子供の猫背の治し方3選|効果的な矯正グッズや姿勢が良くなるスポーツも
子供の猫背姿勢が気になっていませんか?姿勢を正しくするように何度注意しても、聞かない子供が多いです。この記事では、子供の猫背の治し方を【ストレッチ・姿勢矯正グッズ・スポーツ】に分けて紹介します。猫背の原因や放置した時のリスクも紹介するので、参考にして下さい。
目次
子供の猫背姿勢は治る?
子供の猫背を治すことができるのか、心配になる人もいるのではないでしょうか。幼児期から小学生の間は、体や運動能力が最も発達する時期で、正しい姿勢を保つことが大切です。
中学生や高校生になると、猫背の姿勢では見た目を気にする子供もいるでしょう。子供の猫背の原因や治し方について紹介します。
高林孝光先生
柔道整復師
小学生や中学生などが行う「運動器健診」があるのですが、最近の子どもには猫背、アゴだし、骨盤後傾といった不良姿勢の子どもが多くなっています。加えて背骨が側湾症の子どもも増えています。
子供が猫背になる原因は?
- 床に座り込んでゲームや漫画をする
- 横座りの癖がある
- 椅子に座るとき背もたれにもたれる
- ソファでゴロゴロすることが多い
- 歩くとき内股になる
- 背が高いのを気にしている
- のぞき込む姿勢でスマホやタブレットを使う
- 運動量が少ない
子供が猫背になる原因に3つ以上あてはまるなら注意しましょう。姿勢の悪さだけでなく、筋力不足でも猫背になってしまいます。腹筋や背筋が衰えると、正しい姿勢を保つことができません。背が高いことを気にして、背中を丸めてしまう心理的要因でも猫背になります。
子供の猫背を放置するリスク・デメリットは?
子供の猫背を放置することには、さまざまなデメリットがあります。猫背は見た目の悪さだけでなく、健康にも影響を与えることがあるのです。猫背によるデメリットについて解説します。
骨格が歪む
悪い姿勢を続けると、骨格は歪んでしまいます(※1)。幼児であれば、歪んだ状態で体が発達するため、側湾症や顎関節症に繋がることもあり注意が必要です。猫背の人では、背中だけでなく肩が内側に入る「巻き肩」になっている人も多くいます。
スマホを長時間見るとストレートネックになりやすく、猫背につながります。骨格が歪みバランスが悪くなると、首や肩のほか背骨周辺の筋肉が緊張するため、猫背は頭痛や腰痛、肩こりの原因になるのです。
怪我しやすくなる
猫背の子供は転びやすいといわれています。体全体のバランスが悪いことが原因です。猫背の姿勢で運動すると、関節に負担がかかるため痛みを生じることがあります。猫背の子供は、スポーツ中に体幹の筋力不足を自覚することもあります。
視力が低下しやすくなる
子供に限らず、集中すると目を近づけてしまう人は少なくないでしょう。スマホやタブレット、ゲーム機を近くで見続けると近視になりやすいデメリットがあります。30cmほど離して見るとよいでしょう。
高林孝光先生
柔道整復師
猫背になると首が前に出てしまうため、画面と目が近づいてしまい目が疲れやすくなります。さらに猫背になると肺を圧迫してしまうために酸素が脳に行き渡りづらくなり、集中力が低下したり記憶力が悪くなったり、あくびが出やすくなります。
子供が正しい姿勢を保てない...どうしたら猫背を治せる?
