坐骨神経痛の湿布の貼り方・場所|温める方がいい?ロキソニンテープがおすすめ?
坐骨神経痛に湿布は効くのでしょうか?貼る場合はどこに貼るのでしょうか?今回は、坐骨神経痛は湿布で治るのかを、お尻など貼る場所・貼り方とともに紹介します。ロキソニンテープなど坐骨神経痛におすすめの湿布も紹介するので参考にしてください。
目次
坐骨神経痛とは?
坐骨神経通とは、坐骨神経が圧迫されて腰やお尻から脚にかけて生じる痛みを指します。坐骨神経痛は病名ではなく症状を表す言葉で、腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニアが代表的です。
名倉直重先生
整形外科医
坐骨神経痛は打撲や火傷等で生じる通常の痛みとは異なり、痛みの性質は鋭い痛みであったり通常の治癒期間を超えて慢性痛へ移行しやすい痛みです。慢性痛へ移行しないためにも初期の適切な対応が大変大切になります。坐骨神経痛と思われた場合はまず医療機関を受診してください。
坐骨神経痛に湿布は効く?効かない?
坐骨神経痛は湿布で治るのでしょうか。患部に腫れがなく、痛みが強くない場合は貼り薬で改善できます。湿布の効果について解説します。
湿布は効果的!理由は?
痛み止めの成分が入った湿布薬なら、痛みを抑えることができます(※1)。痛みをとるには、患部の炎症や腫れを改善することが大切です。市販の貼り薬には、鎮痛消炎効果のある成分が配合されているものがほとんどです。症状によっては、貼り薬に効果を期待できるでしょう。
坐骨神経痛の湿布の貼る場所・貼り方は?
坐骨神経痛になったとき、湿布を貼る場所や貼り方の注意点について解説します。
湿布の貼る場所
坐骨神経痛では、トリガーポイントとなる腰やお尻に湿布を貼るとよいでしょう。トリガーポイントとは、痛みの原因・引き金となっている場所を指します。そのため、足が痛くても湿布を貼る場所は腰やお尻といったほかの場所になります。
湿布の貼り方
湿布の貼り方はそれぞれ定められています。1日あたりの枚数や1度に使える枚数など、配合されている成分によって違います。基本的には痛みのある場所に貼り、どこに貼るかや湿布のタイプによって、切り込みを入れたりテープで固定したりするとはがれにくいでしょう。
湿布を貼る際の注意点
湿布には使用時に注意が必要なものがあります。モーラステープのように、ぜんそくのある人や妊娠中の人、子どもが使えない商品があります。妊婦は医師に相談するほか、ドラッグストアで購入するときは薬剤師や登録販売者に相談しましょう。
湿布をどこに貼るのか、位置にも注意が必要です。湿布を貼りたい場所に傷や発疹があるときは、悪化する可能性があるため使用を避けてください。水虫やたむしのある場所への使用もおすすめできません。
高林孝光先生
柔道整復師
市販されている湿布の箱の裏の説明欄には「消炎鎮痛剤は対象療法で原因療法ではない」と注意書きがしてあります。坐骨神経痛は症状なので症状の緩和目的なら湿布は有効だと思われます。
坐骨神経痛におすすめの湿布は?
