冷え性に効くツボ5選!原因やその他の改善法・体を温める方法も解説
冷え性を改善するツボを知っていますか?今回は、冷え性に効くツボを5つ紹介します。詳しい場所や効果、押し方を解説するので、冷えの症状にお困りの人は試してみましょう。冷え性の原因や、その他の治し方も紹介するので参考にしてみてください。
目次
冷え性を改善するツボは?
夏でも冷たい飲み物や食べ物、冷房などで寒い時がありませんか。部分的に寒く感じる冷え性に悩む人は多くいます。芯から体を温める方法として、簡単なツボ押しがおすすめです。
ここでは、体を温めるツボを紹介します。ツボはエネルギーの通り道と言われ、刺激すると血流が良くなります。冷え性の改善に役立てましょう。
冷え性に効くツボ5選!
東洋医学では「冷え」はさまざまな病気を引き起こす前兆で、未病と捉えています。手が冷たいだけでも放っておかないで、冷え対策を始めましょう。
冷え性の改善におすすめのツボを5つ紹介します。ツボは痛いと感じるくらい押す方が効果があると思っていませんか。気持ちいいと感じる程度でほぐすように押すのが、正しいやり方です。お灸や鍼灸でツボに刺激を与えるのも、おすすめです。
田中明緒先生
鍼灸師
東洋医学で冷えは気や血が不足していたり、血液の巡りが悪くなっていたり、身体を温める陽気(エネルギー)の源である腎が弱っていると起こるといわれます。血液の巡りを良くし、気や血を補ったり腎を整えたりするツボで冷えを改善していきましょう。
①三陰交(さんいんこう)
冷え性に効くツボの1つ目は、三陰交です。内くるぶしの頂点から親指を除く指3~4本上の高さ(5cmほど)のところにあります。骨の際にあるツボです。下半身の冷えやむくみ、生理不順などの改善に効果が期待できます。
親指をツボに当て、他の指は脛をつかみます。ツボを奥まで押し込み、5秒ほど刺激しましょう。手足の冷えには、手湯や足湯のほうが即効性があります。しかし、簡単なツボ押しなら外出先でも血行を促し、冷え対策ができます。
田中明緒先生
鍼灸師
【三陰交】は特に身体の隅々まで血が行き渡らず手足の末端まで冷えてしまう血行不良タイプの冷え性の方に効果的なツボです。三陰交を少し熱めのシャワーで温めてあげたり、入浴中にツボをマッサージしてあげましょう。
②太衝(たいしょう)
太衝も、冷え性に効くツボです。足の親指と人差し指の間の付け根の位置にあります。太衝を刺激すると自律神経の働きを整うため、血流が良くなります。自律神経失調症・ストレス・頭痛を和らげ、健康維持にも効果的なツボです。
③湧泉(ゆうせん)
冷え性を改善するツボには、湧泉もあります。足裏の土踏まずからやや上の中央に位置し、足の指を曲げたときに凹む場所が湧泉です。親指をツボに当て、痛くなるまで押し続けましょう。
湧泉のツボは、血行を促進する効果が期待できます。足の冷え性やむくみの改善、筋肉疲労の回復に役立ちます。
田中明緒先生
鍼灸師
「押せば命の泉湧く」ともいわれる元気のツボで、あっという間に血の巡りが良くなり、血行促進してくれるため冷え改善にぴったりです。足の裏と手のひらを合わせてこすってから湧泉を約3秒間、親指を重ねて押すを数回繰り返します。さらには湯船で温めながらマッサージすると効果的です。
④肺(はい)
耳ツボの肺も、冷え性の改善に効果的です。肺のツボは、耳の穴の外側のくぼみにあります。人差し指の腹で、左右同時に、3秒間押したり離したりを10回繰り返します 冷房などで冷えた室内に長時間いるときは、簡単なツボ押しで冷え対策しましょう。
⑤中脘(ちゅうかん)
冷え性を改善するツボには、中脘もあります。へそとみぞおちの間にあるツボで、お腹の冷えに効果的です。お腹が温まると全身の血流が良くなり、代謝が改善されます。適正体重をキープしやすくなったり、疲れにくくなったりする効果も期待できます。
体温が上がり、ウイルスや病原菌への抵抗力や免疫力が高まる効果もあると言われているツボです。女性は生理や出産で貧血になりやすい時期があります。血行不良は冷えを招くため、生理前後や出産後は中脘を刺激して冷えに備えましょう。
田中明緒先生
鍼灸師
夏でも冷え性で悩む方は増えてきました。なるべく内臓から温めてあげると全身への血流もよくなるので、冷え性を治したい方は意識して食べ物や飲み物も温かいものを摂取しましょう。冬本番への備えにもなります。紹介されているツボは自分でやりやすい場所なので実践してください!