子供に正しい姿勢の声かけをしても、すぐに猫背に戻ることは珍しくありません。何度言っても正しい姿勢を保てないのは、猫背が楽な姿勢だからです。子供が楽だと思う姿勢が、正しい姿勢であれば問題はありません。ここからは、姿勢が良くなる方法を紹介します。
子供の猫背の治し方①ストレッチ
子供の猫背を治す方法のひとつにストレッチがあります。ストレッチは硬くなった筋肉をほぐし、姿勢が良くなる効果が期待できます。自宅で短時間で行えるため、手軽でおすすめの方法です。猫背を改善するストレッチ方法を紹介します。
丸まった背中を伸ばすストレッチ
丸まった背中を伸ばすためのストレッチです。道具などは必要ないため、空いた時間に手軽にできます。
- 四つん這いになる
- 手を前に出し背中を伸ばす
- 30秒キープする
背中を伸ばすときは、前を見るよう意識しましょう。ゆっくりと呼吸をしながら行うのがポイントです。幼児でも、お手本を見せれば簡単にできます。
筋肉の丸くなる癖を解消するストレッチ
肩や背中の筋肉が、丸くなろうとするのを改善するストレッチです。椅子に座って行えるため、自宅だけでなく学校の休み時間にも取り入れやすいでしょう。
- 椅子に浅く座る
- 後ろで手を組む
- 肘を伸ばして肩を後ろに引き寄せる
- 息を吸い頭を後ろに倒す
- 息を吐きながら5秒キープする
※腰を反りすぎないように行いましょう
2回を1セットとし、1日10セット以上行います。毎日続けることが大切です。時間を決めて日課にするとよいでしょう。
ヒップリフト
背中とお尻の筋力を鍛えるストレッチです。猫背には骨盤が原因のものもあります。姿勢が良くなるために必要な背中の筋肉と同時に、お尻にも筋力をつけて歪みを改善しましょう。
- 仰向けに寝る
- 膝を曲げ腕を床につく
- 腰を持ち上げる
- 20秒キープする
肩から腰のラインが直線になるように意識して行いましょう。腰を上げる姿勢がきつい場合は、少しずつ回数や時間を増やし、無理をしないことが大切です。
高林孝光先生
柔道整復師
猫背の子どもの特徴として、骨盤が後傾しているためにしゃがみこむと後ろに倒れてしまうことが多いです。しゃがむ時にかかとが浮いてしまうのも骨盤後傾している特徴です。しゃがむと後ろに倒れてケガをしてしまうので体育座りをさせない学校も増えています。
子供の猫背の治し方②グッズを使う
子供の猫背改善には、姿勢を良くするためのグッズの使用もおすすめです。姿勢を治すグッズはさまざまなものが販売されているため、ライフスタイルに合うものを選ぶとよいでしょう。
猫背矯正ベルト
猫背は猫背を補正するベルトでの改善が可能です。肩から背中にかけて着け、背筋を伸ばしましょう。メーカーによってベルトの品質はさまざまで、どれを使っても効果があるわけではありません。効果の期待できるベルトを選びましょう。
バランスボール
バランスボールは、子供が楽しく遊びながら体幹を鍛えることができます。椅子代わりに使うことで、正しい姿勢を保つことができるためおすすめです。バランスボールにはサイズがあるため、子供に合う大きさのものを選びましょう。
子供の猫背の治し方③スポーツ
子供に姿勢を正すよう声をかけてもすぐに猫背に戻るなど、言っても治らないこともあるでしょう。ストレッチやグッズを使った治し方が難しいときは、姿勢改善につながるスポーツを勧めるのもおすすめです。姿勢を改善するスポーツを紹介します。
①水泳
水泳は猫背など姿勢を改善するのに適しています。全身の筋肉が鍛えられるため、猫背の解消に必要な背筋と腹筋をつけることができるからです。肩甲骨を動かすため、猫背の原因になる肩甲骨の開きも改善します。
②柔道・空手
柔道や空手でも姿勢を良くする事ができます。礼儀作法だけでなく、力みすぎないために必要な姿勢が背筋を伸ばした姿勢だからです。特に、幼児でも始めやすい空手は、人気のスポーツです。
③バレエ
バレエでは、体の柔軟性やバランス感覚を身に付けることができます。つま先で立つためには、筋肉と正しい姿勢が必要です。バレエで身に付いた正しい姿勢は、日常生活の姿勢も改善します。
子供の猫背が改善しない時は病院に行くべき?
子供の猫背が治らないときは、病院に行くべきなのでしょうか。猫背が原因で体に不調が現れたら、受診するかどうか悩むこともあるのではないでしょうか。病院に行くタイミングや治療方法について解説します。
何科の病院に行くべき?
子供の猫背が改善しない場合は、一般的には整形外科を受診します。圧迫骨折では経過観察と痛みに対しての薬物療法が用いられることがあります。猫背の原因や症状によって治療方法が変わるのが一般的です。
たとえば、圧迫骨折や骨の変形が原因で猫背になった場合、根本の治療が必要になることがほとんどです。そのほか、猫背が原因でヘルニアになったり、骨が変形したりといった症状が現れたときも受診をおすすめします。
マッサージや整体でも治すことができる?
整体でも猫背を改善でき、ヘルニアの併発など病院に行くほどの症状がない場合でも姿勢矯正ができます。姿勢矯正や猫背矯正では、首から腰のストレッチや骨盤の矯正で姿勢を整えます。また、家庭で子供の背中を強めにさするマッサージにも、効果が期待できます。
子供の猫背は楽しみながら姿勢を良くすることが大切
子供の猫背解消は、本人がイヤイヤながらでやっていると長続きは難しくなります。親子で楽しくストレッチをする、習い事を勧めるといった、子供が自主的にやれるものを探しましょう。
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