【逆効果】側弯症でやってはいけないストレッチ|正しい方法を動画で解説
側弯症でやってはいけないストレッチをしていませんか。この記事では、側弯症でやってはいけないストレッチとおすすめのストレッチを紹介します。発症する原因や自宅で簡単にできるストレッチのポイントも紹介するので参考にしてください。
目次
側弯症はストレッチで痛みが改善する?
背骨が曲がっている側弯症は、ストレッチで体を伸ばせば治せると考えている人も多いでしょう。本当に、側弯症はストレッチで痛みが改善するのでしょうか。
軽度の側弯症にはストレッチが効果的
軽度の側弯症には、ストレッチが効くといわれています。ストレッチは側弯症に関わる背骨周りの筋肉を揉みほぐして柔軟にし、血行を改善できます。側弯症でストレッチが有効な場合は以下の通りです。
・背骨の湾曲が10度程度の軽度な側弯症
・筋肉の柔軟性がある30歳以下
・正しい方法でストレッチができる人
・適度な運動をしていて、筋力がある人
やってはいけないストレッチは逆効果になる可能性があるので注意
側弯症の改善のために背骨周りの筋肉を柔軟にするストレッチは効果が期待できるものの、やってはいけないストレッチもあります。かえって症状が悪化してしまうため、注意が必要です。
やってはいけないストレッチには痛いのに無理やりしたり、反動をつけて運動したりするのも含まれます。背骨が曲がった方向に対し、逆向きにストレッチするのもやってはいけないため注意しましょう。
側弯症でストレッチするときはどこの筋肉を伸縮させるかを理解し、正しい姿勢や動きをマスターする必要があります。やってはいけないストレッチは側弯症の痛みを悪化させる恐れがあるので、気をつけましょう。
そもそも側弯症とは?
側弯症は、正面から見て背骨が左右に湾曲している疾患です。正常な背骨は、正面から見るとほぼまっすぐで、横からだと首から腰にかけて縦に緩やかなS字にカーブしています。左右に湾曲した背骨の角度が10度以上あるのが、側弯症の定義です。
ここでは、側弯症の症状の特徴や原因について解説します。
症状の特徴
側弯症の症状の特徴は、外見に影響を及ぼすケースが多くあることです。背中や腰の片側に突出している部分があったり、肩の高さやウエストラインが左右非対称だったりします。(※1)
湾曲した背骨の状態は人によって違い、背中や腰が痛んだり、背骨にある神経を圧迫して痺れを引き起こしたりするケースもあります。一般的に子供のときに痛いことは少なく、年齢が上がるにつれて痛い場合が多いのも側弯症の症状の特徴です。
側弯症のよくある原因
側弯症のよくある原因には、脊柱の先天的な異常、神経や筋肉の異常、遺伝などが挙げられます。しかし、半数以上の側弯症が原因不明です。側弯症は低年齢の女性に多く見られ、バレエやダンスをしている女性や痩せ型の女性に多いというデータがあります。
女性のなかでも、成人してから発症する場合もあり、座位や就寝の姿勢、バッグを同じ側で持つなどの生活習慣が側弯症に影響しているともいわれています。体をひねる姿勢が続くと背骨周辺の血流が悪くなり、筋肉が硬直して側弯症を悪化させることもあるので要注意です。
側弯症でやってはいけないストレッチの特徴は?
