喉の違和感やむくみには大都（だいと）のツボが効く！位置・押し方や効果も

大都（だいと） は扁桃腺の腫れや喉の違和感、足のむくみ解消などに役立つツボです。東洋医学で「大」は広い、「都」は集まるという意味があり、大都はいろいろな病気の症状がこの経絡を辿って改善できることから名付けられています。

大都の位置の見つけ方を紹介します。ツボは正しい場所を刺激しないと効果や効能は得られません。見つけ方を参考に大都の位置を把握しましょう。

ツボは基本的に左右対象にあり、大都も両足にあります。場所は第一指である親指の第一中足指節関節の前方のくぼみ部分です。日焼けをしたときに赤く焼ける部分と焼けないで白いままの境目、赤白肉際に位置します。

大都は足の親指を曲げたときにできるシワの親指側の場所にあります。かかと側は太白と呼ばれるツボのため間違えないようにしましょう。

大都は喉の違和感や胃の不調が気になるときに押すだけでなく、寝る前にツボを刺激するのもおすすめです。寝る前にツボを押すと、血行が促進されてぐっすりと眠れます。不眠が原因のむくみや冷えも改善でき、朝はすっきりと起きられるでしょう。

大都はお灸で温めるのも効果的です。お灸が自宅にない場合は、線香を使うのもよいでしょう。線香に火をつけて、火傷をしない距離まで大都に近づけて離します。これを5回ほど繰り返してツボを刺激するのもおすすめです。

大都（だいと）の効果・効能は以下のとおりです。

大都はつらい花粉症の症状を緩和したり、扁桃腺などの喉の不調を和らげたりするのに効果的です。また、胃腸の調子を整える効果や外反母趾の痛みを軽減する効果もあるといわれています。

大都は喉の痛みやイガイガした症状、扁桃腺の腫れなど、さまざまな喉の違和感を緩和します。もちろん、大都は花粉症による喉の症状にも効果的です。また、花粉症によって引き起こる鼻水や鼻づまり、腹痛、倦怠感などの症状を緩和するのにも役立ちます。

大都は胃痛や胃もたれ、食欲不振など、胃腸の不調を改善してくれます。胃腸の働きを活性化させることで、胸やけや吐き気、下痢・便秘、腹痛の症状も解消するのが特徴です。胃腸炎の症状を和らげるのにも効果を発揮します。

また、胃腸の不調はむくみや冷えなども引き起こします。大都はこれらの症状を改善するのにも効果的です。他にも、胃腸などの消化機能の低下によって起こる外反母趾の予防にも使われています。

大都は寝不足や疲労による足のむくみも解消します。大都を刺激することで足の水分や血の巡りがよくなるからです。また、肌のくすみが改善されて明るくなったり、皮膚のたるみを改善したりと女性に嬉しい効果もあります。

大都を押すと強い痛みを感じる人もいるのではないでしょうか。一般的にツボを刺激して痛みを感じる場合は、そのツボに由来する器官に不調があることが考えられます。健康であっても押すと痛みを感じるツボもあるものの、大都は痛みを伴わないツボです。

そのため、大都を押して痛みがある場合は、喉や胃腸などに問題がある可能性が考えられます。大都を押して痛みが長く続くようなら、その原因を見つけるためにも医療機関を受診しましょう。

大都は扁桃腺など喉に関する不調や女性に多いむくみ・冷え解消、外反母趾の痛み軽減や予防に役立つツボです。大都の位置を知っておくと辛い花粉症の症状も軽減できます。大都を押して日常生活に支障をきたすさまざまな症状を改善しましょう。

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