照海（しょうかい）は生理や不妊症に効果的？押すと痛い原因は？位置や押し方も

照海は、足の少陰腎経と呼ばれる経絡にある経穴です。東洋医学での「腎」は精気を貯蔵する場所で、生命エネルギーや生殖能力の意味を含んでいます。そのなかでも照海は、川（経絡）が集まり海となったものを光で照らすという由来です。

本記事では照海の押し方から効果まで、読んだ後すぐに実践できるように紹介しています。

照海は頭の症状の改善に使われることが多いですが、足首にある経穴です。足首にはツボが多くあり、他のツボと間違えやすためしっかりと照海の位置を把握しておきましょう。

また照海の見つけるためのポイントも紹介しています。

照海は、足の内くるぶし（内果）が一番高い場所から親指1本下のくぼみに位置します。

照海の見つけ方は内くるぶしの下で少し陥没している部分で、後脛骨筋腱という細長い腱の前にあります。照海のすぐ後ろには、水泉（すいせん）というツボがあるため間違えないように気をつけましょう。

ツボの場所は多少個人差があるため、自分で触って痛気持ち良いところを刺激しながら探しましょう。

照海は婦人科系の悩みや頭痛といった頭部の悩み、不眠などに効果が期待できます。押しやすい場所にありセルフケアに利用しやすいツボです。照海の押し方を説明します。

※押した時の痛みが強い場合は、中止し専門家に相談しましょう。

押し方のコツとしては照海の近くに腱があるため、腱を強く押さずに腱の前側を5秒ほど押すようにしましょう。照海は、リラックスした状態で少し上に向かって押すことでツボを刺激しやすくなります。

照海を押すことで期待できる効果・効能は以下のとおりです。

特に効くといわれる効果として、月経不順・生理痛やめまい・耳鳴り、アンチエイジングがあります。

また、照海にはリラックス効果もあるとされ、不眠などの自律神経症状の改善も期待できます。足のツボを刺激することで頭の症状まで効果が期待できます。照海を刺激することで、自覚のない症状が改善することもあるので押してみましょう。

照海は腎と関わりが強いツボです。腎の衰えは慢性的な疲労や精神的ストレスを生み出します。さらに腎との関わりが強い副腎皮質の疲労により、女性ホルモンのバランスの乱れが起こり月経不順や生理痛なってしまいます。

照海への刺激で腎や副腎皮質を整え、月経不順や生理痛を抑えましょう。さらに照海はリラックス効果と女性ホルモンを整える効果があるといわれています。2つとも月経不順や生理痛を抑えるのに必要な効果です。

東洋医学では昔から「腎は耳と二陰に開竅する」といわれ、腎と耳には関係が強いとされていました。腎経のツボである照海は、不足している腎のエネルギーを海を照らすことで補う効果があります。腎を補うことでめまいや耳鳴りに効果が期待できるのです。

頭から離れているツボでも効果が期待できます。特にメニエール病には効果が高いとされ、照海を鍼灸施術で用いられることが多いです。

照海は腎経のツボで副腎皮質を刺激し、エストロジェンを分泌させます。エストロジェンはアンチエイジングホルモンとも呼ばれ、アンチエイジングに効果が期待できるのです。

ツボの痛い場合は、それぞれ該当する器官に不調を抱えている可能性があります。照海を押して痛い場合は、東洋医学での「腎」に不調をきたしているとされています。

照海は、腎の経穴で西洋医学では腎臓や副腎皮質・副腎髄質・泌尿器系・生殖器などを指すツボです。照海を押して痛みが強い場合は、腎臓や副腎皮質などに、原因がある可能性があります。

照海という経穴を紹介しました。照海の場所は、内くるぶしの親指1本分下のくぼみにあります。アンチエイジングや全身のリラックス・女性ホルモン分泌が期待できます。照海をセルフケアで用いて、耳鳴りや生理痛などのさまざまな症状を軽減させましょう。

日々の疲れが溜まっている方は、お家でプロのリラクゼーションを受けてみませんか？