ストレスや不眠には鳩尾(きゅうび)が効く!効果・位置や押すと痛い原因も解説

「鳩尾 (きゅうび)」というツボをご存知ですか?この記事では、鳩尾の場所と見つけ方、鳩尾を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、鳩尾を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。

専門家監修 |鍼灸師 会田信貴先生
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鍼灸師・整体師・スポーツトレーナー。「治療室ノブ 」院長。15年プロゴルファーのトレーナーとして日本ツアー・米ツアーに帯同。また開業して15年、プロレスラー、プロボクサー...
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鍼灸師・整体師・スポーツトレーナー。「治療室ノブ 」院長。15年プロゴルファーのトレーナーとして日本ツアー・米ツアーに帯同。また開業して15年、プロレスラー、プロボクサー、格闘技選手、サッカー選手、24時間テレビチャリティマラソン帯同、などスポーツ選手から江戸川区の地域の皆さん、全国から来院される患者様の治療に努めています。「腰痛ハンター」として腰痛治療を中心にまた各疾患の「痛みを取って、治す」ことにこだわりをもって日々施術しています。出張治療もおこなっており、関東だけでなく全国から中国の深センにも治療に行く。

目次

  1. 鳩尾(きゅうび) ってどんなツボ?
  2. 鳩尾(きゅうび)の場所は?
  3. 鳩尾の位置
  4. 鳩尾の見つけ方
  5. 鳩尾(きゅうび)の押し方は?
  6. 鳩尾(きゅうび)の効果・効能は?
  7. ①不眠
  8. ②食欲不振
  9. ③ストレス
  10. 鳩尾(きゅうび)を押すと痛い理由は?

鳩尾(きゅうび) ってどんなツボ?

鳩尾という漢字は、みぞおちと読む方が馴染み深いのではないでしょうか。東洋医学では、鳩尾と書いて「きゅうび」と読みます。飲んだ水が落ちるところを意味する水落ちが由来です。みぞおちの形が鳩の尾に似ていることから鳩尾という漢字が当てられました。

鳩尾(きゅうび)の場所は?

鳩尾(きゅうび)は体幹の前面を通る任脈という経絡のツボのひとつです。ツボの場所は、いわゆるみぞおちと呼ばれる所と全く同じではありません。鳩尾の位置や見つけ方について説明します。

鳩尾の位置

鳩尾は、胸の中央の窪んだ場所にあります。胸骨剣状突起の少し下です。みぞおちをグッと押すと横隔膜の動きが一瞬止まり、呼吸ができなくなるため、人体の急所のひとつともいわれます。骨のない場所のため、通常は触ると柔らかいです。

鳩尾の見つけ方

鳩尾のツボの見つけ方は難しくありません。おへそからまっすぐ上に指をなぞって、骨にぶつかった部分から、指1本下がったところが鳩尾です。

また、肋骨弓を外側から指で辿っていき、ぶつかったところから指1本下の場所、という見つけ方も可能です。実際に触ってみて、探しやすい方法で見つけましょう。

会田信貴先生

鍼灸師

骨にぶつかった部分から指1本分といってもなかなかわかりにくいので、骨の下から人差し指、中指、薬指の3本を使って押すといいでしょう。

鳩尾(きゅうび)の押し方は?

鳩尾の押し方を紹介します。1人でも簡単に押せるツボで、寝る前などにおすすめのツボ押しです。

鳩尾(きゅうび)の押し方
  1. 椅子に座るか仰向けになる
  2. 両手の中指を重ねて鳩尾にあてる
  3. 息を吐きながら5秒かけてツボを押す
  4. 息を吸いながら指を離す
  5. 5~6回繰り返す

ツボをいきなり強く押すと痛みが出ることもあります。最初は弱く押し始め、少しずつ深く押せるように調節してください。特に鳩尾は人体の急所のため、他のツボよりも優しく押しましょう。

ツボの刺激に慣れてきたら、人差し指を鳩尾に当てて中指・薬指・小指を肋骨弓に沿わせ、4指で押すことも横隔膜のセルフケアとして有効です。

鳩尾(きゅうび)の効果・効能は?

鳩尾や感情の中心部とも呼ばれており、胃との関連も強いツボです。主な効果・効能は以下のとおりです。

・不眠
・食欲不振
・ストレス
・偏頭痛
・しゃっくり
・気管支喘息
・胃痙攣
・神経衰弱

ツボを押すことで、食欲不振や眠れないときのリラックス、ストレスの緩和効果が高いといわれています。それぞれについて詳しく説明します。

①不眠

眠れないときや興奮しているときは、鳩尾が硬くなっていることがあります。鳩尾は不眠の解消に効果的なツボです。眠れないときはみぞおちを手でなでたり温めることでもリラックスできるでしょう。仰向けになり、両手を鳩尾のあたりで重ねて置くだけでも症状を改善します。

会田信貴先生

鍼灸師

眠れないときや興奮している時、ストレスになるような事があると胃が硬くなっていることが多いです。鳩尾は胃の反応点でもあるので、押して胃に刺激を入れるといいです。 軽く押したり、抑える程度で大きくゆっくり深呼吸を繰り返すのも良いでしょう。

②食欲不振

鳩尾は胃との関連が強いツボです。押すことで胃液の分泌を促したり、胃酸の調整をするといわれています。そのため、胃の不調や食欲不振、吐き気などの改善に効果的です。胃炎や胃痙攣に困っているときに活用してください。

③ストレス

鳩尾は、ストレスのケアにも有効です。鳩尾を押すと横隔膜へも刺激が入るため、呼吸が深くなります。深い呼吸により、副交感神経の働きを高めることができるのです。ストレスが原因で起こる胃の痛みにも効果が期待できます。

ストレスが強いときは、肋骨や胸骨の周りも硬くなるのは多く見られる現象です。鳩尾だけでなく、胸骨や肋骨周囲の筋肉を含めてマッサージすると、緊張緩和に役立ちます。

鳩尾(きゅうび)を押すと痛い理由は?

鳩尾(きゅうび)を押すと痛い原因は何なのでしょうか。一般的には、ツボを押して痛みがあるときは該当する器官に不調を抱えている可能性があるといわれています。

鳩尾に症状が出る場合は、胃の不調に原因があることが多いです。食べ過ぎや飲み過ぎ、風邪や冷えなど、原因はさまざまです。思い当たることがあれば改善しましょう。思い当たることがないのに痛みが続く場合は、病院の受診も検討してください。

鳩尾(きゅうび)を押して様々な効果を得よう!

鳩尾を整えると自律神経が調整されやすくなり、ストレスケアや不眠の解消が期待されます。特に、寝る前の刺激が効果的です。眠れないときは鳩尾を押し、ぐっすり眠って元気な毎日を過ごしましょう。

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