坐骨神経痛の安静期間|早く治る過ごし方・やってはいけないことや楽な姿勢も

坐骨神経痛の安静期間はどの位でしょうか?回復期間中にやってはいけないことはあるのでしょうか?この記事では、坐骨神経痛の安静期間や早く治す安静な過ごし方を解説します。また、坐骨神経痛の急性期にやってはいけないことも紹介しているので、参考にして下さい。

専門家監修 |柔道整復師 鈴木議紳先生
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柔道整復師。セラピスト歴10年以上。製薬会社(一般薬)を約14年勤務後、足技・手技のリラクゼーション店に勤務しながら8年前に整体・リラクゼーション店「Dr.すー 」を開業独立。...
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柔道整復師。セラピスト歴10年以上。製薬会社(一般薬)を約14年勤務後、足技・手技のリラクゼーション店に勤務しながら8年前に整体・リラクゼーション店「Dr.すー 」を開業独立。骨盤矯正を基本にトータルケアを行っている。現在は食生活やカイロプラティックを学びながら従来の整体と併行しアドバイスの幅を広げている。

目次

  1. 坐骨神経痛の安静期間は?
  2. 痛み・しびれが治るまで(1~2週間が目安)
  3. 坐骨神経痛を早く治す安静な過ごし方は?
  4. 無理のない範囲で動く【積極的な安静】
  5. 坐骨神経痛で動くと痛い!おすすめの安静体勢は?
  6. ①座り方
  7. ②寝方
  8. 坐骨神経痛の急性期にやってはいけないことは?
  9. 前かがみの姿勢
  10. 重いものを持ち上げる
  11. 患部のマッサージ
  12. 長時間座り続ける
  13. 体を冷やす

坐骨神経痛の安静期間は?

坐骨神経痛は、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症などの疾患が原因で起こる症状です(※1)。坐骨神経痛になると、足に力が入らなくて階段を降りるのが怖い、踏ん張れない、トイレに行くのもしんどいと感じる人も多いのではないでしょうか。

もし坐骨神経痛になった場合はどんな過ごし方をして、どれくらいの期間、安静にしなければいけないのでしょうか。

鈴木議紳先生

柔道整復師

坐骨神経痛の原因となる症状として腰部脊柱管狭窄症と腰椎椎間板ヘルニアが主にあります。しかしその他にも梨状筋症候群(股関節を支える筋肉を貫通する神経圧迫)や腫瘍性のものがまれにあります。それでは坐骨神経痛の安静期間や痛みの軽減する生活について見ていきましょう!

痛み・しびれが治るまで(1~2週間が目安)

坐骨神経痛になると、腰やお尻、太ももなどに電気が走るような痛み、ピリピリしたしびれなどを感じるようになります。この痛みやしびれいつまで続くかというと、1~2週間ほどです。この期間が安静期間です。

ただし、安静期間は痛みの強さによって異なりますが、基本的には痛みやしびれが強い急性期には安静にしましょう。痛みが治まって慢性期になってから、無理のない範囲で日常生活を再開してください。

坐骨神経痛を早く治す安静な過ごし方は?

坐骨神経痛の急性期は、痛みやしびれがあって「歩けないほどしんどい」という人もいるでしょう。できれば早く治したいと思う人も多いはずです。ここでは、坐骨神経痛を早く治す安静な過ごし方を解説します。

無理のない範囲で動く【積極的な安静】

積極的な安静で回復する方法
  • 腰への負担を減らす
  • 椅子を使う
  • 冷やす・温めるを使い分ける
  • ラジオ体操をする
  • 腰痛体操・ストレッチをする
  • コルセットを正しく使う

坐骨神経痛を少しでも早く治すには、慢性期に入る前でも無理のない範囲で動いて、積極的な安静をすることが大切です。痛みが強くても、安静にし過ぎるのはよくありません。

歩けないほどしんどいからといって、常に横になる、動かないという過ごし方をしていると、筋肉が凝り固まってしまいます。その結果、痛みやしびれがなくなっても、動けなくなることもあるのです。

坐骨神経痛で動くと痛い!おすすめの安静体勢は?

