足つぼとリフレクソロジーの違いとは?足裏をマッサージして疲労回復しよう
足裏のマッサージには、足つぼとリフレクソロジーが有名ですが、どのような違いがあるのでしょうか?この記事では、足つぼとリフレクソロジーの違いを【押す場所・強さ・効果・歴史】に分けてそれぞれ紹介します。体の不調ケアやリラクゼーション効果が高いマッサージなので、この記事で違いを押さえて一度試してみてください。
目次
足つぼとは?
足裏のマッサージといえば足つぼを思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。足つぼマッサージについて、方法や考え方を解説します。
足裏のツボを押す健康法
足つぼとは足裏にある経穴と呼ばれる反射点のことです。足つぼにはそれぞれに該当する器官があると考えられています。症状に応じた足つぼを押すことで不調を改善する健康法が、足つぼマッサージです。
足つぼには、専門家による足つぼ療法や鍼灸治療、整体などで受けられる足つぼマッサージがあります。「上病下取」という東洋医学の考えに基づき、足裏には全身につながるつぼがあるといわれることから行われる方法です。
リフレクソロジーとは?
リフレクソロジーは、足つぼと同じく足裏のマッサージ方法です。リフレックス(反射)とロジー(学問)という意味を持ちます。足つぼとはどのように違うのか、リフレクソロジーについて解説します。
足裏のゾーンを押す健康法
リフレクソロジーとは、つぼ押しのように点で刺激するのではなく反射区と呼ばれる面を刺激します。反射区とは、末梢神経を通った器官ごとに分布図にしたものです。足裏に限らず、足の甲やふくらはぎ、手、顔をマッサージすることもあります。
リフレクソロジーは英国式と台湾式に分けられ、それぞれ押し方に違いがあります。日本では整体師がイギリスで学び持ち帰ったことから、英国式と呼ばれる方法が多いといわれています。台湾式は東洋医学の考え方を取り入れたマッサージ方法です。
足つぼとリフレクソロジーの違い①押す場所
足つぼとリフレクソロジーは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。足つぼとリフレクソロジーで最も違う点は押す場所です。足つぼとリフレクソロジー、それぞれの押す場所についてくわしく説明します。
足つぼは『点(ツボ)』を押す
足つぼは、不調を感じる器官に該当する経穴と呼ばれる反射点を押す方法です。改善したい不調を抱えた器官や凝りの場所によって、押すつぼは違います。点で押すため、つぼ押し用の道具を使うことがあるところもリフレクソロジーとの違いです。
足裏を広範囲でマッサージする施術方法を総称して「足つぼ」と呼ぶことがあります。反射点を押す方法ではないため区別しましょう。
堤 萌依先生
鍼灸師
足裏にあるツボは東洋医学では正式に「湧泉」の1つだけです。一応「裏内庭」「足心」「失眠」などのツボもありますが、これは奇穴と言って経絡上にはない特殊なツボです。
リフレクソロジーは『面(反射区)』を押す
リフレクソロジーは、反射区と呼ばれるゾーンを面で刺激します。面を押す点が足つぼマッサージとの大きな違いで、道具を使うことはなく指の腹で押すのが基本です。体の器官それぞれに該当する反射区が描かれた「フットチャート」に基づきマッサージします。
リフレクソロジーの反射区と東洋医学の足つぼでは考え方に違いがあるため、混同しないことが大切です。東洋医学を取り入れた台湾式でも、反射区を押す方法が使われています。
山中清道先生
セラピスト
足つぼマッサージもリフレクソロジーも足裏に対してマッサージするという点では同じですが、足つぼは足裏のツボに対して点圧を拇指やあんま棒を使って行います。リフレクソロジーはオイルを使って毒素を流すように刺激します。
足つぼとリフレクソロジーの違い②押す強さ
足つぼとリフレクソロジーの違いには、押すときの強さも挙げられます。それぞれの押す強さについて解説します。
足つぼは痛い・イタ気持ちいい
足つぼは、痛気持ちいい強さで押すのが基本です。つぼを点で押すため痛いと感じることがあります。該当する器官に不調を抱え、足裏に凝りがある場合や老廃物がたまっているときにも痛いのが足つぼの特徴です。
