和髎(わりょう)のツボが外耳炎や更年期頭痛に効く!突発性難聴にも効果的!

「和髎 (わりょう)」は眼精疲労に良いとして知られているツボです。この記事では、和髎の場所・見つけ方や押し方、和髎を刺激することで得られる効果・効能等を解説しています。また、和髎(わりょう)のツボを押すと痛い原因・理由についても紹介しているので参考にしてください。

専門家監修 |鍼灸師 横内稚乃先生
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兵庫県出身。明治鍼灸大学(現在「明治国際医療大学」)卒業。鍼灸師柔道整復師、整体師。2004年に大阪府茨木市で「Access Health &...
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兵庫県出身。明治鍼灸大学(現在「明治国際医療大学」)卒業。鍼灸師柔道整復師、整体師。2004年に大阪府茨木市で「Access Health & Beauty稚乃針灸整骨院」を開業し現在に至る。美容鍼灸や小顔矯正、骨盤矯正などの施術が人気の美容専門の鍼灸整骨院で、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌などの多数のメディアに取り上げられている。2021年に電子書籍「美容鍼灸師が教える1分小顔ツボ:すき間時間にできる、小顔テク (キレイ綺麗出版) Kindle版」を出版。【その他の所有資格】メンタル心理カウンセラー、エステティシャン、ブライダルプランナー、整理収納アドバイザー、料理教室の開業権

目次

  1. ツボ『和髎(わりょう)』の効果とは?
  2. 眼精疲労に効果的
  3. 和髎(わりょう)のツボの場所は?
  4. 和髎の位置は「耳の付け根」
  5. 和髎の見つけ方
  6. 和髎(わりょう)のツボの押し方は?
  7. 和髎(わりょう)を押すと痛い原因は?
  8. 眼精疲労やストレスの可能性も
  9. 病院は何科で受診すべき?行く目安は?

ツボ『和髎(わりょう)』の効果とは?

古くから東洋医学では、和髎(わりょう)の「和」は正常を意味し、「髎」は骨の隙間のかんぼつした部分を指します。

「耳和すれば即ちよく五音を聴く、口和すれば即ちよく五味を知る、鼻和すれば即ちよく香臭を知る、目和すれば即ちよく五色を視る」といわれ、和髎のツボを押すと目、鼻、耳、口の不調が和らぎ、骨の隙間にある事から「和髎」と名付けられました。

眼精疲労に効果的

和髎(わりょう)のツボは、頭痛や眼精疲労に効果的です。その他にも下記の症状に効果が期待できます。

・片頭痛
・耳鳴り
・かすみ目
・肩こり
・顔のむくみ
・口のゆがみ
・三叉神経痛

和髎(わりょう)の下には、表情筋を動かす役目を担っている顔面神経が通ります。ツボを押すことで、緊張した表情筋が緩み頭痛や眼精疲労などの顔面の不調に効果を発揮するのです。

横内稚乃先生

鍼灸師

頭痛や眼精疲労がある時は照明を暗くし、無音の状態で和髎のツボを押すと症状が和らぎやすくなります。明る過ぎる照明や大音量の音楽などは顔の表情筋が緊張し、耳の血流が悪化しやすくなるのです。安静にできる環境を整えることで、ツボを押した時に頭痛や眼精疲労が改善しやすくなります。

和髎(わりょう)のツボの場所は?

和髎(わりょう)のツボは顔にあり、耳の前にある経穴です。見つけやすい場所に位置していて、頭痛や目の疲れなど不調を感じた時にすぐに押せるので、覚えておくと便利でしょう。和髎の位置と見つけ方を解説します。

和髎の位置は「耳の付け根」

和髎は耳の付け根ともみあげの間に位置するツボです。少しくぼんだ場所にあります。

和髎の見つけ方

和髎の見つけ方のポイントは脈を感じる所です。耳の付け根のくぼんだ所に人指し指または中指で優しく触れます。数秒キープしながら指をわずかに移動させて、一番脈を感じる所が和髎のツボです。

和髎(わりょう)のツボの押し方は?

和髎(わりょう)のツボの押し方を紹介します。仕事や家事の合間にリフレッシュしたいときにもおすすめです。顔に位置しているので、スキンケアの際に取り入れるのもよいでしょう。

和髎(わりょう)の押し方
  1. 人差し指または中指をツボにあてる
  2. ゆっくり垂直に押す
  3. 3~8秒キープしてゆっくり力を抜く
  4. 1~3を4.5回繰り返す

痛気持ち良い強さで、鋭く垂直に押すのがポイントです。少し押しただけでも痛い場合は、指の腹で優しく抑え、クルクルと小さな円を描くようにゆっくりとほぐします。

横内稚乃先生

鍼灸師

スキンケア時には化粧水や乳液でしっかり保湿してからが良いです。指の腹でツボ押しすると皮膚の水分が蒸発しやすくなり、接触性皮膚炎になることも考えられるからです。時間があまりない時は湯船で十分に温まり、リラックスしている入浴後のツボ押しが頭痛や眼精疲労の解消には効果的です。

和髎(わりょう)を押すと痛い原因は?

一般的にツボを押して痛い時は、該当する器官の不調のサインです。ツボは神経を通り、全身の様々な部位や内臓とつながっています。和髎を押すと痛い時は、関係する器官に不調がある可能性があるほか、表情筋の緊張や血行不良で痛い場合もあります。

眼精疲労やストレスの可能性も

和髎を押して痛い時の原因は、以下の可能性があります。

和髎を押すと痛い原因
  • 目の疲れ
  • ストレス
  • 頭部のコリ
  • 肩こり
  • 三叉神経痛
  • 顔のゆがみ

目、鼻、耳、口に関わる経穴である和髎は、顔のさまざまな場所の症状が原因として考えられます。顎関節付近で、口を開けた時によく動く場所でもあり、顔のゆがみなどで表情筋がこり固まっている場合も、痛みが出ることがあるのです。

ストレスや頭や肩などにコリがある時や、三叉神経痛などの症状でも和髎を押して痛い場合があります。

横内稚乃先生

鍼灸師

ツボを押して痛い場合はストレスの原因を考えてストレスを減らしましょう。人間関係がストレスになっている時は苦手な人と距離を置くことで気持ちが落ち着きやすいです。仕事のプレッシャーがある時は他の人に手伝ってもらう、得意なことから着手するなど余裕を持った行動が大切です。

病院は何科で受診すべき?行く目安は?

和髎を押して痛い時は、病院は何科を受診すべきでしょうか。行く目安もあわせて参考にしてください。

病院受診の目安
  • 痛みが改善されない
  • 常に痛みを感じる
  • 腕や足にしびれを併発している
  • ろれつが回らない

和髎を押しても痛みが全く緩和されない、他の部位にも痛みや不調が現れている場合、病院での治療が必要な疾患が潜んでいる場合があります。頭痛や耳鳴り、ストレスなど原因がはっきりしている場合は耳鼻咽喉科や心療内科など症状に合わせた病院を受診しましょう。

なお、和髎は顔のさまざまな部位と関わりのあるので、原因が分からず何科が良いか判断に困る場合はかかりつけ医や内科を受診するのがよいでしょう。

和髎(わりょう)のツボで目の疲れを和らげよう

和髎(わりょう)は頭痛や眼精疲労、顔のゆがみなど顔のあらゆる不調に効果的なツボです。分かりやすい場所に位置しているので、仕事や家事の合間に手軽に押すことができます。顔のむくみにも効くので是非、和髎(わりょう)の場所を覚えて活用してください。

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