- バンテリンコーワ パップホット
- ハリックス55EX冷感A
- ロキソニンSテープ
市販の湿布薬にはさまざまな種類があります。どれを選べばよいか分からないこともるのではないでしょうか。市販の湿布薬を選ぶときのポイントを解説します。
冷湿布よりも温湿布
湿布には冷感タイプと温感タイプがあります。急性期の炎症には冷やす治療方法を用いることがあるものの、悪化させる事もあるため注意が必要です。温湿布には、局所的に温める効果が期待できます。痛みが慢性的なものであれば、温湿布を使うとよいでしょう。
高林孝光先生
柔道整復師
冷湿布と温湿布のどちらの選択が正しいのか迷った場合は、お風呂に入って判断をしましょう。お風呂に入って症状が和らぐ場合は温湿布。お風呂に入って症状が悪化する場合は冷湿布です。
1日1回タイプと1日2回タイプ
湿布には1日1回タイプと1日2回タイプ、使用制限のないものがあります。1日1回タイプは、24時間の効果持続を謳う商品が多く、途中で貼りかえる必要がありません。1日2回タイプは、効果の持続性と配合される成分から2回まで使用可能です。
成分によって使用できる回数や枚数に制限があるため、確認する必要があります。皮膚が弱くかぶれやすい人は、貼り替える場所を変えるか時間をおいて貼りましょう。
パップ剤とプラスター剤
- 水分を多く含む
- はがれやすい
- 急性期の症状に適している
パップ剤は水分を多く含んでいるタイプの湿布薬で、市販ではバンテリンやサロンシップなどがあります。湿布に含まれる水分が蒸発し患部の熱を取るため、急性期の症状に適しています。粘着が弱めでかぶれにくい反面、はがれやすいのが特徴です。
- 粘着性が高くはがれにくい
- 伸縮性に優れ関節部分にも貼れる
- 粘着力が高いためかぶれやすい
ロキソニンテープに代表されるプラスター剤は、薄く粘着性に優れています。配合される消炎鎮痛成分はパップ剤と異なり、使用制限のある商品が多いのが特徴です。はがれにくいため、関節など良く動かす部位におすすめです。
高林孝光先生
柔道整復師
湿布を貼る場所については患部に直接貼る場合が多いですが、テレビCMなどで有名な「ハの字貼り」や「介の字貼り」などいろいろなアイデアで貼ると、また違った効果が出現する場合があります。
坐骨神経痛にロキソニンは効く?
坐骨神経痛に効く薬には、湿布のような貼り薬だけでなく飲み薬もあります。湿布をどこに貼るのか迷ったときや、かぶれることが心配な場合は使用を検討してもよいでしょう。
名倉直重先生
整形外科医
ロキソニンといったNSAIDSという急性期の炎症を抑える鎮痛薬も一定の効果は見込めますが、慢性の痛みになっている場合にはそれ程効果を発揮しません。
ロキソニンも効果的
具体的には、鎮痛剤のロキソニンも坐骨神経痛の痛みを抑えるのに効果的です。ロキソニンの有効成分であるロキソプロフェンナトリウム水和物には、鎮痛、消炎、解熱効果があります。病院で処方してもらうか、薬剤師のいる薬局で購入できます。
名倉直重先生
整形外科医
ロキソニンといったNSAIDSは、長期の服用で胃・十二指腸障害や腎機能障害のリスクが高まります。一人一人の病態は異なるため、医師の診察を受け、現状に見合ったお薬を処方してもらうようにして下さい。
坐骨神経痛の人がやってはいけないことは?
坐骨神経痛の人がやってはいけないことはあるのでしょうか。悪化を防ぐために、避けるべき行動について解説します。
体を冷やす
体を冷やすと、筋肉がこわばり神経を圧迫して、神経痛を悪化させる可能性があります。体を冷やしたり冷湿布を使用しないようにしましょう。お風呂などで体を温め、筋肉をほぐすとよいでしょう。
腰を曲げる・ひねる
坐骨神経痛は安静にすることが大切です。腰周りの筋肉や腱への負担はできるだけ避けましょう。悪化する可能性があるため、腰を曲げたりひねったりすべきではありません。
長時間座り続ける
長時間座り続けるのも腰に負担をかけます。長時間座る必要がある場合は、20~30分に1回程度体を動かしましょう。血行を促し、筋肉の緊張を防ぐことも大切です。
坐骨神経痛の改善に湿布を活用しよう
湿布薬を貼ることで坐骨神経痛の痛みは軽減できます。痛みが激しいときや湿布では痛みが改善しないときは、医師の診察を受けることを検討してください。
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