【簡単】肩甲下筋をほぐすストレッチ|四十肩・五十肩に効果的!緩める効果も

肩甲下筋(けんこうかきん)は肩にあるインナーマッスルの1つです。肩甲下筋が硬いと、肩こりや五十肩を発症しやすくなるので注意が必要です。この記事では、肩甲下筋のほぐし方を【ツボ押しマッサージ・筋膜リリース・ストレッチ】などに分けて紹介します。肩甲下筋をほぐすストレッチの効果や硬い時のデメリットも紹介するので、参考にして下さい。

専門家監修 |看護師 小川真由美先生
東京整体学院いろは学舎」講師。看護師として20年以上総合病院に勤務し、現在はHCUで働いています。興味があった整体を5年前より習い始め、...
東京整体学院いろは学舎」講師。看護師として20年以上総合病院に勤務し、現在はHCUで働いています。興味があった整体を5年前より習い始め、看護師の傍らカイロプラクティスとストレッチを組み合わせて全身矯正を行う「カイロサロンみなと」を経営。小顔、ハーブピーリングも学び、フェイシャルも施術しています。

目次

  1. 肩甲下筋はどこの筋肉?役割は?
  2. 腕と鎖骨の間にある筋肉
  3. 肩を内側にねじる役割がある
  4. 肩甲下筋をほぐすストレッチ5選
  5. 肩甲下筋のほぐし方①肩甲骨の裏はがしストレッチ
  6. ①背筋を伸ばして立ち、左腕を背中にまわす
  7. ②左肩の凝りを感じる部分に右手の4本の指をあてる
  8. ③首を横に倒して腕を前後に揺らす
  9. ④約30秒間行う
  10. 肩甲下筋のほぐし方②腕をねじって上げるストレッチ
  11. ①肘を伸ばして腕を前に出す
  12. ②腕を内側にひねって両手を組む
  13. ③そのまま腕を上げる
  14. ④体を横に倒して10〜20秒間キープする
  15. ⑤反対側も同様に行う
  16. 肩甲下筋のほぐし方③タオルを使うストレッチ
  17. ①背筋を伸ばして立つ
  18. ②タオルの両端を背中の後ろで持つ
  19. ③タオルを上下にピンと張り、上に持ち上げる
  20. ④腕の上下を替えて同様に行う
  21. 肩甲下筋のほぐし方④テニスボールを使った筋膜リリース
  22. ①仰向けになる
  23. ②両膝でマッサージボールか巻いたタオルを挟む
  24. ③肩甲骨の下にテニスボールを置く
  25. ④両腕を上に伸ばし、上下に動かす
  26. 肩甲下筋のほぐし方⑤ツボ押しマッサージ
  27. ①中指を肩貞(けんてい)に当てる
  28. ②3~5秒間指圧する
  29. 肩甲下筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?
  30. 肩甲下筋をほぐす効果
  31. 肩甲下筋が硬い時のデメリット

肩甲下筋はどこの筋肉?役割は?

肩甲下筋は、肩甲骨や肩周りの神経との関わりが深い筋肉とされています。ますは、肩甲下筋の場所や役割をくわしく解説します。

腕と鎖骨の間にある筋肉

肩甲下筋は、腕と鎖骨の間にある筋肉で、ローテーターカフと呼ばれるインナーマッスルの1つです(※1)。神経支配は肩甲下神経で、小円筋や棘上筋、棘下筋と一緒に肩甲骨を支えています。肩甲下筋は肩甲骨の裏側で肋骨の間にあり、上腕骨とつながっています。

ローテーターカフのなかでも体の奥の方に位置している筋肉です。

肩を内側にねじる役割がある

肩甲下筋は、主に肩を内側にねじる役割があります。このほかにも、腕を下げる内転や腕を上げる外転、関節を伸ばす伸展などの動作をサポートする役割もあるといわれています。たとえば、ボールを投げたり、ラケットを振ったりする動作で働く筋肉です。

