腰痛の特効穴「崑崙（こんろん）」とは？頭痛にも効く！位置・効能やツボ押し方法も

崑崙（こんろん）は東洋医学的に、足の太陽膀胱経という経絡にあるツボで、自分で指圧やお灸で温めて刺激をすることができます。名前の由来は、足の外くるぶしが中国の「崑崙」という山に見立てられたことに加えて「高いところ」という意味があるのです。

本記事では腰痛の特効穴である崑崙の場所から押し方を紹介します。

崑崙は、足の太陽膀胱経のなかにある経穴です。足の太陽膀胱経は、目頭から頭・背中・ふくらはぎを通り外くるぶしから足の小指まで続く経絡になります。

崑崙は膀胱経のなかでも、足首にある経穴です。今回は足首にはツボが多くあるため、他のツボと間違わないように崑崙の位置や見つけ方を紹介していきます。

崑崙の位置は、外くるぶしの後方でアキレス腱との間の中央のくぼみにあります。

外くるぶしを触り、アキレス腱に向かって撫でるように手を動かしていきます。アキレス腱手前で凹んでいる部分が崑崙になります。

経穴の位置は、個人差があります。崑崙付近でイタ気持ち良いと感じる部分を探しましょう。

崑崙には効果を高めるために、おすすめな押し方があります。セルフケアで崑崙を指圧する場合は、おすすめな押し方を参考にしてください。

ツボの押し方のコツは、深呼吸しながらリラックスしておこなうことです。崑崙は、1回の刺激を長めにすると効果を感じやすいです。また、ツボにお灸を使うセルフケアも高い効果が期待できます。

崑崙は腰痛の特効穴として有名なツボですが、以下のように頭痛や目の痛みにも高い効果が期待できます。

崑崙は自律神経症状や日々の疲れにも効果が期待できます。身体の不調に合わせて、崑崙を使ったセルフケアがおすすめです。

ここでは特に効果的といわれる症状について解説します。

崑崙は腰痛の中でも坐骨神経痛や腰の疲れからくる痛みに有効なツボです。崑崙は腰痛の特効穴のため刺激後すぐに足から腰への疲労感が抜けて、軽くなったと感じる人も多くいます。

崑崙は自律神経を整える効果が期待できるため自律神経の乱れによるめまい・頭痛に有効です。崑崙は、目頭から背部に渡り足先まで繋がる経絡にあります。そのため、足首にある崑崙でも頭痛やめまいに効果が期待できるのです。

さらに崑崙をお灸などで温めることでめまい・頭痛への高い効果が期待ですます。　　　　　

崑崙は東洋医学での、膀胱経という経絡です。膀胱経の不調は、目頭の疲労感や目の痛みを引き起こします。崑崙を刺激することで膀胱経の不調が整い、目の痛みや眼精疲労に改善の効果が期待できます。

目が強く痛い場合や眼精疲労が激しい場合は、崑崙をセルフお灸を使って温めるのもおすすめな方法です。セルフケア後、目の疲れが軽減し、効果を実感できるでしょう。

ツボを押すと痛い場合は、該当する器官に不調を抱えている可能性があります。崑崙を押して痛い場合の原因は、東洋医学でいう「膀胱」にある可能性が高いです。東洋医学でいう膀胱は西洋医学では、腎臓・膀胱・歯・目の瞳・内分泌腺・生殖器・自律神経・毛髪を指します。

東洋医学の膀胱に不安がある人は、崑崙をお灸を使って温める方法をおすすめします。また症状の改善が見込めない場合やツボを押した痛みが激しい場合は、すぐに専門家に相談しましょう。

崑崙は東洋医学での「膀胱」に関わるツボで、腰痛の特効穴として有名です。また頭痛やめまい・目の疲れにも効果が期待できる経穴です。指圧やお灸を日々のセルフケアに取り入れて腰痛やそのほかの身体の不調を改善しましょう。

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