ぎっくり腰の時の座り方は?椅子・ソファー・デスクワークや床別に解説
ぎっくり腰の時の楽な座り方を知っていますか?今回は、ぎっくり腰になった時の楽な座り方を<椅子&ソファ&デスクワーク・床>別に紹介します。ぎっくり腰の時の立ち方・寝方・歩き方も紹介するので参考にしてみてください。
目次
ぎっくり腰で座ると痛い・座れない…楽な座り方は?
ぎっくり腰の時は座ると痛かったり、ひどい腰痛で座れなかったりする人も多いはずです(※1)。座ると楽な姿勢はあるのでしょうか。この記事では、ぎっくり腰になった時の座り方について紹介します。
ぎっくり腰の時の楽な座り方を解説!
ぎっくり腰になっても、食事や仕事をする時には座る必要があります。少しでも痛みを感じないようにするために、ぎっくり腰の時の楽な座り方を参考にしてください。
ぎっくり腰の時の座り方【椅子・ソファ・デスクワークの場合】
- 座面に手をおく
- 軽く上を向いて、背筋を伸ばす
- ゆっくりと腰を下ろし、椅子に座る
- 肘置きやテーブルなどを腕で押さえる
- 腕で上半身を支える
- 胸を張って骨盤を立てて座る
椅子・ソファ・デスクワークの場合、ぎっくり腰の時の座り方は背筋を伸ばしながら腰を下ろします。背骨が上半身の支えになり、腰への負荷が少なくなります。前傾姿勢が楽な場合は無理に背筋を伸ばさないで、楽な姿勢でゆっくりと腰を下ろしましょう。
背もたれによりかかる椅子に座ると骨盤が後傾し、腰に負担がかかります。やわらかいソファも腰への負荷が大きく、ぎっくり腰のときは避けたほうが無難です。仕事でデスクワークするときは、自分に合った椅子を選びましょう。
ぎっくり腰の時の座り方【床の場合】
- 壁に手をおく
- 軽く上を向いて、背筋を伸ばす
- 壁伝いにゆっくりと腰を落とす
- ふくらはぎにお尻を乗せて座る
- 胸を張って骨盤を立てて座る
ぎっくり腰で床に座る場合は、ふくらはぎにお尻を乗せる座り方(正座)がおすすめです。腰に痛みが出ない程度に背筋を伸ばして座ると、腰に負担がかかりにくくなります。足がしびれてつらい人は、無理をしないで椅子に座りましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
ぎっくり腰になった時に座る、立つ、歩くなどの動作で共通して言えることはお腹に力を入れることです。腹圧が抜けていることで腰の筋肉への負担が大きくなり、ぎっくり腰にもなりやすいのです。
ぎっくり腰の立ち方・寝方・歩き方も知っておこう
ぎっくり腰になったら、立ったり歩いたりした時にも痛みを感じることがあります。ぎっくり腰の時に少しでも楽になる立ち方や寝方、歩き方を解説します。
ぎっくり腰の立ち方
- 床の場合は、四足歩行の姿勢になる
- 椅子の場合はテーブルや曲げた膝に両手をつく
- 上半身の角度を変えずに、少しずつ立ち上がる
ぎっくり腰の立ち方は腰への負荷を減らすために、お腹に力を入れるのがコツです。ぎっくり腰では1度座ると立てないことがあります。時間をかけながら、膝や太ももの力で立ち上がりましょう。壁を背を向けて立つと、壁に腰をつけられて楽に立てます。
ぎっくり腰の寝方
- 壁伝いに徐々に寝る
- 横向きの場合は痛む側を上にして、膝を曲げる
- 仰向けの場合は膝を立てる
ぎっくり腰の寝方は痛みがある側を上にして、横向きがおすすめです。軽く膝を曲げた姿勢で脚の間に座布団を挟むと、骨盤の位置が安定します。膝や太ももの間に丸めた毛布や座布団を挟んだり、抱き枕に脚を乗せたりするのも、腰の関節にかかる負荷を減らせます。
仰向けに寝る場合は、膝を立てるのが効果的です。曲げた膝の下に枕やクッションを入れて腰を平らな状態にすると、楽な姿勢になります。
ぎっくり腰の歩き方
- 壁や家具などを利用して、つたい歩きする
- かかと・足の裏・つま先と、順に足をつく
- 腰痛が軽減したら少しずつ上半身を起こして歩く
ぎっくり腰の歩き方は背中を少し丸めて、前かがみでつたい歩きをします。足が床につくと腰に痛みが走ることもあるため、膝を使ってゆっくりと歩きましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
普段から腹圧を入れる意識がないため、ぎっくり腰になっても腰の筋肉を使うような動き方になり、痛みも感じやすくなります。特にギックリ腰になった際にはお腹に力を入れて動く意識をしましょう。
ぎっくり腰の治し方は?即効で治せる?
