脇の下の極泉(きょくせん)のツボは二の腕痩せや肩こりに効果的!効能や場所を解説
「極泉 (きょくせん)」は心臓病などに効果が期待できるとして知られているツボです。この記事では、極泉の場所・見つけ方や押し方、極泉を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、極泉を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『極泉(きょくせん)』の効果とは?
「極泉(きょくせん)」は東洋医学の「手の少陰心経」に属するツボです。「極」は最上や尽きる場所、「泉」は水が湧き出る場所という意味があります。心経の最上部で、血液が流れる場所に位置することから「極泉(きょくせん)」と名付けられました。
心臓のはたらきに効果的
極泉は心臓のはたらきに効果的なツボとして知られています。極泉が属する「手の少陰心経」は、主に心臓と関係している経脈です。そのため、心臓病やストレス解消に効果があるといわれています。そのほか、極泉に期待できる効果には以下のようなものがあります。
・うつ病
・疲労感
・動悸
・呼吸障害
・肩こり
・肘の冷え
・腕の痛みやだるさ
・二の腕のたるみ
・肋間神経痛
極泉はうつ病や疲労感の解消にも効果があるといわれています。また、主に心臓に効果があるため、胸の動悸や呼吸障害の予防にもつながります。動悸が原因で起こる肩こりの対策にも繋がるので効果的です。
腕の疲れや痛みも緩和されるため、肘の冷えを感じたときや二の腕が弛んでいるときは極泉を刺激してみましょう。
横内稚乃先生
鍼灸師
その他にも緊張やストレスによる脇汗を止める作用も期待できます。人前でのプレゼン等で緊張する時はツボ押しでリラックスでき、脇汗も止まりやすくなります。極泉の位置には腋窩動脈や腋窩リンパ節があるため血流やリンパの流れが改善し、腕の痛みやだるさ、肘の冷えの解消にも効果的です。
極泉(きょくせん)のツボの場所は?
極泉(きょくせん)はどこにあるツボなのでしょうか。心臓に問題を抱えている人は、極泉の位置を覚えておくと便利です。それでは、極泉の位置と見つけ方を解説していきます。
極泉の位置は「脇の下の中央」
極泉は脇の下の中央に位置するツボです。脇の下には腋窩(えきか)と呼ばれるくぼみがあります。その腋窩の動脈拍動部に位置しています。体温を測る際に体温計を当てる位置が曲線の場所になります。
極泉の見つけ方
極泉の見つけ方は簡単です。腕を真上に上げ、脇の下にできるくぼみをとります。わかりにくい場合は動脈の拍動や熱を感じる部分を探してみましょう。
極泉(きょくせん)のツボの押し方は?
極泉(きょくせん)のツボ押しは1人でも簡単にできるため、肩こりや腕の痛みがあるときのセルフケアにおすすめです。極泉の押し方を紹介します。
- 腕を上げて真ん中の指3本を当てる
- 腕を下ろして脇を締める
- 親指で挟んで脇の筋肉を挟むように揉む
- 反対側も同様に行う
極泉のツボを押すときには、脇に対して上に圧を加えるように揉むことがコツです。強く押しすぎると痛いので、気持ちよいと感じるくらいの力加減で押しましょう。
極泉(きょくせん)を押すと痛い原因は?
極泉(きょくせん)を押したときに痛みを感じる原因には、どのようなものが考えられるのでしょうか。単純にツボを刺激したことによる痛みだけが原因ではない可能性もあります。極泉を押したときの痛みについて解説します。
ホルモンバランスの乱れやリンパ節炎の可能性も
極泉を押したときに痛みがあれば、生理の影響などによってホルモンバランスが乱れているかもしれません。また、風邪をひいてウイルスに対してリンパ節が活発に働いている可能性もあります。極泉を押して痛いときに考えられる疾患は以下の通りです。
- ホルモンバランスの乱れ
- 風邪(リンパ節炎)
- 筋肉や血管の損傷
- 乳がん
- 心臓の疾患(心筋梗塞・狭心症など)
脇の下には毛細血管と呼ばれる細い血管が集まっているため、血管が傷ついていると痛みを感じます。しこりや腫れがある場合は乳がんの可能性も考えられます。他にも心筋梗塞や狭心症などの心臓の疾患が原因で痛みを感じる場合もあるので原因はさまざまです。
横内稚乃先生
鍼灸師
風邪の時に極泉を押して痛かったり熱を持っている場合はすぐに中止してください。37度程度の微熱でも、極泉のツボを刺激することで38度~39度に一気に上がる可能性もあるからです。熱がある時は保冷剤をハンドタオルで包み、極泉の周囲に当てることで熱が下がりやすくなります。
病院は何科で受診すべき?行く目安は?
脇の下の痛みが改善しない場合や原因がよくわからない場合は病院に行きましょう。心臓の疾患や乳がんの場合が最も危険なので男性は内科、女性は婦人科・産婦人科を受診しましょう。病院を受診する目安は以下の通りです。
- 痛みの強さや範囲が大きくなっている
- 腫れやしこりがある
- 胸が苦しい
- 呼吸がしにくい
- 熱がある
- 脇以外の場所も痛い
脇の下は皮膚も薄くデリケートな部分なので外傷によって痛みが出やすい場所でもあります。しかし、放っておくと心臓の病気やがんなどの深刻な原因の場合もあるため、病院に行くのがおすすめです。心臓病やがんの早期発見につながる可能性があります。
極泉(きょくせん)のツボで不快な症状を和らげよう
極泉(きょくせん)は心臓の疾患のほか、ストレスや腕の痛みの解消に効果があるといわれるツボです。押しやすい場所に位置するため、セルフケアにおすすめです。極泉のツボ押しで、不快な症状を和らげましょう。
横内稚乃先生
鍼灸師
四十肩・五十肩の症状があり腕が上がりにくい場合は極泉を押しにくいこともあります。腕の痛みがひどい時や腕がほとんど動かせない時はツボ押しを控えて安静に過ごしましょう。お風呂上りなど体が温まっていて、腕を動かしやすい時にツボ押しをすると腕のだるさも解消されやすくなります。
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