カイロプラクティック施術後の好転反応|悪化と違う?期間や過ごし方も
カイロプラクティックの施術後に不調になったことはありませんか?もしかしたら好転反応が原因かもしれません。この記事ではカイロプラクティックで主に見られる好転反応の【眠気・痛み・下痢】などの症状を紹介します。好転反応がいつまで続くかの期間や、好転反応の対処法・施術後の過ごし方も紹介するので参考にして下さい。
目次
カイロプラクティック後の不調は好転反応?
カイロプラクティックで背骨や首に施術を受けた翌日に体が痛い、だるい、眠い、重い、発熱などの好転反応と呼ばれる症状が出ることがあります。カイロプラクティックの好転反応についてくわしく解説します。
回復時に痛みが出ることが多い
カイロプラクティックの施術によって、今まで動かず機能していなかった関節や神経、筋肉が刺激されて目覚めるため、疲れやだるさが出たり痛みの場所が変わったりします。東洋医学では、好転反応は施術後の自己回復時に起こると考えられている現象です。
カイロプラクティックは、背骨や首やなどの骨の歪みを矯正することで体の不調を改善する施術法です。長期に渡り負荷がかかっていた人では、好転反応は起きやすく痛みも強いといわれます。ただし、厚生労働省は好転反応について科学的根拠がないと明示しています。
悪化している可能性もゼロではない
一般的には好転反応は回復時に起こるよい現象だといわれているものの、疾患が悪化している可能性もあります。背骨を刺激することで神経に負担がかかっていることがあるからです。
カイロプラクティック後2〜3日経っても症状が続いたり悪化したりする場合は、すぐに医療機関で診察を受けるようにしましょう。
カイロプラクティック後に起きる好転反応とは?
- 眠気やだるさ
- しびれ
- 痛み
- 下痢
- 湿疹や吹き出物
カイロプラクティック後に起こる好転反応には個人差があります。厚生労働省は科学的根拠がないと明示しているものの、実際に好転反応と思われる症状が現れる人は少なくありません。好転反応の症状について解説します。
眠気・だるさ
カイロプラクティック後は、体が正常な状態に戻ろうと働きます。その過程で体内に溜まっていた老廃物などが全身を巡るため、だるさを感じたり眠気が起きたりするのです。
しびれ
カイロプラクティックに限らず、好転反応では4つの段階を経るといわれています。弛緩反応、過敏反応、排泄反応、回復反応の4つです。好転反応の4つの過程では、麻痺していた箇所にしびれが起こることがあります。
痛み
カイロプラクティックの施術をした箇所に痛みやかゆみ、炎症などが起きることがあります。過敏反応といわれており、治療した箇所に血液が流れ込んで、体中の壊れた組織を作り変えようとしているために起こります。痛みが出たときは体を休めましょう。
下痢
回復過程の好転反応では、負荷がかかっていた場所に蓄積した毒素や老廃物を体外に排出しようという動きが活発になります。出現する症状は下痢や吹き出物、発疹、ニキビ、尿の色が濃くなるなどです。代謝を助けるために、水分を多めに取るようにしましょう。
山中清道先生
セラピスト
好転反応は多くの場合、刺激量の多すぎの場合に強く起こります。適切な刺激による施術の場合は反応が出たとしても軽く、翌日には回復します。ですから施術はお薬の量と同じくたっぷり長い時間やるから良いという事ではありません。
カイロプラクティック後の好転反応はいつまで続く?
好転反応だと分かっていても、症状が現れたら辛いと感じる人もいるのではないでしょうか。好転反応の症状はいつまで続くのかを説明します。
3〜4日が目安
好転反応が起こる期間は、一般的に3~4日だといわれています。カイロプラクティックの施術後3~4日は回復に向かっている好転反応と考え、体を休めて様子をみましょう。施術前の背骨や首の歪み、筋肉や血管への負荷の度合いによっては4日以上続くこともあります。
明らかに違和感がある場合や、長く続く場合は病院へ
発熱が続く、痛みや炎症などがなくならないなど、好転反応だと思っていた症状が3~4日経過しても回復しないときは、病院を受診しましょう。違和感があるときも同様に、自己判断は避けましょう。
好転反応が起きた時の対処法・過ごし方
- 神経を刺激しない
- 急性の症状は冷やす
- 慢性の症状は温める
- 体を休める
- 同じ姿勢を避ける
- 水分を多く摂る
カイロプラクティック後の好転反応が出たときは適切に対処することが大切です。体が回復に向かう段階にあるため、逆効果にならないよう注意しましょう。
神経を刺激しない
施術した当日は、激しい運動・飲酒・カフェイン(コーヒー等)の摂取は控えましょう。カイロプラクティックでは、間接的に神経を刺激しているため、神経への過激な刺激を与えることになりかえって逆効果になる場合もあります。
急性の症状は冷やし、慢性の症状は温める
急性の痛みや炎症であれば、温めず冷やしましょう。温めると血行がよくなるため、炎症や痛みが増幅することがあります。ある程度落ち着いてきたら、温めると改善が早くなります。症状が落ち着いたらお風呂などで体を温めましょう。
リラックスして休む
カイロプラクティック後のだるさや眠気が出る場合は、無理せずにリラックスして十分に体を休めましょう。体は自己回復の途中です。休養することで回復への働きをを助けることができます。
同じ姿勢は避ける
同じ姿勢を続けることは、一カ所に負荷がかかり続けるため血行を滞らせ筋肉が緊張します。カイロプラクティックの効果を半減させないためにも、適度に動く事が大切です。また、背骨や首の骨に歪みが再発しないよう、姿勢の見直しも必要です。
山中清道先生
セラピスト
もしも初回の施術時に強い好転反応が出てしまった場合は、次回来院時に施術をしてもらった施術者にその旨をしっかり伝えましょう。良い施術者は話にきちんと耳を傾けてくれますし、施術内容を考えて調整してくれます。
カイロプラクティック後に不調があればまずは安静に
カイロプラクティック後の好転反応は、回復している証と考えられています。好転反応が出たときは安静にして過ごしましょう。症状が長く続いたり悪化したりというときは、医療機関で相談しましょう。
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