ぎっくり腰は対処をしなくても、徐々に回復していきます。しかし、完治までにかかる期間は1週間から1ヶ月程度です。即効では治せないものの、少しでも早く回復するぎっくり腰の治し方を紹介します。
①発症の直後は安静に
- 膝を軽く曲げて、横向きに寝る
- 仰向けに寝て、曲げた膝の下に枕を入れる
- 仰向けに寝て、低めの台に両脚を乗せる
ぎっくり腰を少しでも早く治すには、発症の直後は安静にすることが大切です。無理をして動くと、腰痛をさらに悪化させてしまう恐れがあります。痛みが強い場合は、腰に負担をかけない楽な姿勢をとります。
しかし、さらに筋肉を硬直させないために、ときどき姿勢を変えましょう。氷嚢や冷却シートで炎症している患部を冷やすことも大切です。
②発症して2〜3日後からは動き始めよう
ぎっくり腰が発症して2〜3日後からは動き始めましょう。ずっと動かないでいると、腰痛と関係が深い背筋が衰えてしまいます。発症して2~3日後には炎症が治まり、痛みが和らぎます。
早く回復するためには多少の痛みは我慢して、動かせる範囲で積極的に動かすのがおすすめです。
③ストレッチが効果的な場合も
ぎっくり腰を治すには、ストレッチが効果的な場合もあります。うつぶせになり、腰を反らすストレッチです。腰を反らしたときに腰の痛みが強くなるのは、改善の兆候です。
- うつぶせになる
- ひじを立てて上半身を起こす
- 腰を反らして5~10秒キープを10回行う
- 慣れてきたら腕を伸ばし、さらに腰を反らす
腰を元に戻したときに腰の痛みが引かない場合や、お尻から太ももにかけて痛みやしびれが出た場合は、ストレッチを中止してください。腰部脊柱管狭窄症など、もともと腰に持病がある人には向いていないため、かかりつけ医に相談してから行いましょう。
ぎっくり腰を予防するには?
ぎっくり腰になった場合、その後1年以内に再発する確率は25%といわれています。ぎっくり腰の再発を防ぐために、予防法も確認しましょう。ぎっくり腰を予防するポイントを3つ紹介します。
①腰に負担のかかる姿勢を避ける
ぎっくり腰を予防するには、腰に負担のかかる姿勢を避けることです。重い荷物は腕の力で持ち上げるよりも、太ももや膝の力を使ったほうが楽に持ち上げられます。荷物のそばにしゃがんで自分の身体に引き寄せ、上半身を曲げないように荷物を持ち上げましょう。
デスクワークや立ちっぱなしの仕事など長時間同じ姿勢でいるのは、腰の筋肉や骨盤に負担がかかります。特に、ソファに座るのは姿勢が悪くなりやすいといわれています。立つときも座るときも正しい姿勢を保ち、ときどき姿勢を変えて、筋肉がこり固まるのを防ぎましょう。
②ストレスを溜めない
ストレスを溜めないことも、ぎっくり腰の予防になります。近年の研究によるとストレスを抱えていると、脳が腰痛に敏感になることがあるといわれています。そのため、腰をかばう動作で次第に腰に負担がかかり、不意にぎっくり腰になってしまうこともあるのです。
睡眠や栄養が不足することが原因で、腰の筋肉の疲労が回復できない場合もあります。腰の筋肉に疲れが溜まると、突然ぎっくり腰を引き起こす可能性もあります。心身ともにしっかりと休養をとって、ストレスを軽減しましょう。
③太らないようにする
ぎっくり腰の予防には、太らないようにすることも大切です。太っている人は体重が重いため、身体を支える腰への負荷が多くなるからです。お腹が前に出ていると反り腰の姿勢になりやすく、ぎっくり腰を引き起こしやすいともいわれています。
甘いものや脂っぽい食べ物はなるべく避け、消化の良いものを食べましょう。食べ物を消化吸収する内臓への負荷を減らすと、腰を支える筋肉への負荷も減らせます。
④運動は適度に行う
運動は適度に行うことも、ぎっくり腰の予防になります。運動不足で筋肉が硬くなると、上半身を支える腰への負荷が多くなってしまいます。日頃から少し疲れるぐらいに身体を動かすようにして、常に筋肉を柔らかくしておきましょう。
ぎっくり腰の時の座り方を知っておこう
ぎっくり腰はすぐに治らないため、日常生活に支障をきたしてしまいます。ぎっくり腰で座ろうとしても痛みが増して、座れないこともあります。腰に負担がかかる生活習慣を改善し、ぎっくり腰の予防をしましょう。
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