マッサージ後の好転反応とは?だるさや眠気の原因?目安の期間は?
マッサージ後に眠くなったり、だるさを感じた経験はありませんか?もしかしたら、好転反応かもしれません。この記事では、マッサージ後の好転反応の症状や対処法を紹介します。揉み返しとの違いについても紹介するので、参考にしてください。
目次
そもそも好転反応とは?
マッサージ後に感じる眠気・頭痛・だるさなどの症状は「好転反応」の可能性があります。今回は、マッサージ後の好転反応や、揉み返しとの違いについて解説していきます。
施術後に体調の変化が起きること
好転反応は、施術後に体調の変化が起きることです。マッサージやもみほぐし、オイルリンパマッサージなどの施術を受けると、筋肉がほぐれ血流やリンパの流れが改善します。体の中に溜まっていた老廃物や毒素が排出される際に体調が悪くなる反応です。
好転反応は東洋医学で用いられる言葉として知られていますが、厚生労働省では科学的根拠がないと明示しています。
小川真由美先生
看護師
私自身もオイルマッサージのあとに眠気や倦怠感がでたことがあります。夜勤続きで疲労困憊のときのほうが、同じ施術でも強く好転反応がでました。好転反応には個人差があり、体調によってもでかたが違うようです。
目安の期間は約2~3日
好転反応の目安の期間は2~3日です。「好転反応はいつまで続くの?」と不安になる人もいるでしょう。一般的に、マッサージ後1~3日ほどで好転反応の症状があらわれ、2~3日ほど症状が続きます。
揉み返しとの違いは体の反応
好転反応と揉み返しとの違いは、体の反応です。どちらもマッサージなどの施術後に起こる体の不調ですが、発生のメカニズムに違いがあります。好転反応は体が回復に向かいますが、揉み返しは筋肉の痛みが続きます。
揉み返しは、マッサージやもみほぐしなどの施術によって筋肉が傷ついている状態です。強く施術をされたり、足ツボマッサージでツボを間違えたりしたことで起こる「体のアラートサイン」です。傷ついた筋肉が修復されず硬くなり、筋緊張や痛みの原因となります。
山中清道先生
セラピスト
好転反応は治癒力が働いて身体を回復させる反応であると良い意味でとらえられますが、実はほとんどの場合、その人の身体にとって必要量を越えた過剰刺激によって起きている反応であることの方が多いです。
小川真由美先生
看護師
好転反応と揉み返しは区別が難しく、施術後の痛みがどちらなのか不安に感じることがあると思います。揉み返しは施術した所にピンポイントで出ることが多くあります。筋肉が傷ついている状態なので安静にするのが良いでしょう。痛みが続くようであれば施術したお店に相談してみてください。
好転反応の具体的な症状
好転反応には「弛緩反応」「過敏反応」「排泄反応」「回復反応」の4つのステップがあります。好転反応の具体的な症状を解説していきましょう。
眠気・だるさ
眠気・だるさは弛緩反応の1つです。マッサージの翌日に、眠くなる人や全身のだるさを感じる人は少なくありません。
眠気を感じるのは筋肉が緩み、副交感神経が優位に働くことでリラックスした状態になるからです。マッサージ中に眠気を感じたときにはそのまま眠っても構いません。一度眠ると、その後の眠気が軽減されるでしょう。
また、溜まっていた老廃物や毒素が外に出ようと全身を巡回します。その際、各器官が対応しきれず、全身のだるさを感じる場合もあります。
山中清道先生
セラピスト
好転反応と呼ばれる反応は適切な施術を受けた場合でも、施術当日は眠気やだるさなどの状態が出る事はありますが、ほとんどは一晩寝るとスッキリ解消します。3日以上反応が続く場合は施術の強さや量が過剰であると考えられます。
むくみ
むくみは排泄反応の1つです。マッサージなどの施術によって、体は溜まっていた老廃物や毒素を排出させようとします。しかし、うまく排出できないことにより、むくみの症状があらわれるのです。
頻尿
頻尿も排泄反応の1つで、マッサージなどの施術によって全身の血行やリンパの流れが改善し、老廃物や毒素、余分な水分が尿となって排出されます。老廃物や毒素が含まれているため、尿の色が濃くなったりにおいが強くなったりする場合もあります。
頭痛
頭痛は回復反応の1つです。マッサージやもみほぐしによって滞っていた血流が急激に改善し、老廃物が全身を巡り始めるときにあらわれる症状です。特に、首周りのこりがひどい人は、頭への血流が急激によくなることで、頭痛が起きやすい傾向にあります。
痛み
痛みは過敏反応の1つです。マッサージなどの施術後、慢性的に不調だった体の機能が覚醒し、体の状態が急性状態に戻ることで起こります。最も状態の悪い部分の部分の痛みが和らぐと、次に状態の悪い部分に反応が出始めるのが特徴です。
好転反応の対処法は?
好転反応の対処法は、水分補給をする、体を温めてゆっくり休むことなどです。ここからは、好転反応の対処法についてくわしく解説していきます。
水分補給をする
水分補給をすることで、全身を巡っている老廃物を体外へ排出する働きを助けます。マッサージやもみほぐしの施術前後に水分補給をしましょう。冷たい水よりも、白湯や温かいハーブティーがおすすめです。一度にたくさん飲むよりも、こまめに補給することを意識しましょう。
小川真由美先生
看護師
腰痛の方にカイロプラクティックを施術して、翌日腰に筋肉痛のような痛みがでる方がいます。施術前の痛みとは違う痛みで1日か2日で良くなりますが、水分を多めにとり、尿量を多くして老廃物をだすように説明しています。痛みが強くなったり、続く時は病院を受診したほうが良いでしょう。
体を温めてゆっくり休む
大きな体調不良がなければ、お風呂に入って体を温めてゆっくり休みましょう。お風呂に入ることで発汗を促して、老廃物を排出する働きを助けます。ただし、だるさや発熱がある場合にはお風呂は控えてください。
眠気やだるさ、痛みなどを感じるときには横になったり、ゆっくり睡眠をとったりして体を休めましょう。
軽い運動をする
軽い運動をすることもおすすめです。適度に体を動かすことで血液の循環がよくなり老廃物を排出しやすくなります。ストレッチやウォーキングなどの軽い運動で、リフレッシュがてら運動をしてみましょう。
好転反応ではない可能性?病院に行くべき症状は?
症状が長引く場合には、好転反応ではない可能性があります。病院に行くべき症状を紹介します。
2~3日経過しても症状が改善しない場合は病院へ
2~3日経過しても症状が改善しない場合には、医療機関を受診しましょう。我慢できないほどの痛み、手足のしびれなどの症状があらわれたときや、症状が長引く場合には他の要因が考えられます。自己判断をせず、医療機関を受診してください。
好転反応は身体が回復する過程で表れる症状のこと
好転反応は、体が回復する過程であらわれる症状です。眠気・だるさ・痛み・むくみなどの症状を感じながら、体内の循環や神経のバランスを整えて回復していきます。症状には個人差がありますが、軽い運動や休息をとりながら回復を待ちましょう。
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