肩甲下筋をほぐすストレッチ5選

肩甲下筋をほぐして柔らかくするストレッチを5つ紹介します。簡単にできるストレッチなので、定期的に行って肩甲下筋が硬くなるのを防ぎましょう。

肩甲下筋のほぐし方①肩甲骨の裏はがしストレッチ

肩甲下筋をほぐす効果が期待できる簡単なストレッチの1つが、肩甲骨の裏はがしです。立ち姿勢での方法を紹介しますが、座った姿勢でも行なえます。

肩甲下筋は肩甲骨の裏にあるため、肩甲骨の裏はがしストレッチを行うことで、肩甲下筋を浮き立たせてほぐしやすくなります。

①背筋を伸ばして立ち、左腕を背中にまわす

肩幅に足を開き、背筋を伸ばして立ちます。左腕を背中にまわしましょう。

②左肩の凝りを感じる部分に右手の4本の指をあてる

左肩の凝りを感じる部分に右手の4本の指をあてます。

③首を横に倒して腕を前後に揺らす

首を横に倒して、腕を前後に揺らします。気持ちいいと感じるくらいに動かしましょう。

④約30秒間行う

同じ動作を左右30秒間行います。

肩甲下筋のほぐし方②腕をねじって上げるストレッチ

腕をねじって上げるストレッチも、肩甲下筋をほぐす効果を期待できる簡単なストレッチです。

①肘を伸ばして腕を前に出す

足を肩幅に開いて立ち、肘を伸ばします。腕を前に出しましょう。

②腕を内側にひねって両手を組む

前に出した腕を内側にひねって、両手を組みます。

③そのまま腕を上げる

両手を組んだまま腕を上げます。

④体を横に倒して10〜20秒間キープする

体を横に倒して10〜20秒間キープします。脇が伸びている側が痛気持ちいいと思う程度に伸ばしましょう。

⑤反対側も同様に行う

反対側も同様に行います。

肩甲下筋のほぐし方③タオルを使うストレッチ

タオルを使って肩甲下筋を緩めるストレッチを紹介します。こちらも、立ち姿勢でも座ったままでも行えるストレッチです。

①背筋を伸ばして立つ

タオルを持ち、背筋を伸ばして立ちます。

②タオルの両端を背中の後ろで持つ

タオルの両端を背中の後ろで持ちます。

③タオルを上下にピンと張り、上に持ち上げる

タオルを上下にピンと張り、上に持ち上げます。下になる腕や肩の力を抜いてリラックスさせることで、肩甲下筋のストレッチ効果が高まります。肩甲骨の裏まで伸びるため、肩全体の血行がよくなり、肩こりの改善効果も期待できます。

④腕の上下を替えて同様に行う

腕の上下を替えて同様の動作を行います。

肩甲下筋のほぐし方④テニスボールを使った筋膜リリース

肩甲骨周りの筋膜リリースを行うことで、肩甲下筋の凝りをほぐして柔軟にする効果が期待できます。ここでは、テニスボールを使って行う簡単な筋膜リリース方法を紹介します。テニスボールを2個つなげたものと、マッサージボールもしくはタオルを用意してください。

①仰向けになる

ヨガマットの上に仰向けになります。

②両膝でマッサージボールか巻いたタオルを挟む

マッサージボールもしくは巻いたタオルを両膝で挟みます。

③肩甲骨の下にテニスボールを置く

肩甲骨の下にテニスボールを置きます。

④両腕を上に伸ばし、上下に動かす

両腕を上に伸ばし、上下に動かします。テニスボールに体重をかけて、ゆっくり呼吸をしながら行いましょう。

肩甲下筋のほぐし方⑤ツボ押しマッサージ

肩甲下筋を柔らかくする方法の1つが、ツボ押しマッサージです。「肩貞(けんてい)」というツボを押すことで、肩甲下筋の凝りを緩め、柔軟にする効果が期待できます。そのほか、肩こりや五十肩、頭痛、腕のリウマチの改善などの効果も期待できます。

①中指を肩貞(けんてい)に当てる

脇の下に手を入れ、中指を肩貞(けんてい)に当てます。肩貞は肩甲骨の外側の、脇の下のしわから親指1本分上にいったところにあります。

②3~5秒間指圧する

痛気持ちいいくらいの強さで、3~5秒間肩貞(けんてい)を指圧します。3~5秒の指圧を1セットとし、複数回行いましょう。

五十肩・肩こりや巻き肩の改善には肩貞(けんてい)のツボが効果的!位置や押し方も解説

肩甲下筋をほぐす効果はある?硬いとどうなる?

肩甲下筋が硬い主な原因は運動不足や悪い姿勢です。運動不足で筋肉を使わない状況が続くと、柔軟性がなくなることがあります。猫背や巻き肩のような悪い姿勢がクセになっている場合には、背中から肩の血行が悪くなって凝りやすくなるのです。

また、デスクワークで長時間マウス操作を行っていると、肩甲下筋がこわばって硬くなる可能性があります。では、肩甲下筋をほぐす効果にはどのようなものがあるのでしょうか。硬いときのデメリットと合わせて解説します。

小川真由美先生

看護師

肩甲下筋は激しい動きでも肩の関節が外れないようにしっかり固定し、腕を内側に回すときに活躍します。肩甲下筋が硬くなると他の筋肉にも影響を及ぼし、肩の動きが悪くなってしまいます。

肩甲下筋をほぐす効果

・姿勢改善
・肩こり改善
・パフォーマンス向上
・五十肩の予防

硬い肩甲下筋を緩めると、肩こりや姿勢の改善効果を期待できます。ほかには、肩甲下筋は腕を振る動作に関与しているため、リハビリ・ストレッチで肩甲下筋をほぐすことで野球やテニス、バレーボールなどのスポーツパフォーマンスの向上にもつながります。

日頃から肩甲下筋の柔軟性の維持を心がけることで、四十肩や五十肩の予防もできるでしょう。

小川真由美先生

看護師

パソコンのマウス作業やスマートフォンを見続けることで肩甲下筋が硬くなってしまいます。硬さから始まり、腕が上がらない四十肩、五十肩になる方もいます。四十肩、五十肩は動きに制限がでてしまうだけではなく痛みも伴います。日頃からストレッチや運動を心がけることが大事です。

肩甲下筋が硬い時のデメリット

・巻き肩になりやすい
・五十肩
・肩こり
・肩の後ろに痛みが出る

肩甲下筋が硬いときは、巻き肩や肩こりになりやすいといわれています。巻き肩は肩甲下筋が硬くなる原因でもありますが、肩甲下筋が硬いことで巻き肩になることもあるのです。

また、肩の内転や外転などの役割がある肩甲下筋が硬くなることで、肩こりや五十肩を引き起こしたり、肩の後ろに痛みが出たりする可能性もあります。

肩甲下筋をほぐして柔らかくしよう

肩甲下神経に関わる肩甲下筋が硬くなると、五十肩や肩こり、巻き肩など肩まわりの不調を引き起こしやすくなります。肩や肩甲骨周辺に不調を感じたら、簡単にできるストレッチやツボ押しで肩甲下筋をほぐして柔らかくしましょう。

小川真由美先生

看護師

スポーツのパフォーマンスの低下や肩周囲の動きの悪さ、肩こりの原因は肩甲下筋の硬さからきているかもしれません。自分で判断できないときは専門の方に早めに診てもらったほうがよいでしょう。

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