冷え性の原因は?
「冷えは万病の元」と言われるほど、冷え性は健康と美容の大敵です。続いては、冷え性の原因を紹介します。
ホルモンバランスの乱れ
冷え症の原因は、ホルモンバランスの乱れです。思春期、妊娠、出産、更年期などホルモンバランスが乱れる時期は、自律神経も不調気味になります。
自律神経とは、人間の体が正常な状態を保てるように体温などを調節する神経のことです。血管を拡張・収縮させて体温調節する自律神経がうまく働かないために、血流が悪くなり、冷え性が助長されるのです。
生理不順や顔面のほてり、周期的頭痛、汗をかきやすいなどの症状も現れます。冷えのぼせと言われる、冷えとほてりの両方の症状が出ることも多くあります。
低血圧
低血圧も、冷え性の原因です。低血圧の人は心臓のポンプの力が弱く血液が手足の先までなかなか届いていないため、手足が冷えています。東洋医学における「於血」(ドロドロ血)の症状がある場合も毛細血管まで血流が届かず、冷えが起こる場合があると言われています。
貧血
冷え症の原因には、貧血もあります。貧血は、血液中の赤血球が少ない状態のことです。赤血球は酸素を運搬する役目を担っています。
赤血球が少ない血液は酸素を運搬する力が無く、全身の細胞に酸素が行き渡りにくくなります。そのため、細胞で熱を生み出す力が弱くなり、血行不良による冷えという症状を起こしてしまうのです。
自律神経失調症
自律神経失調症も、冷え性の原因になります。自律神経は、内臓や体温などの機能を正常にコントロールするために働いているものです。しかし、疲労や睡眠不足、ストレスなどがあると、自律神経に負担がかかり、体温調節がうまくいかなくなることがあります。
夏でも冷えを感じるのは、自律神経のバランスが乱れたことが原因です。血管を拡張・収縮させる自律神経が正常に機能しなくなるため血流が悪くなり、冷えの症状が起こるのです。
ストレスで交感神経が過剰に優位になり、自律神経失調症になることもあります。血管が収縮して血行が悪くなり、血液(熱)が体の末端まで届きにくくなります。その結果、手や足の先が冷えやすくなる末端冷え症が起こるのです。
冷え性のその他の改善方法は?
最近、温活が話題になっています。温活とは、冷え性を改善するために体の内外的にアプローチする健康法です。温活には体を温めるツボを刺激することはもちろん、他の方法もあります。冷え性のその他の改善方法を紹介します。
衣類を工夫する
冷え症の改善方法は、衣類を工夫することです。靴下やスパッツ、パジャマなどはコットンやシルクなど天然素材を使用したものを選びましょう。天然素材の生地は吸湿性に優れているので汗を吸い取りやすく、体が冷たくなるのを防ぎます。
足を温める方法として1番簡単なのは、靴下を履くことです。下半身を温めるには腹巻きやタイツ、レッグウォーマーを活用しましょう。
食事の改善
食事を改善することも、冷え性の人におすすめです。夏は冷たい食べ物や飲み物を選びがちではあるものの、体を冷やしてしまいます。口にするものは常温よりも温かい物を選ぶことを心がけましょう。夏の飲み物は白湯にするなど、簡単な冷え対策が続けやすくておすすめです。
生姜や唐辛子など、体を温める食材を薬味として多めに使うのも、冷え性の改善に効果が期待できます。健康や美容のためにも、冷え対策を実践しましょう。
田中明緒先生
鍼灸師
生の生姜は身体を冷やしますが、乾燥させた生姜は身体を温めます。根菜類をとったり、シナモン、乾燥させた生姜など、身体を温めてくれる食材を積極的にいただいて身体を内側から温めてあげましょう。
歩き方を工夫する
冷え症の改善方法には、歩き方を工夫することもあります。歩幅を大きくして歩くと、股関節が大きく動かされます。リンパの流れが促進され、血流が良くなるからです。速く歩くと心拍数も上がると全身の血行も良くなり、体が温まります。
通勤や通学、買い物など、普段の生活のなかで歩くとき、歩幅とスピードを意識しましょう。簡単で気軽にできる、冷え症の対策です。健康増進にも役立ちます。
半身浴
半身浴も、冷え性の改善方法の1つです。半身浴とは、40℃以下のぬるま湯が入った湯船に下半身だけ長時間ゆっくりと浸かることです。20分以上経つと、汗が出てきます。血行が滞りがちな下半身が集中的に温めると、滞留していた血液が全身に巡り始めます。
冷え性を改善するツボを知っておこう
冷え性の対策は、万病につながる不調を防ぐ健康法です。冷え性を改善するツボを知り、簡単なツボ押しから始めてみましょう。
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