【体験談】ハンモックで腰痛は悪化する？寝心地の良い寝方は？効果やデメリットも

ハンモックで寝ることは、腰痛が悪化するなど一般的に体に悪いイメージがあるかもしれません。ハンモックをベッド代わりにした場合、腰痛が悪化するのかどうか、その効果について詳しく解説していきます。

ハンモックにはベッドや布団にはないメリット・デメリットがたくさんあります。メリットとデメリットのそれぞれを解説していきます。

ハンモックをベッド代わりにするメリットは寝つきがよくなったり、寝返りをしないことで眠りの質が上がったりすることです。体をすっぽり両側から布が包み込んでくれるため、精神的な安心感があるのも睡眠にとっていい理由です。

またハンモックは薄い布のため手入れがしやすいこともメリットの一つです。洗濯表示などは購入前に確認する必要がありますが、洗濯機で洗えるものもあるため手軽に手入れできます。特に汗をかきやすい人にとってはハンモックはおすすめです。

通気性が布団よりもいいため蒸れないからです。汗疹などで悩んでいる人は夏はメッシュ素材にすることでさらに通気性がよくなり汗疹の改善が期待できます。また椅子として2WAYで使えることもハンモックのおすすめポイントといえるでしょう。

ハンモックをベッド代わりにするデメリットは冬は寒いことです。通気性がとても良いため、夏と同じ素材のハンモックでは部屋の中であっても寒くて一晩寝ることはできません。

冬にハンモックで寝る場合には、ハンモック用の寝袋と冬用素材のハンモックを足して、きちんとした装備にすれば快適に眠ることができます。またハンモックで寝るのは首に傾斜がかかるため首が痛くなる場合があります。首を痛めやすい人や持病がある人は気をつけましょう。

ハンモックで寝る場合、多少揺れを感じます。三半規管が弱いなど揺れが苦手な人には寝心地が悪いと感じるはずです。揺れるという点で地震に気づきにくいことがあるので災害時には逃げ遅れたりしないよう気をつけましょう。

また、ハンモックをベッド代わりにすると意外と場所を取ります。ハンモックは1人用でも長さは2〜3m、横幅も1〜1.5mあるため置ける場所を確保できない場合、室内で邪魔になってしまうこともあります。

ハンモックには腰痛が軽くなったり、睡眠の質が上がったりするという嬉しい効果があります。詳しく説明していきます。

ハンモックで寝る効果の一つは腰痛が軽くなることです。ハンモックは布団やベッドと異なり、背中や腰の背面だけでなく腕や太ももなどの側面も包んでくれるため、体に接する面が大きくなります。

布と体に接する面が大きいと体圧や体重を大きく分散してくれて、腰や背中の筋肉への負担が減り腰痛が軽くなるのです。

ハンモックで寝て寝返りが減り、睡眠の質が高まることも、腰痛への効果として挙げられます。睡眠中に寝返りをすることで体重や体圧を分散させています。1時間に2回程度寝返りをとっているため、その度に脳が起きてしまい、疲れが残ったまま朝を迎えることもあります。

ハンモックで寝ると布にすっぽり包まれて体重や体圧を分散させることができ、体の各所の負担が減るため寝返りで目を覚ますこともなく快適に睡眠をとることができるのです。

ハンモックをベッド代わりにして寝ることで腰痛に効果があるといわれています。それでは腰痛持ちの人が実際ハンモックで寝た時どうだったのか、効果があった人と効果がなかった人の体験談を両方紹介していきます。

ハンモックが腰痛に効果があった人の意見では以下の意見がありました。

布団では寝れないぎっくり腰の人もハンモックだと腰に負担がないため寝られるようです。他にも寝られないほどの腰痛持ちの人もハンモックだと、体圧が分散されるため一瞬で眠りにつけた人もいました。また継続的にハンモックで寝ている人は「超改善」と絶賛していました。

ハンモックが腰痛に効果がなかった人の意見は以下のようなものがありました。

ハンモックで腰痛が改善される人もいますが、そもそもハンモックの揺れる寝心地が合わず、腰痛にも効果がなかったという人もいます。また冬場床からの腰の冷えが原因で腰痛悪化したという人もいるようです。

ハンモックの布のサイズが小さいと体圧がうまく分散されず、体全体を痛めてしまうという声もあるので参考にしてください。

腰痛にいいハンモックの寝方には斜め乗りと十字のり（横乗り）があります。それぞれくわしく解説していきます。

斜め乗りとは、ハンモックに対して斜めに寝る姿勢です。ハンモックと水平に寝る縦乗りよりも、斜めに寝ることで背中と腰のカーブがゆるやかになり、背中や腰の筋肉への負担が減ります。縦乗りをするときと揺れは同じように感じるため、一番推奨されている乗り方です。

ハンモックの本場のメキシコやブラジルなどの中南米で最も多いハンモックの寝方がこの十字乗り（横乗り）です。カーブが緩やかで背中や腰の筋肉への負担が少なく寝心地もいい寝方です。乗り方は足から乗るのではなくお尻から座ります。

後ろへの転倒防止のために、頭側の布で頭を軽く覆ってから足をハンモックにいれましょう。

腰痛に悪いハンモックの寝方は縦乗りです。腰に悪い理由を詳しく説明します。

ハンモックの姿勢で一般的に想像されるのが、ハンモックの布に対し水平に寝る縦乗りの姿勢です。しかし縦乗りは背中や腰のカーブが急になることで腰に体重が掛かり、腰痛を悪化させてしまう体に悪い寝方なのです。傾斜も大きく首にも良くないため、気をつけましょう。

腰痛で悩んでいる人にはハンモックで寝るのがおすすめです。背中や腰の筋肉だけでなく腕や太ももなど体全体で体圧を分散してくれるため、腰に負担がかからないからです。姿勢によっては腰痛を悪化させることもあるため、正しい姿勢で寝ることを心がけましょう。

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