帯脈（たいみゃく）のツボは腰痛に効果的！脇腹が痛い原因や場所も

東洋医学において帯脈は、ポッコリお腹をスリムにする・腰痛改善への効果も期待できるなどの万能ツボとされています。腰部分に、腰紐のように位置するため「帯脈（たいみゃく）」という名前が付けられました。

帯脈（たいみゃく）は腰だけでなく肩回りの筋肉とも交わりがあるので、帯脈を押すことで多くの効果を期待できます。

帯脈が腰痛改善に効果がある理由は、帯脈を押すことで腰を支える腹筋や深部にある筋肉の血流を改善するからだといわれています。

血流改善によってお腹のハリや溜まった水分を流すこともできるので、ポッコリお腹に悩んでいる人にも人気の場所です。

帯脈（たいみゃく）の位置と見つけ方を解説します。帯脈の場所を覚えて、ツボ押しを習慣にしましょう。

帯脈は、おへその高さで、一番くびれているウエスト部分の横側にあります。

帯脈の一番分かりやすい見つけ方は、肘を90度に曲げることです。腰骨と肘の当たる部分が帯脈です。

帯脈のツボの押し方を解説します。簡単に刺激できるツボなので、休憩時間やリフレッシュしたいときにぜひ実践してください。

帯脈を両手で挟むようにし、お腹の奥に響くイメージで押してください。強く刺激せず優しくマッサージしましょう。

帯脈（たいみゃく）を押したときに痛みを感じる人もいるのではないでしょうか。ここでは、帯脈のツボ押しで痛みを感じる原因を解説します。

帯脈を押して痛いと感じる場合は、虫垂炎や婦人科系疾患の可能性があります。帯脈やわき腹付近を押して痛いときに考えられる症状は以下のとおりです。

帯脈を押したときに右側が痛い場合は、特に虫垂炎（盲腸）の可能性が考えられます。痛みに加えて顔色の悪さ・食欲不振などの症状がある場合は虫垂炎の可能性を考え、内科や消化器外科への受診を検討しましょう。

また、帯脈周辺の脇腹に痛みを感じるときは尿路結石の可能性もあります。尿路結石とは、尿の通り道に結晶ができ、大きくなってしまう病気です。

多くは結石がある側の脇腹に痛みが生じます。吐き気や血尿などの症状を伴うこともあるのが特徴なので、当てはまる場合は泌尿器科への受診を検討しましょう。

帯脈を押したときの痛みに加えて以下のような症状がある場合は無理をせず、医療機関を受診しましょう。

姿勢の悪さによる腰痛が疑われる場合は整形外科、虫垂炎が疑われる場合は内科や消化器科の受診をおすすめします。

また、下腹部にしこりがある場合は婦人科系疾患や大腸がんが疑われるため、産婦人科か消化器内科・胃腸内科・内科などを受診しましょう。

帯脈は体の歪みを整え、腰痛改善効果があるといわれています。腹筋や重要な血管・神経が集まる場所にあるため、適度な刺激は肩こりや姿勢改善、股関節や膝の疲労を和らげる働きも期待できます。

帯脈のツボ押しは簡単にできるため、ぜひ空いた時間や寝る前などリラックスしているときにゆっくりと刺激してください。ツボを押したときに痛みを感じたり、腰痛や頭痛などの症状がひどい場合は無理をせず病院を受診しましょう。

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