腰腿点（ようたいてん）は腰痛に効くツボ！場所・効果や押すと痛い原因も

腰腿点（ようたいてん）は東洋医学における手のツボの一つで、腰痛やぎっくり腰、坐骨神経痛などに効能が期待できる経穴です。腰腿点（ようたいてん）は腰痛点（ようつうてん）とも呼ばれ、名前の通り腰の痛みに関する特効穴だといわれています。

腰腿点（ようたいてん）は左右の手の甲に2か所ずつある経穴です。ここでは正確な位置と見つけ方を紹介します。空いた時間に簡単に押せる手のツボです。

腰腿点は人差し指と中指の骨が交わる所、薬指と小指の骨が交わる所の手前にそれぞれ位置し、左右両方の手の甲にあります。

手を大きく開き、反対の手で人差し指と中指、薬指と小指の骨の間をそれぞれ手首に向かってなぞると硬い骨に引っかかります。それぞれの骨が交わった部分である、硬い骨の少し手前にあるくぼみが腰腿点（ようたいてん）です。

腰腿点の押し方を紹介します。手のツボはひとりでも簡単に押せるため、セルフケアにおすすめです。ぜひ効果的なツボ押しを行ってください。

骨と骨の間を痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押しましょう。ツボが押しにくいときは、机などに手のひらを置いて腰腿点に親指を立てるように当て、ツボに入れ込むように押してください。

指を立てて押すと刺激が強くなります。加減しながら丁度よい押し方を見つけましょう。

腰腿点はぎっくり腰の特効穴といわれている経穴です。急な腰痛のほかにも、以下のように慢性的な腰痛、生理痛や便秘、坐骨神経痛などの症状に効能が期待できます。

上記のなかから特に効果があるといわれる腰の症状について、くわしく解説します。

腰の痛みがあるとき、腰腿点のツボ押しを行ってみましょう。腰腿点をほぐしながら、もし可能であれば腰をゆっくりと動かしてください。無理しない範囲で少しずつ動かしていくと、腰周りの可動域が広くなり効果を感じやすくなります。

腰腿点はぎっくり腰の特効穴とよばれ、急性腰痛症の痛みにも効果的だといわれています。ぎっくり腰になってしまったら、まずは楽な姿勢をとり安静にしましょう。痛い方の腰を上にして横になり、同じ側の手の腰腿点を押してください。

1か所につき1分ほど押し続け、腰の両側が痛い場合は寝る向きを変えて反対側のツボも押しましょう。指で押すだけでなく、爪楊枝を10～15本ほど束ねて尖った方をツボに当てる方法もあります。ぎっくり腰や腰痛になりやすい人は、腰腿点のツボ押しを覚えておきましょう。

腰腿点のツボ押しは坐骨神経痛にも効果が期待できます。坐骨神経痛は、腰から足にかけて通る坐骨神経が刺激・圧迫を受けることが原因となり、痛みやしびれなどの症状が現れます。

腰痛に引き続いて発症することが多いため、腰腿点を日常的に押すことで痛みを予防しましょう。

腰腿点も含め、ツボを押したときの痛みは一般的に、該当する器官に不調を抱えている可能性があります。腰腿点を押して痛みを感じるときは、主に腰の不調が原因です。

腰の右側が痛いときは右手の、腰の左側が痛いときは左手の腰腿点で痛みを感じやすくなります。腰の全体が痛いときは左右両方の腰腿点で同じくらい痛みを感じやすいといわれます。腰痛があるときは無理をせず、ひどくなる前に病院を受診しましょう。

東洋医学における手のツボのひとつ、腰腿点（ようたいてん）の位置や見つけ方、押し方と効能について紹介しました。腰腿点は、覚えておくと腰の痛みやぎっくり腰、坐骨神経痛などの症状が現れたときにとても役立つ経穴です。また、腰痛予防としてもおすすめします。

簡単にできる腰腿点のツボ押しでセルフケアを行い、リラックスした日々を過ごしましょう。

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