命門（めいもん）は生命力をアップさせて元気になるツボ！効果や位置・押し方も解説

命門は生命の出入口である門という意味から名付けられました。腎臓や生命力と深い関わりがあり、元気の源、人体エネルギーの発源場所です。

東洋医学では、「気血」が循環して、バランスを保つことで生命の働きが成立するという基本概念があります。命門はその「気血」のエネルギーを整える働きがあるツボです。

命門は背骨上にあるツボです。エネルギーの源といわれる命門の位置や見つけ方を、図解とともに紹介します。

命門は両腎臓の間にあるツボです。腰の中央ライン上の、第ニ腰椎と第三腰椎の間に存在します。

おへそのちょうど裏側にあたる背骨の上を押さえて下さい。その位置を中心に押し広げていくと、痛いような気持ちいいような場所が命門のツボです。

命門の位置は分かりやすく、背骨上でも自分で簡単に押せる場所にあります。特別な器具も必要のない、手軽にできるマッサージ方法ですので参考にしてください。

※空腹時や飲酒後、妊娠中、血圧上昇時はツボ押しは避けてください

姿勢を正して、グリグリと円を描くように押してください。指の付け根の骨で押すとこで、指の腹で押すときよりも強い刺激を与えることができます。しっかりと深呼吸をしながらツボをマッサージしましょう。

命門は温めるとさらに効くといわれるツボです。お風呂に浸かって身体を温めた後のマッサージや、お灸やカイロで温めてからツボを刺激するのがおすすめです。

命門（めいもん）の効果・効能は以下のとおりです。

命門は、気の流れを整えてエネルギーを補うことで身体を温めて冷えを改善し、元気にします。生殖器にも作用するため、女性は不妊症、男性はEDに効果的です。腎臓を強くする効能もあるといわれ、泌尿器系の症状にも使えます。

特に効くといわれる効果として、冷え性、腰痛、女性の悩みである生理不順や月経痛について紹介します。

「冷えは万病のもと」と言われ、体温が下がると血流が悪くなり、免疫力も低下します。
東洋医学では、熱エネルギーの不足することやエネルギーの流れが滞ること、バランスが乱れることが冷えの原因と考えられています。

命門を刺激してエネルギーを補い、気の流れを整えることで冷えを改善しましょう。カイロやお灸でツボを温めることをおすすめします。体がぽかぽかしてくるまで温めてください。

固まった筋肉を緩めて、血行不良を改善することで腰の痛みを和らげます。普段からツボを押して、背中の筋肉の柔軟性を保つことで、腰痛予防にも繋がります。

押すと強い痛みを感じる場合は、筋肉の炎症がおさまっていない可能性があるので、ツボへの刺激は避けましょう。

生理不順や月経痛に困っている女性に役立つツボです。血行を良くして、ホルモンバランスを整えることで生理不順や月経痛を改善します。お灸やカイロで温めながら刺激すると、より効果的です。他にも不正出血や不妊症など、さまざまな女性の悩みにおすすめのツボです。

一般論的にツボを押すと痛い理由は、そのツボの対象である臓器や器官に不調を抱えている可能性があります。

命門の場合は、腎臓や泌尿器系、生殖機能、婦人科系の働きが弱くなっていることが原因である可能性があります。思い当たることがないのにツボを押すとあまにりも痛い場合や、不調が続く場合は、医療機関を受診しましょう。

命門は生命力アップに効くツボです。腰痛や冷え性、泌尿器系の疾患、婦人科系の疾患、生殖機能まで多岐にわたる効果が期待できます。

背骨上にあるツボで、見つけやすく、押しやすい場所に位置しています。指の腹や拳で刺激するだけでなく、お灸やカイロで温めるとより効果的です。

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