『地機（ちき）』のツボがふくらはぎが痛いときに効く！効果や場所を解説！

東洋医学では、地機（ちき）の「地」は坤（こん）、「機」は変化を表すとされています。地機のツボを押すと、大地に万物の生命が復活するかのような働きをすることが、この名前の由来になっています。それでは、地機のツボにはどのような効果があるのでしょうか。

地機には、以下のような効果があるといわれています。

地機は、脾経（ひけい）のツボの1つで、膵臓を中心に全身の消化腺をコントロールしています。女性の場合には、生殖腺もコントロールしているため、地機のツボを押すと月経不純や生理痛などの婦人科系疾患の緩和に効果が期待できます。

また、地機は即効性のある郄穴（げきけつ）の1つでもあるため、食欲不振やむくみ、吐き気などの急性症状にも効果的です。

消化腺や生殖腺をコントロールする地機（ちき）は、どこにあるツボなのでしょうか。地機のツボの場所や見つけ方を解説します。

地機は膝下の内側に位置します。すねの骨の内くるぶしと膝骸骨を結んだ線を3等分し、膝骸骨から3分の1ほど下の場所にあるのが地機です。

地機のツボの見つけ方は、まずはくるぶしの内側に手のひらをあてて、膝に向かってなぞるように上がっていきます。骨の太くなっている場所まできたら、指4本分下のところを押してください。痛みを感じたら、そこが地機の場所です。

地機（ちき）のツボの押し方を解説します。誤った方法でツボ押しをすると、症状が悪化する恐れもあるため、適切な方法でツボ押しをしましょう。

地機のツボ押しをするコツは、ゆっくりと圧を加えたり、力を抜いたりすることです。強く押すのではなく、痛気持ちと思う程度の力で押しましょう。

地機（ちき）のツボがある場所を押すと痛いと感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、地機を押すと痛い原因について解説します。病院に行く目安や、何科で受診するべきかについても解説するので、参考にしてください。

地機があるふくらはぎの内側を内側を押したときに痛みを感じる場合は、以下のような原因が考えられます。

地機は消化腺や女性の生殖腺と関わりがあるため、押したときに痛い場合には、臓器の機能低下や婦人科系疾患、糖尿病のサインの可能性があります。

また、筋肉の損傷・炎症によって起こるシンスプリントや筋肉痛の場合にも、地機のある場所を押すと痛みを感じることがあります。

地機の場所を押して痛みがある場合には、整形外科を受診しましょう。病院を受診する目安は以下のとおりです。

地機を押して強い痛みがあったり、むくみがない場合は、筋肉が炎症を起こしていることが考えられるため、できるだけ早めに病院を受診しましょう。

頭痛や不眠など、地機の場所以外にも不調を感じているなら、病気のサインの可能性があります。この場合には、内科を受診するのもおすすめです。

地機のツボは、婦人科系疾患や体の不調など、さまざまな症状に効果が期待できます。ツボの押し方も参考にして、地機のツボを効果的に使いましょう。

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