ばね指と栄養不足は関係する?その他の原因は?治し方・やってはいけないことも解説
ばね指と栄養不足の関係性を知っていますか?この記事では、ばね指と栄養不足の関係性を、その他の原因とともに詳しく紹介していきます。ばね指を自分で治す方法や、やってはいけないことも紹介するのでばね指で困っている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
ばね指の原因は栄養不足?
ばね指は指の腱鞘炎です。指の腱やその腱が通るトンネル部分の腱鞘が炎症を起こしてしまうことでうまく通れず、指が固まってしまったり関節に痛みが発症してしまう症状です。(※1)
指が思うように動かず、カクカクした動きになってしまいます。ばね指は栄養不足が原因とも言われています。
栄養不足がばね指の原因の可能性はある
ばね指はエストロゲンやビタミン、鉄などの栄養不足が原因でなる可能性があります。ばね指の症状は指の曲げ伸ばしで関節が引っかかる、指の関節がカクンとバネのようになる、朝起きた時に特に症状がある、指に痛みや熱、腫れを感じるなどがあります。
ばね指は治るまで時間がかかりやすく、なかなか改善しないことが多いので気をつけましょう。
栄養不足がばね指を引き起こすのはなぜ?
栄養不足がばね指の症状を引き起こす原因は、回復力の低下や腱を組成する鉄分の欠乏です。
回復力の低下
栄養不足になると、ばね指の症状がでることがあります。必要な栄養が足りないことで筋肉量が低下したり、血液やリンパ液などの体液の循環が悪くなったりすることで全身の回復力が低下するからです。
ばね指は指だけに問題があるように思えますが、全身の血流が悪いことで引き起こされます。栄養状態や筋肉量などの体質の問題が大きく関わるため、血流やリンパなどの体液の循環も良くするように、生活環境や体質改善が必要です。
腱を組成する鉄分の欠乏
腱を組成している鉄分の欠乏などでばね指が起こることがあります。腱や腱鞘は主にコラーゲン繊維で作られています。そのコラーゲン繊維はタンパク質や鉄、ビタミンCで合成されてます。
体の中で鉄分不足やビタミン不足になると、腱の合成が阻害され、ばね指の状態は悪くなるのです。
當銘梨沙先生
柔道整復師
日常で指を使う時はほぼ曲げる動きです。無意識の状態でも手を思い切り開いていることはあまりありません。指に違和感を感じる場合はセルフケアのストレッチとしてしっかり手を開き、指を伸ばすようにしてください。痛みが強くてできない場合はすぐに整形外科で検査をしましょう。
ばね指の原因は栄養不足以外にも?
栄養不足以外にも、ばね指になる原因として、指の使いすぎや女性ホルモンの乱れ、糖尿病などの持病が挙げられます。一つずつ紹介していきます。
指の使いすぎ
ばね指はスマホやPC、家事、ゴルフやテニスなどのスポーツ、ピアノなど指を使う動作による指の酷使も原因と言われます。指に負荷をかけることで、動かすたびに摩擦で炎症が進んでしまい、腱鞘や腱が腫れ上がり通過障害をおこすからです。
女性ホルモンの乱れ
更年期や妊娠・出産などで女性ホルモンが乱れる、体質が変わる時期の女性もばね指になりやすいです。ホルモンバランスが崩れて、血流が悪くなってしまうことが原因で腱鞘が狭くなり、ばね指が起こりやすいのです。
糖尿病などの持病
糖尿病やリウマチ、透析患者などの持病を持っている人もばね指になりやすいです。持病により体質的に抹消の血行が悪くなってしまうため、ばね指を発症しやすいのです。一度ばね指になると治るまで時間がかかることがあります。
複数の指に発症したり重症化しやすかったり、再発しやすかったりすることもあるので注意しましょう。
ばね指を自分で治すには?
ばね指を治すには、血液やリンパなどの体液の循環を改善させて、炎症のある箇所に滞っている痛みの物質を流す必要があります。自分で治すためには食べ物を見直したり、場合によっては冷やしたり、温めたり、ストレッチなどをしましょう。それぞれ説明していきます。
食べ物を見直す・サプリメントの服用
初期のばね指を改善するには食べ物を見直したり、サプリメントを服用する食事療法によって栄養バランスを整える効果が期待できます。エストロゲンなどの女性ホルモンの不足も原因の一つのため、大豆イソフラボンを摂るのもいいでしょう。
大豆イソフラボンの効果には、明確な根拠はまだでていませんが、豆乳や豆腐や納豆などの大豆製品やサプリメントの摂取で改善できる可能性があります。豆腐であれば2分の1丁、納豆1パック、豆乳200mlなど積極的に摂取しましょう。
冷やす
指の関節などに腫れや熱感があったり、動かす際に痛みがあったりする場合には腱に炎症が起きています。炎症を抑えるにはアイシングが効果的です。炎症期は1〜3日あります。その間は患部を冷やして、指をあまり動かさずに安静にしましょう。
温める
血液やリンパなど体液の循環の悪さが原因で指がこわばったり、痛みが長引いている場合は入浴などで体を温めることで改善します。入浴がすぐできない場合には、洗面器に40度くらいのお湯を張って5〜10分ほど手をつけるだけでも効果が期待できます。
血流をよくして、冷えから手を守りましょう。
ストレッチ・マッサージ
ばね指の悪化を防ぐためにはストレッチやマッサージなどで血流を良くすることが大切です。手の血流を良くするストレッチのグーパー体操を紹介します。
- 両手の指を思い切り開いて5本の指を伸ばす
- そのまま3秒キープする
- 手をギュッと2秒間握る
- 1〜3を10回繰り返す
ギュッと手を握る際には、親指は指の中に入れても入れなくてもどちらでも大丈夫です。グーパー体操など、ストレッチをする際は入浴後に行うと、より効果的です。
症状が改善しない際は専門家に相談しよう
時間が経っても症状がなかなか改善しない場合には、整骨院や整形外科などの病院に行きましょう。整骨院と病院はそれぞれ治療のアプローチが異なります。整骨院の場合はアイシングや固定、電気治療やリハビリ治療などが中心です。
一方、整形外科ではレントゲンを撮って骨に異常がなければ、ステロイド注射などの薬物治療をし、それでも改善しない場合は手術になります。ステロイド注射は腱鞘内の局所麻酔入りのもので、注射を打った後は3ヶ月以上は無症状ですが、再発することも少なくありません。
手術は腱鞘の一部を切開する手術です。短時間で、1cmほどの小さな傷で済みます。
ばね指の際にやってはいけないことは?
- 指を無理やり引っ張る
- 炎症のある患部を温める
- 痛みのある患部を揉む
- 放置する
痛みや腫れなど炎症のあるときには温めたり、刺激を与えないようにしましょう。また放置しすぎるのもよくありません。腱や腱鞘が硬くなり、さらに動きが悪くなってしまいます。
栄養不足がばね指を引き起こす場合がある
ばね指は栄養不足で引き起こされる場合があります。食べ物を見直したりサプリメントを服用したりすることで改善されることがあります。他にも指の使いすぎや女性ホルモンの乱れ、糖尿病などの持病が原因となりばね指になることもあります。
血流やリンパなど体液の循環の悪さが、より症状を悪化させます。温めてストレッチをしたり、炎症がひどい時には冷やしたりしましょう。なかなか改善されない場合には、ひどい場合には手術になることもあります。自分で判断せず専門家に相談しましょう。
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