手三里(てさんり)は肩こりに効くツボ!下痢にも効果ある?場所・押し方・効果も
手三里(てさんり)というツボをご存知ですか?手三里は肩こりをはじめとして、様々な症状に効果があるといわれています。この記事では、手三里の場所と見つけ方、手三里を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、手三里を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
手三里(てさんり) ってどんなツボ?
東洋医学のツボである手三里は血行促進の効果があり、肩こりや五十肩、胃腸の機能改善に効くといわれています。肘の下から三寸の位置にあることから、「手三里」と名付けられています。一里は、骨度法で一寸の意味です。
「里」には、気・血が集まるところという意味もあります。
田中明緒先生
鍼灸師
手三里は胃腸の機能を整え吹き出物を抑えてくれます。のどの痛み、腫れ、首・肩のこり、ひじ痛、腰痛の緩和、不安、落ち込みなど、様々な効果があるとされていますが、歯の痛みにも効くとされているため、歯が痛むときは手三里を押してあげてくださいね。
手三里(てさんり)の場所は?
手三里の場所は、腕の外側にあります。 肘を曲げたときにできるシワの1番外側から、手首側に向かって3寸(指3本~4本)のところが手三里です。手三里の位置や見つけ方をくわしく説明します。
手三里の位置
手三里の位置は、手の陽明大腸経という大腸に関わる経絡上です。前腕の背面の親指側で、ツボの陽渓と曲池を結ぶ線上にあります。
手三里の見つけ方
手三里の見つけ方は肘を曲げて一番膨らむところから、手首の方に指3本分を測ります。軽く押しながら周辺を触ると、腕の筋に当たります。その筋の際が手三里のツボです。ツボ押しすると、じんわりとした痛みを感じます。
指に太さは個人差があるため手三里の場所がわからないときは、親指の骨に沿って肘に向かって辿ってみましょう。肘の手前で窪んでいると感じたところが、手三里です。
田中明緒先生
鍼灸師
手三里は大腸の経絡上にあるツボです。 手三里は気血がたまりやすく、ここを刺激してあげると経絡全体の流れを改善して首のこりにも有効です。
手三里(てさんり)の押し方は?
手三里は、どのように刺激するのがよいのでしょうか。手三里の押し方を紹介します。
- 少し肘を曲げる
- 反対側の手で腕を掴むようにする
- 反対側の親指を手三里に当てる
- 手三里を親指で垂直に押す
手三里を押すときは痛気持ちいい程度の強さで、ゆっくりと3~5秒かけて押します。ツボを押しながらグーパーと手を開いたり閉じたりすると、手三里をさらに刺激できます。手三里を押しながら首を動かすのも、効果的です。
手三里は他のツボより痛みを感じやすいため、少し弱めの力でツボを押します。親指では押しにくい、逆に力が入りすぎて痛いという場合は、手三里に人差し指、中指、薬指をあて、腕をつかむようにしてツボ周辺を揉みほぐしましょう。
両腕を組むように手三里を押すと、デスクワーク中でもツボ押しができます。
田中明緒先生
鍼灸師
手三里は肩とつながっている重要なツボです。右手で左腕の手三里を押しながら首を前後に倒したり、ゆっくり回してみると、右と比べて左肩の方が軽く感じられると思います。左右のバランスをとるために右腕も同様に押しながらストレッチしてみてください。
手三里(てさんり)の効果は?
手三里で期待できる効果は、主に以下の症状です。
・首や肩こり
・五十肩
・寝違え
・手首の腱鞘炎
・テニス肘
・歯痛
・胃腸の不調
・下痢や嘔吐
手三里が特に効果を発揮する症状とされる、首・肩こり、手首の腱鞘炎・テニス肘、下痢・嘔吐について、くわしく説明します。
首・肩こり
手三里は首・肩こりに効果があるといわれています。手三里を押すと、肩や首周辺の血流が改善され、凝り固まった筋肉がほぐれやすくなるからです。
肩こりの原因の1つに、デスクワークで長時間前傾姿勢を続けていることがあります。そのため、首や肩が筋肉が疲労し、首・肩こりになりがちです。右の肩こりなら右の手三里、左の肩こりなら左の手三里を押してみましょう。手三里は、五十肩にも効果が期待できます。
寝不足や疲労、精神的なストレスなどで自律神経のバランスが乱れ、消化器系の内臓の働きが低下して反射的に肩こりが起こる場合もあります。手三里は胃腸の調子を整える作用もあり、あらゆる原因の肩こりに効果的です。
田中明緒先生
鍼灸師
手三里を押すタイミングはお風呂上がりなど血行が良いときがおすすめです。
手首の腱鞘炎・テニス肘
手首の腱鞘炎やテニス肘も、手三里のツボがおすすめです。手三里を押すと、手首や肘の痛み、だるさが改善されます。前傾姿勢での手作業やデスクワークによる腕のだるさにも、手三里は効果が期待できます。
精神的なストレスで自律神経が乱れて腕がだるいときにも、効果があるといわれているのは手三里です。
下痢・嘔吐
手三里は、下痢や嘔吐にも効果があるといわれています。手三里を刺激すると、胃腸や大腸の働きを整えてくれるからです。精神的な症状にも利き目があるとされ、ストレス性の便秘にも効果が期待できます。
手三里(てさんり)を押すと痛い理由は?
東洋医学では、ツボと臓器や器官は繋がっていると考えられています。そのため、ツボに痛みやこりが現れるときは該当する臓器や器官に不調を抱えているサインと捉えます。
しかし、手三里を押すと痛い理由は該当する臓器や器官の不調と必ずしも関係があるとは限りません。原因は、手三里は他のツボよりも多くの神経が集まっているからです。そのため、ツボを刺激すると痛みを感じやすく、手三里を押すと多くの人が痛いと感じます。
手三里(てさんり)を押して様々な効果を得よう!
ストレス社会と言われる現代では、多くの人がストレスで自律神経が乱れがちです。手三里を押すと自律神経が安定し、様々な効果を得られます。デスクワークが続いて疲れているときや五十肩で痛みがひどいときなどは、手三里を押してセルフケアしましょう。
田中明緒先生
鍼灸師
肩こりや首こりの原因のひとつとして考えられているのは「目の疲れ」です。気軽にできる目の疲労回復方法は、ビタミンBを摂取することであり、ブルーベリーに多く含まれています。また、ほうれん草やケールに含まれるルテインも眼精疲労の回復に効果的です。
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