リフレクソロジーは気持ちいい
リフレクソロジーは反射区を優しく押して凝りをほぐします。足つぼが痛いのに対し、力は入れず揉むように押すため気持ちよく、マッサージ中に眠る人もいるほどです。オイルを使用するため、香りに癒やされ保湿による美容効果も期待できます。
台湾式リフレクソロジーでは、東洋医学の考えが取り入れられ不調の改善を目的として使われることがあります。そのため、台湾式は英国式に比べ押す力がやや強めという特徴があります。
足つぼとリフレクソロジーの違い③効果
足つぼとリフレクソロジーは効果にも違いがあり、目的によって使い分けることができます。それぞれの効果について紹介します。
足つぼは体の不調ケアがメイン
- 体の不調を改善する
- 余分な水分や老廃物の排出
- 血行促進
- 姿勢の改善
- 体のバランス調整
- リラックス効果
- 自律神経のバランスを整える
足つぼマッサージは、該当する器官や症状に直接的な効果が期待できます。つぼが作用する器官の不調を改善するため、健康維持に用いられることの多いマッサージ方法です。
足つぼマッサージによる足裏の血行促進は全身に影響し、代謝機能を向上します。余計な水分や老廃物を排出し、肌のくすみ解消など美容にも効果が期待できます。足裏のむくみも解消するため、立つ姿勢や体のバランスも整いやすくなるでしょう。
堤 萌依先生
鍼灸師
普段、体重を支えている足裏。足裏を整えるとリラックス効果だけでなく体の重心も整うので、腰痛や姿勢も改善されすいです。
リフレクソロジーはリラクゼーション効果がメイン
- 体を温め体温を上げる
- 血行促進
- むくみの解消
- ストレスの緩和
- 太りにくくなる
- リラックスできる
- 便秘症の改善
- アンチエイジング
リフレクソロジーは体の不調改善より、リラックス効果を期待して利用されます。気持ちがよいためリラクゼーション効果を求める人に向いたマッサージ方法です。
整体のように筋肉を直接ほぐす方法と違い、リラックスすることによる血行促進効果で凝りや体の冷えを改善します。また、むくみの原因となる老廃物の排出やアンチエイジングなど、美容にも効果が期待できます。
足つぼとリフレクソロジーの違い④起源・歴史
足つぼとリフレクソロジーの起源は大きく違います。それぞれが誕生し発展した背景について解説します。
足つぼは中国の東洋医学が起源
足つぼの起源は中国の東洋医学です。中国では、2000年以上前につぼによる治療が確立されていました。中国だけでなく、多くの国でつぼ療法に似た治療方法が存在します。
東洋医学では、体を通る経絡に位置する経穴は、それぞれ該当する器官に作用すると考えられています。そのため、病気など体の不調の改善に古くから用いられてきたのです。現在では、WHOによりつぼの場所が統一されています。
リフレクソロジーはエジプトが起源
リフレクソロジーはエジプト発祥のマッサージ方法です。それを元にアメリカのウィリアム・フィッツジェラルド博士が反射区の効果について研究し、著書「ゾーンセラピー」を発表しました。「ゾーンセラピー」が発展した形が現在のリフレクソロジーです。
反射区について研究するきっかけは、人が痛みを我慢するときに手や足をベッドに押しつける動作からでした。そうやって生まれた英国式のゾーンセラピーが台湾に伝えられ、東洋医学を取り入れた形で発展したのが台湾式リフレクソロジーです。
足つぼとリフレクソロジーの違いを押さえて有効活用しよう
足つぼとリフレクソロジーには大きな違いがあります。体の不調改善や美容、リラクゼーションなど、目的に応じて使い分けると有効に活用できます。施術を行うサロンや整体院で事前に相談し、自分に合うマッサージを受けましょう。
山中清道先生
セラピスト
足裏には体の各部位や内臓につながるツボや反射区と呼ばれるエリアがあります。そこを日頃から足裏を刺激してあげる事で心身共に健康につながります。自分でも刺激できますが、定期的にプロの施術を受ける事をお勧めします。
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