腎経のツボを刺激することで効果が期待できるでしょう。

太渓は腎に影響のある腎経のツボのなかでも、原穴といい腎経のエネルギーが多く集まる最も重要なツボです。太渓を押すことによって、加齢による腎の弱りが改善し、アンチエイジング効果が期待できます。

東洋医学での腎は、現代医学では腎臓や泌尿器系を指します。腎臓の機能の低下によって、頻尿となってしまいます。太渓は腎のエネルギーを高める効果があるため、腎臓の機能を正常に戻し頻尿改善となるのです。

内くるぶし付近には、浅い場所に太い動脈があります。太渓を押すことで、動脈に刺激が入り、血行促進が期待できます。

太渓を刺激することで、血行促進されて足の冷えが解消し、足部の体温上昇によって腹部から全身へと血行が改善する可能性があるのです。また全身の血行改善は、むくみにも効果が期待できます。

太渓は、血行促進効果が高いツボです。腹部の血流の増加によって、腸や生殖器の機能が高まるので、生理痛や便秘改善の効果が期待できます。特に身体のだるさや腹部の冷えを強く感じる人には効果が期待できるでしょう。

内くるぶしとアキレス腱付近を温めるのもおすすめです。

太渓は、腎のエネルギーを高めることによって生殖器官へも作用するため、妊活に用いられることがあります。子宮や卵巣の機能を活性させ、排卵異常の改善や卵子の質の向上の効果が期待できます。

さらに妊娠中のむくみ解消や足先の冷えにも効果が期待できるため、太渓は妊活・妊娠中におすすめなツボの1つです。

太渓を刺激し痛みを感じる場合は、「腎」に不調を抱えている可能性があります。太渓をアキレス腱をつまむようにして刺激して強い痛みを感じる場合は、専門家に相談しましょう。ツボを押す際は、力を入れすぎず、イタ気持ち良いと感じる強さで押してください。

太渓を押して痛みが強い場合は、アキレス腱付近を温めるのもおすすめです。

太渓は内くるぶしとアキレス腱のあいだにあるツボです。アキレス腱をつまむように刺激することで、アンチエイジングや冷え性・生理痛への効果が期待できます。太渓を刺激して身体を内側から温め、冷えしらずの身体をつくりましょう。

日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか？