後渓（こうけい）のツボは背中の痛みや張りに効く！場所や効果を解説！

小腸の経絡上にある後渓（こうけい）の効果について解説します。よく効くといわれる後渓には、どのような効果が期待できるのでしょうか。東洋医学で小指の付け根の後ろという意味を持つツボ、後渓の場所や押し方も紹介します。

後渓に期待できる効果はさまざまで、幅広い症状の緩和に用いられるツボです。後渓の主な効果を紹介します。

後渓は、首や背中の緊張やこわばりを緩和するといわれているツボです。そのため、肩こりや寝違え、腰痛に効果が期待できます。

外部から体内に入った悪いもの（外邪）による熱を排除し、特に皮膚のような体の浅いところに効果を発揮するといわれています。体の上部にも作用するとされ、目や耳の症状にも用いられるツボです。

後渓（こうけい）は、寝違えや肩こりなど日常的に起こりがちな不調を改善します。ツボの場所を知っておくと、いざというときに役に立つでしょう。後渓の場所について、くわしく解説します。

後渓が位置するのは、手の平と手の甲の境目です。小指の付け根側の、手を握ったときにできるしわの先端にあります。感情線が目安になり、比較的見つけやすいツボです。

後渓を簡単に見つけるには、まず手を軽く握ります。小指側にできるしわの膨らみの先端が後渓の場所です。

後渓の押し方を紹介します。簡単にできるため、寝違えたときや肩こりを改善したいときにおすすめです。見つけやすいツボで、セルフケアもしやすいため後渓の押し方を覚えておくとよいでしょう。

後渓を押しながら首や肩をゆっくり回すと、首周りがほぐれやすくなります。寝違えて動かしづらいときは、痛みや可動域が徐々に改善されるのを感じながら少しずつ首を動かしましょう。指の方に向けて押すと骨の窪みを刺激できます。

後渓（こうけい）を押して痛いときは、原因があるのでしょうか。後渓に痛みを感じた場合に考えられる原因について解説します。

後渓を押して痛いとき、対応する首や背中の筋肉が緊張していることだけが原因ではありません。痛みが強いときや違和感があるときは、他の原因がある可能性も念頭に入れておきましょう。

肘部管症候群は、肘から小指に伸びる神経が圧迫されることで、手の平の小指側に痛みやしびれが出現する疾患です。同じく痛みやしびれが出現する原因には、スマートフォンを長時間使用するなど小指に負荷がかかり過ぎることも挙げられます。

後渓やツボの周囲に触れると痛い場合は、捻挫や骨折などけがをしている可能性も考えられます。痛みの強さやによっては、ツボ押しを中止して専門家に相談しましょう。

後渓を押して痛いとき、病院に行くべきかどうかを判断する目安を紹介します。

後渓に触れなくても痛みがあるときは、整形外科を受診しましょう。けがや障害が軽度であれば自覚症状を感じにくいこともあります。ツボを押して痛みが強いときや違和感があるときは、自己判断せず受診をおすすめします。

後渓（こうけい）は寝違えや肩こり、腰痛によく効くといわれているツボです。目の疲れやストレスによる症状も緩和でき、ひとりでも簡単に押せます。後渓のツボで寝違えや肩こりを改善しましょう。

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