腰痛をカイロで解消する方法|坐骨神経痛・ぎっくり腰に効果は?貼る場所や注意点も
腰痛には、温める方がいい場合と冷やす方がいい場合がありますが、温める時には使い捨てカイロがおすすめです。この記事では、カイロで腰痛を和らげる方法を紹介します。貼る場所や注意点も紹介しているので参考にしてください。
目次
腰痛にカイロは効果がある?それとも良くない?
腰痛の際に使い捨てカイロで患部を温めることは、一部の腰痛には効果が期待できるといえるでしょう。ただし、腰痛の症状や原因によっては冷やしたほうがいい腰痛もあるため、注意が必要です。この記事では、使い捨てカイロで腰痛を和らげる方法について紹介します。
腰痛は温めるべき?冷やすべき?
腰痛には「坐骨神経痛」のような慢性的な腰痛と、「ぎっくり腰」のような急性的な腰痛があり、慢性と急性のどちらの腰痛かによって温めるべきか、冷やすべきかが変わります。また、腰痛は筋肉疲労や血行不良、神経の圧迫など原因もさまざまです。
誤ったケアをすると、腰痛をさらに悪化させてしまう可能性があるので、自分の症状が慢性腰痛、急性腰痛のどちらに当てはまるかを確認してから対処するようにしましょう。ここでは、どのような腰痛の場合に温めたり冷やしたりするべきかを詳しく解説していきます。
慢性的な腰痛は温める
慢性的な腰痛は筋肉のこわばりや骨盤周りの筋肉の血行不良が原因で起こることがほとんどです。そのため、温めることでこわばった筋肉がほぐれ、血行促進し、痛みを和らげる効果が期待できます。慢性的な腰痛として覚えておきたいのが「坐骨神経痛」です。
「坐骨神経痛」の原因は年齢によって変わります。若年層の場合は「椎間板ヘルニア」、高齢の場合は「腰部脊柱管狭窄症」が坐骨神経を圧迫刺激することによって発症します(※1)。坐骨神経が圧迫刺激されると、腰をはじめ、脚やお尻に痛みやしびれなどの症状があらわれるのです。
「坐骨神経痛」をはじめとした慢性的な腰痛を改善、予防するためのセルフケアとして、使い捨てカイロを使って骨盤周辺を温めることは効果的といえるでしょう。
急性的な腰痛は冷やす
慢性的な腰痛とは反対に、ぎっくり腰のように立っていられないほどの強い痛みを伴う急性的な腰痛に対しては、冷やすことで痛みを和らげる効果が期待できます。急性的な腰痛は、腰部が熱を伴って炎症を起こしている状態です。
痛みが出ている部分をアイシングすることによって、筋肉の炎症を抑え、痛みを緩和することができます。保冷剤や凍らせたタオルを使うと手軽に患部を冷やせるでしょう。ただし、長時間冷やしすぎないように注意しましょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
動けるけれどずっと腰は痛い、という場合にはカイロを使用して腰を温めると良いでしょう。常に腰は痛いなど慢性的な腰痛は血行不良になっていることが多いので、カイロで温めることで血流の循環もよくなり、腰の痛み改善にも繋がります。
腰痛のときにカイロを貼る場所はどこ?
