下関(げかん)のツボは歯痛・顎関節症や顔の筋肉に効く!位置や効果を解説!
「下関 (げかん)」は「顎関節症の症状を和らげる」として知られているツボです。この記事では、下関の場所・見つけ方や押し方、下関を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、下関を押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。
目次
ツボ『下関(げかん)』の効果とは?
下関(げかん)は東洋医学の「足の陽明胃経」に属するツボです。「下関」という名前はツボが位置する場所に由来しており、『下』は下方、『関』は機関を意味します。
下関は上顎骨と下顎骨の連結点の下方にあり、下顎骨を動かす機関であることから「下関」と名付けられました。
顎関節症に効果的
下関は「顎関節症」の改善に効果的なツボです。顎関節症は咀嚼筋の炎症が原因とされ、口が開けにくい・顎の筋肉が痛いなどの症状があります。
下関は咀嚼筋である咬筋の起始部付近にあるツボです。下関を刺激すると咬筋の動きがスムーズになり、顎関節症の症状が和らぎます。その他、下関を刺激して改善効果が期待できる症状は以下の通りです。
・三叉神経痛
・耳鳴り
・歯の痛み
・顔のたるみ・むくみ
・ニキビ/吹き出物
下関は三叉神経の第2枝・第3枝の経絡上にあるツボです。特に、第2枝の上顎神経領域(下まぶたから頬・上唇・上の歯茎)に痛みがある場合、症状の改善効果が期待されます。
「耳鳴り」は三叉神経と顎関節症が関係していることが多く、どちらにも作用する下関は耳鳴りの改善が期待できます。
また、下関が属する「足の陽明胃経」は歯肉との関りが深いため、下関を刺激して胃経の経絡の流れを整えると歯や歯肉の痛みが和らぐのです。
ただし、虫歯や歯槽膿漏などが治るわけではありません。歯医者を受診するまでの間、一時的に痛みを抑える処置として下関のツボを使ってください。
さらに、下関は顔の血流・皮脂腺・汗腺を活発化させ、美容効果も期待されているツボです。
松谷綾奈先生
鍼灸師
顎関節症の原因としては歯の食いしばりや噛みしめ、歯ぎしりやストレスなどが考えられています。下関は、咬筋の動きを促進するために顎関節症状の緩和が期待できます。また、鍼麻酔でも使われるツボなので痛みを抑える効果が強く、歯や歯茎の痛みを素早く緩和できます。
下関(げかん)のツボの場所は?
下関(げかん)のツボはどこにあるのでしょうか。顎関節症や三叉神経痛の症状がある人は、下関の場所を覚えておくと便利です。それでは、下関の位置と見つけ方を解説します。
下関の位置は「頬骨と顎の骨がぶつかるところ」
下関は頬骨弓中央の下際陥凹部に位置し、左右対称にあります。下関は頬骨と顎の骨がぶつかる場所にあり、口を開けると骨が動くため見つけやすいでしょう。
下関の見つけ方
下関の見つけ方は、頬骨の下に指を当て耳に向かってなぞっていきます。頬骨と顎の骨がぶつかる場所にくぼみがあるのがわかるでしょう。
わかりにくい場合には、指を当てながら口を開け閉めします。口を閉じているときにはくぼみ、口を開けると骨がボコっと盛り上がる場所が下関です。
下関(げかん)のツボの押し方は?
下関(げかん)のツボは、セルフケアがしやすいツボです。顎関節症や三叉神経痛の痛みがつらいときに押してみましょう。
- 左右の下関に指を当てる
- 5秒ほど押してゆっくり離す
- 3~5回繰り返す
下関のツボを押すときには、呼吸を意識しましょう。押している間はゆっくり息を吐き、指を離すときに息を吸います。
押して痛みがある場合には、下関のツボを優しく触るだけでもつらい症状が和らぐでしょう。
下関(げかん)を押すと痛い原因は?
下関(げかん)のツボを押して「痛い」と感じるのは、該当する器官に不調を抱えていることが考えられます。
顎関節症や三叉神経痛、歯の痛みなどの症状がある場合に「痛い」と感じます。また、血行が悪く顔がむくんでいるときにも痛みを感じるでしょう。
押し方や病気が原因の可能性も
下関を押して「痛い」と感じるのは、以下のことが原因となっている場合もあります。
- 押す力が強い
- 急性鼻炎
- 急性副鼻腔炎
- 上顎洞がん
下関のツボを押す力が強い場合、痛みを感じます。痛みを感じるほどの強い刺激は逆効果です。下関を押すときには「痛いけれど気持ちがいい」強さを意識しましょう。
風邪からの急性鼻炎や急性副鼻腔炎も、痛みを感じる原因です。また、上顎洞がんなどの重い病気が原因の恐れもあります。
慢性的に鼻水が詰まっている、痛みが強くなったなど症状の悪化が見られた場合には、早めの受診をおすすめします。
病院は何科で受診すべき?行く目安は?
「何科を受診するの?」「病院へ行く目安は?」という疑問から、病院へ行くべきか悩む人は多くいるでしょう。
頬骨に痛みがあるときは「耳鼻咽喉科」を受診します。必要に応じて、レントゲンや内視鏡検査、血液検査など痛みの原因を特定する検査を行います。病院へ行く目安は以下の通りです。
- 慢性的な鼻づまり
- 鼻水に血が混じることが増える
- 頬骨の痛みが強い
- 高熱が出る
重い病気が原因の場合、悪化するだけではなく命にかかわる恐れがあります。特に、初期の上顎洞がんは痛みを感じません。がんが大きくなると上顎洞を圧迫するため痛みを感じます。
気になる症状があらわれたときには、痛みを我慢せず必ず耳鼻咽喉科を受診してください。
下関(げかん)のツボで顎関節症の症状を和らげよう!
下関(げかん)のツボは顎関節症の改善に効果が期待されています。口を開けづらい・顎の筋肉が痛いなどの症状に困ったときには、下関のツボを刺激してつらい症状を和らげましょう。
松谷綾奈先生
鍼灸師
下関は顔の血流を促す効果もあり、ほうれい線や顔のたるみ・むくみにも効果的といわれています。朝の洗顔時などに一緒に刺激してあげるのがおすすめです!
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