関元（かんげん）は生理痛・冷え性に効くツボ！妊活にも効果的？場所や押し方も

関元（かんげん）という経穴（ツボ）の名前の由来は、元気の関所のツボという意味です。東洋医学でいう「気」が、集中している「元気」の源のツボになります。関元（かんげん）のツボは、生命エネルギーの源を司る「腎」として重要な経穴（ツボ）と考えられています。

関元（かんげん）は「丹田（たんでん）」と呼ばれる下腹部にある経穴（ツボ）です。関元のくわしい位置について紹介します。

関元（かんげん）の経穴（ツボ）は、おへそから直線上の下にあります。おへそからちょうど、指4本分下の位置です。

日頃（特に疲れている時）は、力を入れにくい場所ですが、このツボの辺りを温めると、疲れた心と身体全体、特にホルモンや「腎」に活力を与えて元気にしてくれるでしょう。

関元の見つけ方は、おへそに、人差し指を置きます。次に、指幅4本(人差し指、中指、薬指、小指)をそろえておきます。小指が当たっているところが、関元（かんげん）のツボの位置です。

関元（かんげん）のツボ押しは、強く刺激せず、優しくゆっくりが基本です。特に婦人科系の悩み改善には、ツボ押しよりも、ツボを温める温熱療法の方がおすすめです。ここでは関元の押し方や、温め方のポイントを紹介します。

仰向けになるのが難しい場合は、座ったままでもツボを刺激することができます。刺激を与え過ぎず、優しく押し、気持ちがよく感じる程度のツボ押しをこころがけましょう。

腹痛や体調が悪い人は、関元（かんげん）が冷えている人が多いです。下腹部は刺激に弱い部分の為、日頃から、カイロ、蒸しタオル、お灸などで関元（かんげん）を温めるケアをおこないましょう。ホルモンバランスや「腎」を整えると腹痛や生理痛にも良いとされています。

関元（かんげん）には、以下のような効果・効能が期待できます。

関元（かんげん）は、指圧したり温めたりすることで、生殖機能や泌尿器官、消化器官の不調を改善する効果が期待できます。女性であれば、生理痛や生理不順などの婦人科系の症状に効果があり、男性の場合は、男性不妊や男性ホルモン過剰による抜け毛などに効果的です。

ここでは、特に効果が高いといわれる症状について詳しく解説します。

女性は、ストレスや生理周期などでホルモンバランスが乱れがちです。関元（かんげん）の経穴（ツボ）は、生理痛を和らげる効果があるといわれています。特に生理1週間前から、関元（かんげん）のツボを温めることをおすすめします。

生理不順や不妊症、妊活中など婦人科の症状に悩んでいる人は、日頃から関元（かんげん）を温めてホルモンバランスを整えましょう。

冷え性、むくみ、疲労、腹痛、不眠などにも、関元（かんげん）のツボがよいとされます。関元（かんげん）のツボは、身体全体の気や血の巡りを整える作用があるため、冷え性やむくみなど血の巡りが原因でおこる症状に効果が期待できるのです。

関元（かんげん）は抜け毛や円形脱毛症など頭皮のトラブルにも効果が期待できます。抜け毛や円形脱毛症はストレスによる血行不良やホルモンバランスが乱れ、男性ホルモンの分泌が多くなると発症するといわれています。

関元を刺激することで自律神経を整え、ホルモンバランスを正常化するのです。

関元（かんげん）は、東洋医学での「腎」に働きをかけるツボで、生殖機能の低下や婦人科、泌尿器系の症状に効果が期待できます。「腎」は、「気」や「血」を巡らせている元気の象徴ともいわれています。

日頃から、関元（かんげん）のツボを刺激して、心も身体も元気な日々を送りましょう。

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