金門（きんもん）のツボがふくらはぎが痛い時に効く！金運UPの効果も？

金門（きんもん）は、東洋医学の足の太陽膀胱経のツボです。名前の由来は、「金」は大事なもしくは重要な、「門」は気の出入りする穴という意味で、膀胱経の経気がここから入り込むことからきています。

この記事では、金門のツボの効果や押し方、痛む原因について詳しく解説します。

こむら返りは腓腹筋といわれるふくらはぎの筋肉の痙攣です。腓腹筋と長腓骨筋は重なって走行しています。そして、金門には長腓骨筋腱が付着しています。長腓骨筋がほぐれることで間接的に腓腹筋もほぐれることになるため、こむら返りに効果的なのです。

こむら返り以外にも以下の症状に金門が使われることがあります。

金門は足の膀胱経のツボです。膀胱経の経絡は、目頭から出発して、腰背部や臀部などの体の後ろを通り小指の爪の外側まで流れています。そのため、腰痛や坐骨神経痛、下肢や足背の麻痺や疼痛にも効果的だと考えられています。

金門（きんもん）のツボの場所は、足の外くるぶしの斜め前下に位置しています。詳しい金門のツボの場所や押し方について説明します。

金門の場所は、足の外くるぶしの下端から斜め前下に指1.5本分ほどの位置にあるくぼみの部分です。ちょうど踵立方関節と呼ばれる関節の下にあります。

坐った姿勢で、足の外くるぶしの下の踵の骨を前方にたどっていき、へこんでいる部分を探すと見つけやすいです。

指で押しにくいときは、ボールペンのキャップなどで押すことも有効です。また、陣痛促進の効果もあることから妊娠初期や中期に強い刺激を与えると流産の可能性があることから妊娠中は押してはいけないツボのため注意しましょう。

一般的にツボを押して痛いということは該当する器官に不調があるということです。金門（きんもん）を押すと痛い原因は、外くるぶし周辺に問題がある可能性があります。まずは、痛みの場所や外傷の有無など原因に心当たりがないか確認してください。

足をひねったり、ぶつけたなど外傷がある場合は腫れや内出血を伴うことが多いです。外傷がなくてもヒールの高い靴を履くことが多かったり、足を使ったスポーツの頻度が多かったりすることも原因になることがあるので注意が必要です。

金門を押して痛い場合、筋肉の損傷や骨折の可能性があります。捻挫が重度で軟骨や靭帯が損傷している場合、放置すると後遺症が残る可能性があります。後遺症は関節の不安定性が残存して捻挫を繰り返したり、痛みが断続的に続いてしまったりというものです。

軽い捻挫などであれば、RICE処置といわれるRest（安静）、Ice（冷却）、Compression（圧迫）、Elevation（挙上）の適正な処置をおこなうことで、症状が落ち着き回復に向かうでしょう。

上記に示したような症状があり、日常生活に支障をきたしているような状況であれば、セルフケアだけでは解決しません。早期に整形外科を受診して医師の診察を受けることをおすすめします。

金門（きんもん）は、こむら返りや腰痛、坐骨神経痛などに効果が期待できるツボです。自分の手で届く位置にありセルフケアに取り入れやすいツボなので、効果的に使いましょう。

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