慢性的な腰痛を緩和させるためには、正しい位置にカイロを貼ることが重要です。体を温めるためにお腹や背中にカイロを貼ったことがある人もいるのではないでしょうか。ここでは、慢性的な腰痛の際の正しいカイロの貼り方について紹介します。
腰のすぐ下に貼るのがおすすめ
腰痛を緩和させるためには、背中や腰にカイロを貼るよりも、腰のすぐ下、骨盤に近い「仙腸関節(せんちょうかんせつ)」部分に貼るとよいでしょう。「仙腸関節」部分は腰よりも脂肪が少ないため、温かさが伝わりやすい場所です。
坐骨神経が通っていることもあり、効率よく下半身を温めることができます。カイロはお尻の割れ目から背中側に向かって両側に1枚ずつ貼ることで、骨盤の左右にある「仙腸関節」をカバーすることができます。
特に女性の場合は「仙腸関節」を温めることで子宮付近も温まり、生理痛の緩和にも効果が期待できるでしょう。
當銘梨沙先生
柔道整復師
効率よく体を温めるためにカイロを貼る位置も参考にしてみてください。
腰痛にカイロを使うときの注意点
慢性的な腰痛の緩和に使い捨てカイロを使うことは有効ですが、使い方を間違えてしまうと悪化させるだけでなく低温やけどなど他のけがにもつながります。ここでは、腰痛にカイロを使用する際の具体的な注意点について解説します。
肌に直接貼らない
素肌に直接カイロを貼ることは低温やけどのリスクがあるため、おすすめできません。カイロを貼る際は、下着や肌着の上などから貼り、カイロが直接肌に触れないように注意しましょう。
ただし、最近では直貼りタイプの使い捨てカイロも販売されているので、その場合は直貼りをしてもかまいません。どちらのタイプの使い捨てカイロなのかよく確認してから使用してください。
寝るときに貼らない
就寝の際にカイロを貼って身体を温めることは効率的と考える人もいるはずです。しかし、就寝時のような長時間にわたりカイロを貼ると低温やけどになる可能性があります。
低温やけどとは、気持ちがいいと感じる程度の温度でも長時間同じ箇所を温め続けることによって起こるやけどで、紅斑や水疱の症状があらわれます。ひどい時には皮膚細胞が壊死することもあるのです。
カイロがはがれないようにするために、ベルトやサポーターで圧迫すると、圧迫によって肌の感覚が鈍くなり、自覚症状がないうちに低温やけどを発症してしまう危険があります。寝るときはカイロをすぐに剥がすことができないため、使用を控えましょう。
カイロで温めても腰痛が改善しない場合は?
使い捨てカイロは慢性的な腰痛の緩和に効果的なセルフケア方法ですが、痛みが緩和しない場合は無理をせず、医療機関を受診しましょう。ここでは、腰痛が緩和されない場合、どこを受診するべきなのかを解説します。
整形外科を受診
1ヶ月を目安に続けても効果がみられない場合は、他の疾患が原因の可能性があるため、整形外科を受診しましょう。医療機関を受診の際は、問診の際に申告漏れがないよう、いつから痛むのかや症状などをあらかじめ整理しておくことをおすすめします。
ただし、ぎっくり腰のような急性腰痛の場合はこの限りではありません。急性腰痛は筋肉が炎症を起こしている状態なので、発症したらなるべく早く整形外科を受診することが重要です。
腰痛を予防するならカイロプラクティック
腰痛にならないためには、あらかじめ予防処置をすることも大切です。腰痛予防にはカイロプラクティックの活用がおすすめです。カイロプラクティックでは、背骨や骨盤のゆがみを手技によって矯正するだけでなく、生活習慣の改善のアドバイスもおこないます。
カイロプラクティックは欧米では医療と同様の処置として認識されていて、サプリメントの提案や寝姿勢の改善も含まれます。腰痛はもとより、生活習慣から改善したいと考えている人に、おすすめの施術といえるでしょう。
腰痛にはカイロを貼って痛みを緩和しよう
坐骨神経痛のような慢性的な腰痛の場合、カイロを貼ることは腰周辺の血行が促進し、痛みを緩和させる効果が期待できます。ただし、あくまでもセルフケアの一つとしての方法なので、カイロを貼ってもなかなか痛みが緩和されないという場合は、医療機関を受診しましょう。
また、ぎっくり腰のような急性的な腰痛にカイロを貼ると痛みを増幅させる可能性があります。そのため、自分が慢性、急性どちらの腰痛なのかを確認したうえで、正しい方法で使い捨てカイロを使用して腰痛を緩和しましょう。
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