マッサージ後の下痢や腹痛は効果が出た証拠？原因・対処法を解説

整体やリンパマッサージ、足ツボを受けた直後や翌日に、下痢になる人は少なくありません。なぜ、マッサージを受けた直後や翌日に下痢になるのでしょうか。

整体やリンパマッサージを受けた直後や翌日に下痢が起こる原因は、好転反応の1つである「排泄反応」の可能性が高いです。好転反応とは、体が正常な状態に戻ろうとして生じる一時的な不調のことです。そして、排泄反応とは体内の老廃物を排出する反応を指します。

マッサージには血行の促進やリラックス効果もあるため、好転反応としてだるさや眠気が起きる場合もあります。

腰回りが冷えていると血流の流れが悪くなり、内臓の機能が低下して下痢が起こりやすくなります。

マッサージを受けた後に起こる腹痛や下痢などの好転反応は、どのような特徴があるのでしょうか。好転反応が起こる原因や症状をくわしく紹介します。

整体やリンパマッサージ後に起こる下痢は、老廃物の排出が原因だと考えられています。好転反応では老廃物が排出されるため、デトックス効果とも呼ばれています。

特に疲労や老廃物が溜まっているとき、自律神経が乱れているときにリンパマッサージを受けると、好転反応が起こりやすいです。

整体やリンパマッサージで筋肉がほぐれる、血行が促進されることで、体内に溜まっていた老廃物がデトックスされます（※1）。マッサージよるデトックスの症状として、腹痛や下痢、尿や汗の量が増える、ニキビや吹き出物ができることがあるのです。

また、マッサージによって血行がよくなりデトックスが起こると、自律神経に影響を与えたり、疲労感やだるさ、眠気を伴ったりすることもあるでしょう。

好転反応は一時的に起こるものであるため、2〜3日程度で症状はおさまります。しかし、体調がよくないタイミングでマッサージを受けた場合は、症状が悪化している可能性もあります。

症状が長引く場合は好転反応以外の原因が考えられるため、早めに医療機関を受診するようにしてください。

マッサージ後に起こる下痢などの症状は、体の毒素を排出させるデトックスが起こっているからです。しかし、下痢や腹痛に悩む場合はどのように対処すればいいのでしょうか。

下痢が起きた場合は、脱水予防のために水分をたくさんとりましょう。また、好転反応による老廃物の排出を促すためには、常温の水やハーブティーを飲むのがおすすめです。

体が冷えると下痢の症状が悪化してしまう場合があります。マッサージを受けた日は湯船にゆっくり浸かって、体を温めましょう。湯船に浸かることで血行がよくなり、腸の消化活動を正常化させる効果も期待できます。

ストレスや疲労によって乱れやすい自律神経も入浴によって、整えることができます。

普段よりも運動量を増やすことで体内に巡っている老廃物が排出されやすくなります。運動不足な人はいつもより長めに歩くことから始めてもいいでしょう。

マッサージ直後や翌日に好転反応として下痢になった場合は、下痢に効果が期待できるツボを押すのもいいでしょう。

水分はおへそのおよそ1cmほど上にあるツボです。水分のツボは溜まった水を体の外へ排出する働きがあるため、軟便や下痢などの改善が期待できます。

両手の指を水分のツボに当てて、指を上下に30秒〜1分ほど動かしながらツボ押ししましょう。

マッサージ後の排泄症状は正常な反応ですが、久しぶりに老廃物が溜まっているときやマッサージを受けるときに起こりやすく、その症状に悩む人もいるでしょう。

マッサージ後は今回紹介した対処法やツボ押しで、排泄物をスムーズに排出できる手助けをすること、腰を温めることを意識しましょう。

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