坐骨神経痛で動くと痛い、歩けないほどしんどいときにおすすめの安静体勢を紹介します。坐骨神経痛の安静期間には、どんな姿勢が楽なのでしょうか。

①座り方

坐骨神経痛で動くと痛いときには、椅子に深く座って背もたれに背中を軽くつける座り方がおすすめです。お尻の後ろ側が背もたれに触れるくらい、深く座ってください。浅く座ると、背もたれを使っても使わなくても腰に負担がかかって、坐骨神経痛が悪化する恐れがあります。

頭が糸で上に引っ張られていることを意識して椅子に座ると、背筋が伸びた姿勢になり、腰に負担がかかりにくくなります。

鈴木議紳先生

柔道整復師

椅子を使用する場合、なるべくしっかりした椅子を選んだ方が有効です。座るイメージとしてお尻の穴を背もたれにすり付けるようにずれ落ちます。すると骨盤が立ち、体が椅子にフィットします。始めに姿勢をセットすると作業しても体の負担が減り楽になりますよ!

②寝方

坐骨神経痛で痛みがある安静期間のおすすめの寝方は、横向きです。背中を丸めて膝を曲げた姿勢にすると、腰やお尻への負担が軽減されます。また、抱き枕を使うと、抱き枕に体重を乗せて寝るため、腰に負担がかかりにくくなるのでおすすめです。

仰向けでしか眠れない場合には、膝を上げて寝ると楽な姿勢になります。脚と背筋を伸ばすことで腰に負担がかかりやすくなるため、クッションや座布団などで膝を曲げるようにしましょう。

鈴木議紳先生

柔道整復師

腰痛や坐骨神経痛の場合、横向きに寝ると楽になパターンが多いようです。横向きになる時は普段使う枕より少し高さがある枕(ない場合はバスタオルをたたんで調整)を使うと、首・肩への体圧の負担が軽減されると思いますよ。

坐骨神経痛の急性期にやってはいけないことは?

坐骨神経痛の急性期にやってはいけないことは、どんなことでしょうか。坐骨神経痛を悪化させたり、回復が遅れたりしないために、急性期の安静期間にやってはいけないことを確認しておきましょう。

前かがみの姿勢

坐骨神経痛の急性期にやってはいけないことは、前かがみの姿勢です。その理由は、前かがみになると背骨にかかる力が増すからです。物を取るために前かがみになった場合は、その物の重さも加わって骨や靭帯、椎間板にも負担がかかって坐骨神経痛が悪化することがあります。

そもそも前かがみの姿勢は、立ったり座ったりするときでも、猫背のように見えてよい姿勢とはいえません。慢性期に入っても前かがみの姿勢にならないように気をつけましょう。

重いものを持ち上げる

坐骨神経痛の安静期間には、前かがみになるだけではなく、重いものを持ち上げることもやってはいけません。腰に負荷がかかり過ぎて、回復が遅れるだけではなく、悪化することもあります。

どうしても重い物を持ち上げなければいけない状況になったら、足を肩幅に開いて立ち、背筋を伸ばした姿勢で膝を曲げて持ち上げましょう。

患部のマッサージ

坐骨神経痛の急性期のときは、患部のマッサージもやってはいけないことです。痛みが強いときにマッサージをすると、痛みが緩和されることがあります。しかしそれはマッサージによって患部が温まり、一時的に痛みが紛れているだけです。

患部の温度が上がることで組織は変形し、温度が下がると痛みが増してしまう可能性があるのです。特に、自己流のマッサージは症状を悪化させる危険があるので注意しましょう。マッサージは、痛みやしびれが治まった慢性期に入ってから行ってください。

長時間座り続ける

長時間座り続けるのは、坐骨神経痛の急性期には避けるべきです。歩けないからといって長時間座っていると、腰や背中の筋肉が硬くなってしまいます。ときどき立ち上がって、少し歩いてから座り直しましょう。

体を冷やす

坐骨神経痛の急性期には、体を冷やすことも厳禁です。体を冷やし過ぎてしまうと、自律神経が乱れて、体は緊張状態になります。すると、筋肉の硬直や神経の圧迫につながり、坐骨神経痛を悪化させる可能性があるのです。

また、入浴をして体を温めると少し楽になりますが、ほとんどの場合には体が冷めたときに痛みが強くなってしまいます。急性期に温めるのは患部だけにして、入浴は慢性期に入ってからにしましょう。

鈴木議紳先生

柔道整復師

患部に痛み・しびれ及び熱感があるときは何かしら炎症を起こしている可能性もあります。炎症も治癒の過程で患部に血液を集めていますが、そこでマッサージを行うと更に炎症を広げ治癒を遅らせることになりかねません。ある程度症状がひいてからのマッサージを検討しましょう!

坐骨神経痛の安静期間や正しい過ごし方を知って上手く対処しよう

坐骨神経痛の痛みやしびれがいつまで続くかは、安静期間の過ごし方によって変わります。坐骨神経痛の安静期間や正しい過ごし方を知って、少しでも早く治るようにうまく対処しましょう。

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