商陽(しょうよう)のツボの場所はどこ?位置や効能・押し方を解説!
商陽 (しょうよう)は自律神経を整える効果が期待できるとして知られているツボです。この記事では、商陽の場所・見つけ方や押し方、商陽を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、商陽を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『商陽(しょうよう)』の効果とは?
東洋医学ではすべてのものを五行(木・火・土・金・水)に分ける考え方があり、そのうちの五音(角・徴・宮・商・羽)で「商」は金に属します。
そして「陽」は6つある陽の経脈(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)に属すツボであることを表し、商陽が含まれる陽経の大腸も五行の金に属します。
五行論における商と陽経の大腸は、どちらも「金」に属することから「商陽」と名づけられたといわれているのです。では、商陽のツボには、どのような効果があるのでしょうか。
金山真伊先生
鍼灸師
商陽は手の陽明大腸系という経脈の始まりのツボで、親指の端にある手の太陰肺経の終わりのツボ「少商」からつながります。陰の「少商」と陽の「商陽」という表裏の関係にあります。どちらも「井穴」という経気が湧き出る重要なツボとされています。
胃腸の働きに効果的
商陽のツボは、胃腸の働きを整えることや、発熱を伴う下痢などに特に効果的です。また、その他にも以下のような効果が期待できます。
・食べすぎ/飲みすぎ
・めまいから来る吐き気
・ストレス
・咽頭痛
・歯の痛み
・口喝
・目の疲れ
・耳鳴り
・扁桃腺炎
商陽が属する大腸経は、商陽で始まり、腕を上がって目の下にある迎香(げいこう)というツボまで繋がっています。そして、この迎香の少し上にある承泣(しょうきゅう)で胃の経絡と交わり、肺や胃、大腸の方へ行くと考えられています。
そのため、商陽のツボには、大腸経や胃経の経絡上にある、胃や目、のどなどの不調に効果があるといわれているのです。
商陽(しょうよう)のツボの場所は?
商陽は簡単に見つけられる位置にあります。その場所と探し方を解説していきます。
商陽の位置は「人差し指」
商陽がある場所は、人差し指に位置し左右両方ともに存在しているツボで、人差し指の親指側で爪の根本から3mmほど下にあります。
商陽の見つけ方
商陽の見つけ方は、人差し指の爪の付け根の親指寄りの角で、押すと少しくぼむ場所です。押すことで少しくぼむため、簡単に見つけられるでしょう。
商陽(しょうよう)のツボの押し方は?
商陽のツボの押し方を解説していきます。少しの時間で手軽に行える押し方のため、試してみましょう。
- 右手の商陽の位置を確認する
- 左手の親指と人差し指で爪の両端をもつ
- 5~10秒かけてじっくりと圧をかけ
- 左右5回ずつ行う
商陽を押すときは、深呼吸をしながら痛気持ちいい程度の押し具合でじっくりと押すのがコツです。ツボに対して垂直方向へとゆっくりと押すことで、より深部へと押す力が伝わります。
ツボを強く押しすぎると痛みが強くなってしまうことがあるため、気持ちよさを感じる強さで押すことが大事です。
金山真伊先生
鍼灸師
商陽のほかにも手足の指先には経気(経絡を流れるエネルギー)が湧き出る「井穴」がたくさんあります。指の爪付近にあることが多いので、ほかの指も同じように押すことでより血の巡りを促すことができます。
商陽(しょうよう)を押すと痛い原因は?
商陽を押すと痛いと感じる人も少なくありません。なぜ痛いと感じるのかその原因を解説していきます。
爪周囲炎や陥入爪の可能性も
商陽を押して痛みを感じる原因は、爪やその周囲に炎症が生じていることが考えられます。この場合には、赤みや腫れ、出血などがみられることもあります。商陽を押して痛いときの具体的な原因としては、以下のとおりです。
- 爪周囲炎
- 陥入爪
- 爪下出血
- グロムス腫瘍
いずれの原因もどの指にでも起こる可能性がありますが、爪周囲炎は他の指に比べて人差し指に多くみられるとされています。押すことで痛いと感じる場合、爪の変色や爪周囲の腫れが起きている可能性があります。
爪周囲炎は、家事や仕事で水を触る機会が多い人に発症しやすく、ささくれや傷などから細菌が侵入してしまうことで、炎症を起こしたり化膿したりすることがあるのです。
陥入爪は、深爪や爪を短く維持する必要のある人に多いとされ、短すぎる爪が皮膚に食い込んで痛みとなります。
病院は何科で受診すべき?行く目安は?
爪を押して痛みがあるときは、皮膚科か整形外科、形成外科を受診しましょう。2~3日経過しても痛みが治まらない、状態が悪化しているといった場合が受診の目安となります。
- 2~3日経っても痛みが治まらない
- 爪の中や周囲の皮膚に異常がある
- 人差し指をぶつけた
- 腫れがある
放置することで、痛みが続いたり、爪が変形したりしてしまうことがあります。自分で処置をすると、細菌が入って悪化する恐れもあるため、上記のような症状がある場合には、早めに病院を受診しましょう。
商陽(しょうよう)のツボで胃腸の不調を改善しよう
商陽(しょうよう)は、下痢や吐き気といった胃腸の調子がすぐれない人におすすめのツボです。食べ過ぎてしまったときなどに商陽を押すことで、吐き気等の緩和が期待できます。商陽のツボ押しをして、胃腸の不調を改善しましょう。
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