不眠解消には失眠（しつみん）のツボが効く！即効性はある？位置・押し方や効果も解説

失眠（しつみん） は不眠解消に効果があるといわれるツボです。東洋医学では不眠のことを「失眠」といい、失った眠りを取り戻すという意味で名付けられています。

また、本来ツボは経絡と言われる「気」と「地」の流れる道にあるものです。失眠のツボは経絡上にはないものの、即効性があり眠れるツボとして高い効果が期待できることで知られています。

質の高い睡眠を手に入れるには、正しい失眠の位置を把握することが大切です。失眠の見つけ方を参考に、ツボの場所を探しましょう。

失眠は両足裏かかとにあるツボです。かかとは硬い部分であるため、指や手で刺激を与えるのが難しいならお灸で温めても問題ありません。かかとの皮膚は分厚いため、子どもでもお灸が熱いと感じることは少ないでしょう。

失眠穴とも呼ばれる失眠は、かかとの中央の少しくぼんだ部分にあります。見つけにくい場合は、親指と人差し指で輪を作り、かかとを丸く囲んだときに中央にくる場所です。

失眠は即効性があるといわれており、ツボ押しは寝る30分前もしくは1時間前に行うのがおすすめです。また、失眠は大人だけではなく、なかなか寝つけない子どもでも眠れるといわれています。

失眠穴を強く刺激すると逆に目が冴えることもあるため、気持ちいいと感じるくらいの強さで押すのがコツです。椅子に座って湯たんぽやカイロなどでかかとを温めたり、お灸を使って刺激したりするだけでも効果が期待できます。

また、すぐに眠りにつけるように、椅子ではなく照明を暗くしながらベッドの上でツボを刺激するのもおすすめです。仰向けになり両膝を立てて足裏をつけて、失眠穴を布団にこするだけでも刺激になります。

失眠はその名の通り、不眠症を改善するツボです。そのほかの主な効果・効能は以下のとおりです。

失眠はイライラや不安などを抑えて、精神を安定させる効果も期待できるのが特徴です。そのため、女性によくある生理前・生理中の情緒不安定を解消するのにも役立ちます。冷えやむくみなどの症状を緩和するのにも効果的です。

失眠は寝つきの悪さや浅い眠りなどの不眠症を解消するツボです。失眠は即効性があるといわれるツボで、子供の不眠にも効果が期待できます。しかし、うつ病など精神的な理由による睡眠障害の場合は、効果が得られないこともあります。

失眠は血の巡りをよくしてくれるため、下半身の冷え改善にも役立ちます。子どもが眠くなると手足が温かくなるように、寝つきをよくするには冷えは天敵なのです。体が冷えた状態だと寝つきも悪くなります。

失眠で下半身の血流をよくすれば、下半身が温まり眠気を誘うため一石二鳥です。

失眠はむくみ解消にも効果があるといわれるツボです。血流の悪さは体を冷やして、水分代謝を悪くします。しかし、失眠のツボを刺激することで血流が促進されて、水分代謝が整えられてむくみが解消されるのです。

ツボを押して痛いと感じる原因は、ツボに関係のある器官に問題がある可能性があります。かかとには生殖器に関するツボがあるため、失眠を押すと痛いならホルモンバランスが乱れて生理不順などを引き起こしていることが考えらるでしょう。

足裏にある失眠穴は心が落ち着き、リラックスして睡眠の質を改善するツボです。寝つきが悪く疲れが取れない日々を送っているなら、椅子に座りながら失眠のツボを刺激して睡眠の質を高めましょう。お灸を使って温める方法もおすすめです。

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