眉間を押すと痛い原因は？効果的なツボは攅竹(さんちく)？印堂(いんどう)？

眉間のツボを押すと痛い場合、眼精疲労が原因の可能性があります。パソコンやスマートフォンの長時間使用などで目に負担がかかると血行不良となり目の周りの筋肉が凝るため、痛みが出ます。また、眼精疲労は肩こりや頭痛などの原因にもなるのです。

眉間を押すと痛い原因は主に眼精疲労によるものです。他にも血行不良により筋肉が緊張することで引き起こされる肩こりや寝不足などによる自律神経の乱れなども原因となります。ここでは、眉間を押すと痛いときに効果的なツボを紹介します。

眉間には印堂（いんどう）と呼ばれるツボがあります。ヨガでは印堂をエネルギーが出入りする「チャクラ」と位置付けており、第3の目とも呼んでいます。具体的な印堂の位置や印堂の効果・効能について紹介します。

印堂（いんどう）は、左右の眉毛を内側でつないだ真ん中に位置しています。眉間の中央のわずかにくぼんでいる場所が印堂です。

眉間にある印堂は頭部から臀部の中央を走る督脈という自律神経に関与している経路につながっています。そのため、主にストレスを解消する効果が期待できます。ストレスが溜まっていると感じている時に印堂を刺激すると良いでしょう。

ストレスによる不眠や自律神経の乱れを感じた時は印堂（いんどう）を押して自律神経を整えましょう。人差し指の腹で痛気持ちいいと感じる程度の力の強さでゆっくりと押します。息を吐きながら10秒かけて押し、ゆっくり離しましょう。

ツボを長時間押したり力強く押したりすると炎症が起こる可能性があるので注意が必要です。

印堂を押すと痛いという場合は、ツボを押す際に時間が長すぎたり力を入れすぎたりしている可能性があります。また、長時間のパソコンやスマホ利用で目が疲れている場合なども痛みを感じる場合があるので、優しく押しましょう。

攅竹（さんちく）も眉間付近にあるツボです。「攅」は集まるという意味があります。眉毛は竹のような毛が集まっているように見えることから攅竹という名前が付けられました。攅竹のツボの位置や効果について紹介します。

攅竹は左右の眉毛の内側、左右対称にあるツボです。鼻の付け根付近のくぼみを探しましょう。

眉間付近にある攅竹は主に眼精疲労に効果が期待できるツボです。攅竹を押すことで目の周りの血行不良を改善し、筋肉の緊張を和らげて凝りをほぐします。眼精疲労からくる頭痛の改善にも効果が期待できます。

血行不良により緊張状態となった目は疲れや痛みを引き起こします。目の疲れや眉間の痛みを感じた場合は攅竹を押すと良いでしょう。人差し指の腹で眉毛を押し上げるように圧力をかけます。5秒程押し上げてゆっくりと離しましょう。

攅竹は押すだけではなく小さな円を描くようにマッサージを行うことも効果的です。

眼精疲労や頭痛がある場合、攅竹を押すと痛いと感じることがあります。また、過度の力で押したり長時間押したりすることで痛みを引き起こしている可能性もあります。

魚腰は眼球の近くにあるツボです。眉毛を魚に例えると腰のあたりにあるツボのため魚腰という名前が付けられました。

魚腰は眉毛の中央のやや下にあるツボです。眉毛と眼球の間のくぼみに位置しています。

魚腰も攅竹同様、眼精疲労に効果を期待できるツボです。目の筋肉に栄養を送る眼窩下動脈が通っています。魚腰を押して血行不良を改善することで、筋肉に酸素が行き渡り、目の疲れや眉間の痛みを改善することができます。

目の疲れを感じた時やまぶたが痙攣している時は魚腰を押してみましょう。目の周りの筋肉の緊張や凝りをほぐすことができます。人差し指の腹を魚腰に当てて眉毛を押し上げるように圧力をかけます。5秒程押し上げてゆっくりと離しましょう。

魚腰は眼球の近くにあります。眼球を押さないように注意しましょう。

印堂や攅竹と同様に押す際の力加減や時間により痛みが出ている可能性があります。また、眼球を押した場合も痛みが出ます。眼球を押さないように場所を確認しましょう。

眼精疲労を解消するためには攅竹（さんちく）や魚腰（ぎょよう）など眉間周辺のツボを押しましょう。そのほか、ホットタオルなどで目を温めたり、目の周りを優しくマッサージしたりすることも、筋肉の凝りが改善するためおすすめです。

眼精疲労には眉間付近のツボを押すことが効果的です。目の周りの筋肉の凝りが和らぐため、目の疲れや眉間の痛みを改善できるほか、眼精疲労からくる肩こりや頭痛の改善にもつながります。この記事で紹介した眉間周辺のツボを押して眼精疲労を改善しましょう。

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