瞳子髎（どうしりょう）のツボは目の痛みや充血に効く！効果や場所を解説！
「瞳子髎 (どうしりょう)」は疲れ目に効果があるとして知られているツボです。この記事では、瞳子髎の場所・見つけ方や押し方、瞳子髎を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、瞳子髎を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『瞳子髎（どうしりょう）』の効果とは？
瞳子髎は「どうしりょう」と読み、東洋医学において全身に300余り存在すると言われるツボの一つです。瞳子とは目、髎とは骨の角やくぼみを意味し、目の骨のくぼみといった意味になります。今回は、瞳子髎のツボの効果について詳しく解説するので参考にしてください。
会田信貴先生
鍼灸師
周辺に頬骨眼窩動静脈が分布している事から、刺激すると血流が良くなるので目の疲れや充血の改善、乾燥肌、むくみなどの改善に効果的です。
疲れ目に効果的
瞳子髎のツボで改善される主な症状は、疲れ目やかすみ目などの眼精疲労です。そのほかにも以下のような症状に効果が期待できます。
・頭痛
・顔のむくみ
・目の充血
・目尻のシワ
・結膜炎
・乾燥肌
ツボは体の熱のバランスや水分の代謝改善に効果的で、瞳子髎は顔周りの血液や体液の流れをスムーズにすると効果があると言われています。そのため目の疲れや充血を取り、目の輝きを保つ効果のほか、目尻のシワや乾燥肌などの美容効果も期待できます。
会田信貴先生
鍼灸師
このツボの部位に眼輪筋や深層には側頭筋があり、刺激をすると筋肉の緊張がとれて顔のたるみや目尻のしわが改善されやすいです。
瞳子髎（どうしりょう）のツボの場所は？
ここでは、瞳子髎のツボの位置を図解とともに解説し、ツボの見つけ方についても紹介するので参考にしてください。
瞳子髎の位置は目尻の外側
瞳子髎は上の図のように目尻から親指半分ほど外側にある、骨のくぼみがある場所です。体の中心にあるツボを除いて、ツボは左右対称に位置しており、両方のツボを刺激すると左右のバランスがとれます。瞳子髎のツボも左右にあるので、同じように刺激を与えましょう。
瞳子髎の見つけ方
目をつぶって目尻を確認し、そこから親指半分ほど外側に指をずらすと骨のへこみを感じます。そのへこんだ場所が瞳子髎のツボで、指の腹で押すと響くような痛みを感じるでしょう。あまり強すぎる力ではなく、気持ちよいと感じる強さで刺激してください。
瞳子髎（どうしりょう）のツボの押し方は？
瞳子髎のツボ押しは、疲れ目や充血のほか、むくみをとる効果も期待できるため顔色を明るくさせたい人にもおすすめです。ここでは、瞳子髎のツボ押しの方法を紹介するので参考にしてください。
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瞳子髎のツボの押し方
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1.目尻の外側にある瞳子髎のツボを人差し指の腹で探す
2.ゆっくりと5秒かけて押す
3.ゆっくり離す
4.これを5～6回繰り返す
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瞳子髎のツボを押す際は、呼吸に合わせて行うとより効果的です。痛みを感じるほど強い力ではなく、気持ちよいと感じる強さでツボを押すようにしてください。
目の周りの皮膚は薄いため、強い力で押したり必要以上に押したりすると、皮膚が赤くなることもあるので注意が必要です。
瞳子髎（どうしりょう）を押すと痛い原因は？
瞳子髎のツボ押しをしてものすごく痛みを感じる場合は、何かの病気だと心配になる人もいるでしょう。ここでは、瞳子髎を押すと痛い際に、考えられる原因を紹介するので参考にしてください。
眼精疲労やものもらいの可能性も
目尻を押すと痛い場合に考えられる原因を紹介します。
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・眼精疲労
・ドライアイ
・ものもらい
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上記の中で最も可能性が高いのは、眼精疲労です。パソコンやスマホを長時間見るなどで目を酷使した結果、目の疲れが回復しない状態です。この場合、肩こりや頭痛などほかの体の部位に不具合が出ることもあります。
押すだけでなくまばたきをする際に痛みがあったり、目尻付近に赤みが出たりしている場合は、ものもらいの可能性もあります。この場合は目をむやみに触らないように注意が必要です。
会田信貴先生
鍼灸師
眼精疲労やドライアイは生活習慣も関係してくるので、少し様子を見てもいいでしょう。目元を温めたり 承泣、四白などのツボも併せて刺激してみると良いですよ。
病院は何科で受診すべき？行く目安は？
目尻の骨付近が痛い場合、何科の病院へ行くのがよいのかを紹介します。
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・眼科
・心療内科
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目尻に痛みがあり、それと同時に目の充血やかすみ目など目の不快感が1週間ほど続くようなら、眼科へ行くのをおすすめします。眼科で診てもらっても症状が改善されない場合、精神面の影響も考えられるので、心療内科の診察も選択肢の一つです。
なお、細菌性のものもらいの場合は重症化することも考えられるので、早めに眼科へ行くとよいでしょう。
瞳子髎（どうしりょう）のツボで疲れ目を和らげよう！
瞳子髎のツボの場所は目尻の外側にあり、見つけやすいので手軽にツボを刺激できます。顔周りの血液や体液の流れを促す効果が期待できるので、目の疲れを感じる時や目の充血の改善したい時などに、瞳子髎のツボを優しく押してみてください。
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