ストレートネックで腕・手足がしびれる?ストレッチ・ツボなど治し方も紹介!
ストレートネック(スマホ首)が悪化して、腕や手足のしびれが出ていませんか?この記事では、ストレートネックと腕・手足のしびれの関係を紹介します。ストレートネックの治し方として【ストレッチやツボ】も紹介するので、参考にして下さい。
目次
ストレートネック(スマホ首)とは?
ストレートネックは、本来ゆるやかなカーブを描く首の骨がまっすぐになっている状態のことです。スマホ首ともよばれ、デスクワークの人やスマホをよく使用する人など、下を向いた体勢を長時間取る人に多いといわれます。
主な症状
ストレートネックの主な症状として、姿勢不良による肩こりや首のこり、頭痛が見られます。
どのくらいで治る?
ストレートネックは予防や、生活習慣や姿勢の改善が大切です。ストレートネックの状態でも、正しい姿勢の維持とストレッチで2~3週間ほどで改善がみられる場合もあります。
悪化するとどうなる?
- 首の痛みやこり
- 手や腕のしびれ
- 難聴・耳鳴り
- めまいやふらつき
- 自律神経失調症
- 視力低下・ドライアイ
ストレートネックが悪化すると肩こり・頭痛に加えて手や腕のしびれ、耳鳴りやめまい、視力低下などの症状が起こります。
高林孝光先生
柔道整復師
ストレートネックはスマホなどの同じ姿勢で筋肉に負担がかかった時も起こりますが、交通事故などで急に損傷するむち打ちになった場合も起こりやすいです。筋肉などを損傷するとそこを安静にして硬めるからです。
ストレートネックで腕や手足がしびれる理由は?
ストレートネックの状態だと首の血管や神経が圧迫されて、腕や手足にしびれが起こりやすくなります。
頭の重みで神経が圧迫されている
頭は体重の10%くらいの重さがあります。ストレートネックの人に多い猫背などの姿勢は頭の重みを分散できず、首周辺の筋肉に大きな負担がかかります。首こりや肩こりが起こりやすく、次第にしびれにつながる場合が多いのです。
正しい姿勢を心がけ、からだ全体で頭を支えられるように気を付けましょう。
頚椎ヘルニアの可能性も
頚椎がまっすぐな状態であるだけでなく、首の神経が圧迫され痛みやしびれを感じるときは頚椎椎間板ヘルニアの可能性があります。頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間にある椎間板の位置がずれて飛び出てしまう病気です(※1)。
症状が悪化する危険性があるので、ストレートネックの人は頚椎椎間板ヘルニアになっていないか専門家に見てもらいましょう。
高林孝光先生
柔道整復師
神経の特徴を正座で考えてみましょう。正座をして太ももでふくらはぎの神経が圧迫されると痛くなり、そのうちしびれてきて、立てなくなるという順序で進みます。痺れなどを放置しないようにして下さい。
しびれを伴うストレートネックの治し方は?
ストレートネックで手や腕にしびれを感じるという人に、仕事の合間や家でできる治し方を紹介します。
セルフケアで筋肉をほぐす
首や肩周りなど大きな負担がかかっている筋肉をほぐしてあげましょう。ストレートネックの人におすすめのストレッチやツボ押しは後で詳しく紹介します。
姿勢を改善する
普段の姿勢を一度見直してみましょう。座っているときは顎を引いて目線が下がらない状態が望ましいです。パソコンを長時間使用する人は、モニターを高くしたり姿勢改善のクッションを使用したりして作業環境を整えましょう。
立っているときは横から見て耳と肩、太腿、くるぶしが一直線上にあるように意識すると正しい姿勢が保たれます。頭部が前のめりになる姿勢を長時間続けないようにしましょう。
整体やマッサージを受ける
整体やマッサージなどを予約して施術を受けましょう。自分ではほぐしにくい首や肩、背中側の筋肉をほぐしてもらえ、姿勢の改善にもつながります。
整形外科へ行く
ストレートネックで手や腕のしびれが見られる人や、首の痛みがある人は整形外科で専門の医師に診てもらいましょう。電気治療や手技療法により、筋肉の緊張をゆるめて血行を促進します。
高林孝光先生
柔道整復師
椎間板と椎間板の間の髄核が少し飛び出していても、頚椎ヘルニアと診断されます。神経が完全に圧迫された場合もヘルニアと診断されます。ヘルニアでもいろいろと圧迫具合が違うのは覚えておいて下さい。
ストレートネックの改善方法①ツボ押し
ストレートネックはツボ押しでの改善効果が期待できます。首回りをほぐす3つのツボを紹介します。
①風池(ふうち)
風池は、後頭部の髪の生え際あたりにあるくぼみと左右の耳下を結んだ2ヶ所あるツボです。肩こりや首のこり、めまいや眼精疲労などに用いられています。
親指をツボに当て、他の指で頭を支えるようにして気持ちいい程度に10秒ほど押してください。
②天容(てんよう)
天容はあごの骨の角の後方で、首にある胸鎖乳突筋の前側にあるツボです。耳たぶの後ろにあるくぼみをたどり、指幅1本分後ろの位置を見つけましょう。耳鳴りや難聴、寝違えたときや片頭痛などに用いられてきたツボです。
人差し指や中指を使って、力をいれすぎないようにゆっくりと刺激しましょう。
③肩井(けんせい)
肩井は肩先と首の付け根の間にあるツボです。腕を上げてできた肩のくぼみの中央に位置し、肩や首の痛みに効果が期待できます。
反対の手の指を使って揉みこむように押しましょう。
ストレートネックの改善方法②ストレッチ
ストレートネックの改善効果が期待できるストレッチを3つ紹介します。起きた後や寝る前、作業の合間に実践してください。
①肩甲骨のストレッチ
空いた時間にすぐできる肩甲骨のストレッチを紹介します。
- 両手を後ろで組む
- 上がる位置まで両腕を高く上げる
- 3秒ほどキープする
肩甲骨の周りの筋肉が伸びているのがわかるはずです。座った姿勢が続いたときや、肩こりが気になったときに思い出してストレッチしてください。
②胸鎖乳突筋のストレッチ
首の横側にある胸鎖乳突筋のストレッチを紹介します。
- 顔を左に向ける
- 右手を胸に当て、首を後ろに傾ける
- 15秒間キープする
- 首の向きと腕を反対にしてもう一度行う
ゆっくりと首を動かし、気持ちいい程度にストレッチを行いましょう。
③あご押しストレッチ
座った状態でも簡単にできるあご押しストレッチを紹介します。
- 親指と人差し指をあごに当てる
- 首を後方に傾ける
- 指で軽く押さえて5秒ほどキープする
ストレッチを行うと首の前側が伸びて気持ちよく感じますが、強く押しすぎないように注意しましょう。
しびれを伴うストレートネックは早めに対処しよう
ストレートネックはデスクワークの人が多く抱える症状です。紹介したツボ押しやストレッチでストレートネックを改善しましょう。しかし、腕や肩のしびれを伴う場合は、頚椎椎間板ヘルニアにつながる恐れもあるので早めに専門家に相談しましょう。
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