腰痛や冷え性には次髎（じりょう）のツボが効く！位置・効果や押すと痛い原因も　

次髎は、骨盤内の血行を良くし腰痛や冷え性、排尿障害、妊活などに効果があるといわれます。仙骨には4個ずつ孔（仙骨孔）が開いています。東洋医学で「次」は2番目、「髎」とは骨のくぼみという意味をもつことが次髎の名前の由来です。

次髎は、骨盤内の血行をよくし腰痛や冷え性、排尿障害、妊活などに効果があるといわれています。

骨盤の中央に、平らな骨（仙骨）があり、左右4個のくぼみがあります。次髎は、4個のくぼみの上から2番目のツボです。次に、次髎の位置と見つけ方について詳しく解説します。

お尻の割れ目から少し上に滑らせると、仙骨という逆三角形の骨があります。その仙骨上に位置するのが次髎です。

お尻の割れ目から少し上にある平らな逆三角形の骨（仙骨）を確認してみましょう。その左右にそれぞれ4個ずつ孔（仙骨孔）があることを確認できます。その上から2番目のくぼみ部分になります。押してみると、心地よいと感じられるでしょう。

次髎を自分で押す場合は、仰向けに寝てげんこつをツボの位置に押し当て、自分の体重をかける方法とゴルフボールを使う方法があります。今回はゴルフボールを使った次髎の押し方を紹介します。

※飲酒後や体調の優れない時は、次髎のツボ押しは控えましょう。

パートナーの方にやってもらう場合は、腰の緊張をほぐすように腰に両手のひらをついてもらい、ツボの位置に親指を垂直に立てて押してもらいましょう。

次髎（じりょう）の効果・効能は以下のとおりです。

次髎は、腰のツボであることから骨盤内の血行を促進し、腰痛が緩和されます。血流がよくなると、腰回りの冷えも解消されます。

さらに冷え性が改善されることにより、排尿障害の軽減や妊活への効果が期待できるのです。このように、骨盤内の血行がよくなることにより、連鎖反応的に諸症状が改善されていきます。

次髎（じりょう）は、腰痛を改善するツボです。身体の表面には、「経絡（けいらく）」という通り道があり、その上に「ツボ」があります。そのツボには神経や血管が循環しているため、ツボを刺激することによって、血のめぐりもよくなり、不調が改善されます。

腰は内臓への神経を連絡する大事な器官です。次髎（じりょう）を刺激することにより、骨盤内の滞っていた血流が良好になり、腰痛を緩和する効果が得られます。

次髎（じりょう）は冷え性の改善にも有効です。次髎のツボ押しで骨盤内の血行がよくなり、体温の上昇や腰回りの冷えの軽減に効果があります。血行が良くなり冷えが改善されると、頻尿や子供の夜尿症などの排尿障害の改善につながり、むくみの解消も促されます。

次髎（じりょう）は、男性・女性とともに生殖器系の症状に効果があるといわれています。妊活に悩んでいる人にとって心強いツボです。骨盤内の血流を促進するため、男性は生殖器や膀胱などの働きがよくなり、男性不妊にも効果が期待できます。

女性では子宮や卵巣の機能が活発になり、子宮内の環境に改善、受精卵が着床しやすくなります。次髎は、不快な生理痛や生理不順などの症状も軽減するツボです。次髎を刺激すると、副交感神経が優位となり、緊張や興奮がしずめられ身体がリラックスします。

ツボを押すと痛い原因は、一般的に刺激によって反応する臓器や器官に、何らかの不調を抱えているからと考えられます。ツボには身体の毒素が顕著にたまったり働きが落ちたりしているというサインとして、押すと痛いという反応で教えてくれているのです。

次髎（じりょう）は、他の多くのツボが押すと痛いのとは異なり、比較的押しても、とても気持ちの良いツボです。

次髎は、骨盤内の血行を良くするツボであることから、腰痛や、冷え性、排尿障害、妊活、生理痛など、幅広い効果があるといわれています。妊活や生理痛・生理不順などに悩んでいる人には、特にうれしいツボです。次髎を押してさまざまな効果を実感しましょう。

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