側弯症では逆効果になる、やってはいけないストレッチもあります。側弯症でやってはいけないストレッチの特徴を紹介します。やってはいけないストレッチは背中や腰に負荷がかかり、側弯症の改善に逆効果になる恐れがあるため気をつけましょう。
背骨をねじるストレッチ
やってはいけないストレッチのひとつは、背骨をねじる動作です。側弯症の症状の1つに背骨のねじれも含まれるため、側弯症では背骨をねじるストレッチをやってはいけないとされています。症状を助長させるリスクがあります。
ストレッチだけでなく、日常生活中や自宅でも同じような動きをするのもやってはいけない動作です。
痛みを伴うストレッチ
痛みを伴うストレッチも、やってはいけないストレッチのひとつです。側弯症は人によって湾曲やねじれの向きが違います。一般的なストレッチでも、向きによっては痛い場合があります。無理に動かしたり、伸ばしたりするのもやってはいけないストレッチです。
症状が重いときは安静にし、病院の受診をおすすめします。痛いのにストレッチしたり、反動や勢いをつけて運動したりするのも、湾曲した背骨に負荷がかかってしまいます。
刺激すべき筋肉を理解していないストレッチ
刺激すべき筋肉を意識していないストレッチも、側弯症ではやってはいけないとされています。側弯症では人によって弱っている筋肉が違います。ストレッチをするときは自分の背骨が湾曲している向きをチェックし、鍛えるべき筋肉をよく確認しましょう。
例えば右側に湾曲している場合は右側の筋肉が縮こまっているため、右側の筋肉をストレッチすることが有効です。側弯症は傾きだけでなく、ねじれもあるため、自分に合ったストレッチを見つけるのは簡単ではありません。
医療機関を受診して、症状に適したストレッチを指導してもらうことをおすすめします。
側弯症におすすめのストレッチ
背骨を意識したストレッチは、背骨付近の筋肉のコリや骨の歪み解消に有効といわれています。ストレッチによって血行もよくなるため、側弯症の人はもちろん、肩こりや腰痛に悩んでいる人にもおすすめです。
ここからは側弯症におすすめの簡単なストレッチを紹介します。やってはいけないストレッチの特徴には当てはまらない比較的安全なストレッチで、自宅で簡単に行えます。間違ったやり方でストレッチをやってはいけないので、気をつけましょう。
側弯症におすすめストレッチ①寝ながらストレッチ
- うつ伏せで寝る
- 顔は前を向き、そのまま2分間キープする
- 1日2回行う
うつ伏せで足を曲げる体勢がつらいときは、お腹の下にクッションを入れると楽になります。右に湾曲している場合は、右足を90度に曲げましょう。股関節が硬い人は、足を曲げる角度が90度にならなくても構いません。
下がっている骨盤を上げる効果が期待できます。少しずつ体を動かし筋肉をほぐすと側弯症の痛みを改善され、ストレッチを続けていくうちに筋肉が柔軟になります。
側弯症におすすめストレッチ②立ったままストレッチ
側弯症におすすめの簡単なストレッチです。狭いスペースで行えるため、仕事や家事の合間などに習慣づけて継続しましょう。
- まっすぐ立った状態で、両手を頭上に上げる
- 両手の手のひらを合わせ、両手を高く伸ばす
- 10秒間、背中をしっかりと伸ばす
- 手をゆっくり下ろす
立った姿勢で腕を頭上に伸ばすと、上部の背筋に働きかけられます。ストレッチを行うときは、左右の肩の高さを水平になっていることを確認しましょう。鏡の前で自分の体のバランスを意識しながら運動すると、バランス感覚を養えます。
背中を伸ばすときに腰を反らすと腰痛を引き起こす恐れがあるため、注意が必要です。鏡を見て、腰が左右に曲がっていないか、肩の高さがそろっているかをチェックしましょう。
側弯症におすすめストレッチ③座りながらストレッチ
自宅や職場など椅子が2つあれば簡単に行えるストレッチです。側弯症の人は脇腹の血行が悪く、筋肉が硬くなっている傾向があります。脇腹を伸ばす運動で、背骨の歪みを調整しましょう。
- 椅子に座り、もう1つの椅子に片手をつく
- もう片方の手を上に伸ばす
- ゆっくりと椅子のほうに体を傾ける
- 傾けるときに息を吐き、戻るときに息を吸う
- 左右1回40秒かけて、2~3セット行う
座りながらストレッチでも、鏡を見ながら行うのがおすすめです。体を傾けるときに、前に倒れて脇腹を挟んでしまう場合があります。肋骨と骨盤の隙間が狭くならないようにすると、反対側の肋骨同士の間隔が広くなり、しっかりと脇腹が伸ばせます。
側弯症で湾曲している側の脇腹をしっかりとストレッチすることが大切です。縮こまっている脇腹の筋肉をストレッチすると、体の傾きが改善されることが期待できます。
側弯症はストレッチで痛みを和らげよう
側弯症の痛みは、ストレッチで和らげることができます。ストレッチは硬くなった筋肉の血行を良くし、柔軟にすることに効果的です。
しかし、やってはいけないストレッチをするとかえって側弯症には逆効果になります。やってはいけないストレッチにならないように、正しいストレッチを継続して行いましょう。
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